もう何度目だろう
こみ上げた微熱
確かな胸の鼓動
波音しか見えない海へと向かった
感じる心を見るために
もう何度目だろう
変わらない朝
変わらない景色
少しの微笑と少しの ....
ダイアモンドが石ころの様に落ちていたら
美しいと感じて拾い集めただろうか
僕が僕であると感じるは孤独の中だけなのか
君にあこがれる僕は僕のままでいられるのか
学者が残した幸福へ ....
いつからか朝は珈琲を飲むようになった
いつからかとりあえず携帯を覗くようになった
いつからの前は何を飲んで何を見ていたのか
情報が点滅しながら僕を待ち伏せしている
おとしめる誘惑なのか希 ....
3日後に映画を見に行くって話になったんだ
バス停で落ち合うってことに決めたんだ
もうなんだか満たされていく
未来を決めたようで
未来が待っているようで
占い師のそれよりも確か ....
みんな上手に恋してる
「電話しても大丈夫?」って
文字打ちして
お行儀良く左右を確認して
青信号を恋愛進行
みんな画面を覗きこんで
誰とどこでなにしてるって
探してる
....
世間に黙って何度だって
自分を裏切ってきたさ
こんな自分におとぎ話は
降りてこないよね
それでも今度こそはと
つぶやく私はずるいですか
正しき者が悪き者を
いさめると語り ....
昨日まで秘密にしてたこと
秘密が秘密のままでいれなくなった日
僕だけの秘密が二人だけの秘密へと変わっていく
私のどこが好きと尋ねる君
答えを用意できずに「全部」と答える僕
照れな ....
やなことがいくつか続いた
なんだか逃げ出したくなる
逃げる勇気もないけど
今日が終われば違う明日が来る
それも違う気がする
今日は少しいいことがあった
なんだかやり切れた気がす ....
朝のつんとした寒さがゆるみ始めた
それでも毛布に身を包み冬の真似事
冷たい朝が少し恋しくなった
だって、冷たい私の体の中に
柔らかな心の温度を感じれたから
そこに心があるって感じ ....
みんな上手に恋してる
「電話しても大丈夫?」って文字打ちして
お行儀良く左右を確認して青信号を恋愛進行
みんな画面を覗きこんで
誰とどこでなにしてるって探してる
まるで履歴書見 ....
人並みに生きてきたとは思うけど
夢見た未来を歩けてるとは思えなくて
身の丈に合ったものを選んできたけど
いつもどこか他人をうらやんできた
告白もせずに恋の続きを夢見るような
やり場の ....
勇気なのか、神様のいたずらなのか
未来を変えたくなった
誰に言われたのか、いつ信じたのか
未来は一つだけだと思ってた
見えている物はそんなに変わらない
ただスローモーションのよう ....
少し行った所に大きな本屋がある
キャッチ―なお題で
少し濃い目に化粧した本たちが
私は本ですってアイドルの顔して
凛と立ってみたり
人気者のふうで積み上がってみたりする
最近はお洒落な ....
携帯電話と呼ばれた時代
吐息と温もりらしきを混ぜ込んで
声で繋がれることに人々は歓喜した
スマフォと呼ばれる時代
文字と映像だけで繋がる時代へ
創られた吐息に夢中になってる
言 ....
昔の偉い人たちがあるべき姿
幸福について伝えてきたけど
見てごらん今の世の中を
戦争や犯罪
野心や欲望にいまだ満ちてる
知ってて知らないふりばかり
正しさってそんなに辛くて ....
忙しさで自分の事を忘れていた
愛や夢を置き去りにして
進んでいるようで落ちていく今日
延長戦を何度繰り返しても
代わり映えしない日々達が
僕を振り出しへと連れ戻す
あの日こ ....
始めるつもりも見つけたつもりもないけど
治りかけの傷口が開いたような
心地よい揺れに身を委ねていたのに
人波のざわつきとアナウンスで
確かめもせず飛び出した
プラットフォームのような
....
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