何も遠くじゃない
今も
前も
一秒先も
蚊の鳴く音も
僕らが今生きてる時代は
何をするにも ゆとり がない。
携帯電話なんか持ってると
出るのが当たり前と言われてるようで手が止まる事もあるし
散歩してる時なんかは手ぶらでいたいと思ったりす ....
君が僕を見知ってくれてたから僕の心は輝いている。
君は僕の事をどれだけ知ってるの?
僕の心の数だけ迷いはしないだろうね。
夢から覚めたような顔の君に・・・
僕から話しかけてちょっと ....
「キスの前 君を見つめて 五秒間」
こんなのもちろん
キスした後に作ったもんだけど
男だって
ファーストキスは大事にしたいもんさ
曇り窓が馬天使が祈るように見えた晩は
ウコンにすがり暴飲に走ろう
二瓶の区切りで一息
口説きにかかるのも悪くない
馬天使は祈る 何に
瞳を見つめながら考える
....
君は大人だ
僕とは違う
上野の街の朝もやの中
カラスがゴミを漁り、鳩がついばむ
傍から見たらそれは同種のジャレあいにも見えて
君の手を繋ぐ
指を絡ませて
君と僕を見せたところでそ ....
ホルモン焼きを目の前にしながら
別れ話を切り出される晩は
究極の二択ってわけじゃないけど
ありえなくね?
って平気で言葉にできる晩でもある
そうじゃね?
俺はお前と別れる気なん ....
そういえばと言う度に
それは言葉がちょこっとだけ方向転換してる
言いたいことは曲がるのだけど
知りたいことは歪曲していく
何が違うのか?
今のレベルでは認識できないらしい
白が白と ....
どこまでホントなんだよぉ
どこまでウソなんだよぉ
ゼンゼンわかんないよぉ
「ゼンブウソ」
ってイわれたら
ラクなのかもなぁ
若人は
何故か決まり事のように
生きる意味
だとか
生まれた理由
だとかを追い求める
答えのない道を模索し
見つからなければ
簡単に身を滅ぼす決断の鉄槌を
振り下ろす
ただそこ ....
机のきしむメロディ
眠れる者の奏でるリズム
けだるい午後の一時
吐き出すやる気は今はない
呟く人々
わめきちらす壇上の指揮者
ぶっきらぼうな奴ははっきりと語る
「必 ....
準備体操もろくにしないまま
生まれてきた
僕らは
歩くこともできない
アーアーと唸り
現世の神に会釈
話すことなんてできないから
泣いておこう
下書きもないままの
人生に ....
キスが終わって
ビールを一本取り出した
白黒の部屋が泡のように見える
色彩がなくなったのは
秋がそろそろ終わる頃
水晶が濁ったからだとか
言われたのは覚えている
どうか神様と
....
春 雪解けを楽しみながら一つの季節を垣間見る
春 思い出は心に埋もれがちでそれでいいんだと心に締める
春 希望を背に学業に励む毎日、忘れたあなたの顔が愛しい
春 実感のない恋愛 ....
出会った頃の
気持ちをいつまでも
保ってるなんてできないよ
好きな時や
愛しい時や
それぞれを感じる日がある
・・・でもさ
あの頃の僕と
今の僕じゃ
年も星も ....
一生懸命修行して。
兵士から隊長クラスになって。
王様と共に他国も滅ばしたりして。
結果的に侵略になって。
いろんな所から恨まれたりして。
それでも、世界のためなんだってがんばって ....
夕焼けの空を見て
「こんな色がすきなのよ」と呟きながら
筆を走らせて君は僕を描いている
寒さも感じなくなってきて
最近は雨もなくて
今日は絶好の日和だね
何かを描いてる ....
生きてることに満足できずに
夜 眠ることも忘れて
光り輝く街に躍り出る
くやしい事ばかりで
抗うこともしないで
一人店で酒を飲む
つまらないことで喧嘩して
ゴミだめの中 ....
春はもう確実なものになろうとしている
去年と同じの部屋は去年の夏と
同じ形をして、同じ模様の俺が彩っている
クセになったポーズで
カーテンを開ければ桜が落ちきった木が見える
花び ....
最近の僕はマンネリで
弱々しいほどに時代に流されてる
言ったところで世の中くだらないことばかりで
行ったところで無意味に笑う子供のような喧騒
逝ったところで・・・・わからない。
....
定員割れをした体から
有象無象な悪たれ共が元気に這い回る
のたうちまわれ こんちきしょう
ウケケケ と笑うああ憎たらしい
体は今
どんな大宇宙よりも激しい戦争中
双方新兵器の応酬でウゲ ....
ガラス窓の向こうに
君の影をみつけて
行かないでって手を伸ばすけど
決して届きはしない
行きずりの旅人のように
「お世話になりました」って
頭下げて重いバックを両手で持ってる
名 ....
最近見る
夢の多くは
必ず俺の傍らには
愛しい人がいて
程よく絡み合って
仲良くて
もうこれでもかってくらい
相手の事をわかってることが
多い
決まり事に近い
夢の中 ....
最近は何も考えるわけもないし
どうも手に届かない
ああ
金がほしい
あったら何するとか
あれがほしいとか
具体的に形にしたらもう
家 ホーム
しかねぇ
豪遊するのも億劫
た ....
君を抱きしめて
愛して
殺して
埋めようと思う
穴を掘ろう
ちょっと大きな
町を買ってくれませんか?
と
しなびた二十世紀梨を手渡されたのは
2045年
近未来と称された期待と絶望
100年の真中あたり
馬鹿さ加減がここに極まったりしてる
透明なほど毒が強い ....
じーっと
使い終わった注射針を見つめて
「まだ使えるじゃない・・・」
つぶやいてみる
もったいないし
でも
私のお給料に関係ないからいいか
捨てる
リサ ....
ある都会の交差点
溢れるような人混みの中で
オレは一人佇む
思いっきり息を吸い込んで
「ふとんがぁぁ〜〜ふっとんだぁぁぁ〜〜!!」
すべてが止まって
360度か ....
人生が
ようやく俺になってきたのは
11時59分59秒からの
無限の9の嵐
簡単に言っちまえば
12時間近
日付超える瞬間
明日になる頃
足りないものを
いままで掻き集めて
....
小さい頃捕まえて
プラスチックのケースにいれた甲虫は
僕がワクワクして観察していた頃に死んでしまうことが
珍しくはなかった
僕はあの頃何も考えてなかったけど
あの ....
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