綺麗な硝子細工
その美しさに見目奪われ
壊さぬようにそうっと触れる
薄い硝子が何枚も組まれ
シャラシャラと涼しく切ない音を紡ぐ
今度はそのあまりの美しさに
壊したいという衝動に駆られ
....
傷つき 裏切りを受け
沢山の涙を流しながらも歩き
やっと見つけた{ルビ居場所=シアワセ}
でも
{ルビ居場所=ソレ}はすぐに消えた
音もなく 静かに
私の手元から崩れた
神様・・ ....
お腹を空かせた狼がやってくるわ
空腹を満たせるなら
どんなモノでも食べかねない
女性でも男性でも 若くても老けてても
きっと空腹を満たすために食べるに違いない
鋭き牙を隠しながら
子犬 ....
自殺は負け犬のすることだって誰かから聞いた
生きてるだけで本当に勝ってるつもりでいるのか
馬鹿馬鹿しい
苦しいまま
だらだら生きてるくらいなら
死んだ方がずっとまし
死んだら周 ....
迷路みたいだった
真っ暗で
道は限りなく続いて
登りきれそうもない壁は
狭い道を作って
そばにいるのは
死神のような竜のような
ただ黙って私の行く道へと
....
君がくれた
小さな瓶に詰まった星の砂
「願いが叶うんだよv」
そう僕に告げ
無邪気に笑う
「ずっと二人で居れるように」
ほんの少し悲しそうに笑い
小さくつぶやき照れた君
....
誰もいない闇の中で
たった独り
泣き叫んでも
声は届かず
無意味な涙は
やがて枯れ果て
生を感じぬまま
死期を待つ
誰の心にも残らぬ
小さすぎる生き物
気付かれ ....
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