いつくしみ、それから。
海辺に立って眺めると、世のなかのへりが見える。すべてひとはそこから滑り落ちていく。花や木や鳥や雲、それからコカ・コーラやマルボロは落ちていかない。滑り込むのは、僕らの時間ばか ....
川が流れるのを見ていました
夏の暑い日でした

水の少ない川で汚い川でした

ところどころに澱みがあっていろいろな堆積物があり赤くて長細くて銀色の部分が茶褐色に変色してとがっているのはのは ....
降り果てた昨日
いつくしみの跡
アスファルトにておもう
てんてんと
てんてんと

そういえば雲がでていたのです私
秋の空から冬の空にかわるちょうど真ん中の日
雲がでていたのです私
す ....
過ぎ去るものがあって、僕は奏でられているものを聞いている
耳から耳、手から手
それから

夕立に降られそうになって、傘を買った
小さく折りたたまれた傘で、雨が降らなかったので広がることはなか ....
あなたの降る
ひとひらから重ねて
いちにちが実をつける
まっすぐな廊下から壁の掲示物から突き当たりの部屋から放さないでと思うここのこころから

ゆれている

ゆらゆらと
のばしている色 ....
ひとが愛した草花の名前を手帖に書き留めて、日記にしましょう

ああ、憐憫というものは

秋の日の袖口に風があたり空がやたらに高く仰ぎひとがいつまでも遠くにいてぼんやりとした輪郭をにじませている ....
日下日和(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
青い花自由詩805/3/27 21:52
書式自由詩1*04/12/31 2:01
雲雀自由詩504/12/31 2:00
ひとへ自由詩604/12/25 1:50
ひとひらから自由詩404/12/24 1:07
影踏み自由詩1204/12/23 0:18

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