木が二つで 林。
木が三つで 森。

それなら
おれんちのちかくは

木木白木木木木木木木木木木木木木木木光土土土土土土
木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木光土土土土
鳥木木木赤 ....
ベットの端と端に座って背を向け合う、
そんな10月の朝もある。

裸のままで、頭にバカでかいヘッドホン。
曲名がわかるほどの音漏れは、
当てつけのようなハードコア。

あいつの周囲には、 ....
ファッキン、
ファッキン エコロジー。

アレも コレも、当たり前に 使い放題さ。
垂れ流して、不法投棄で、分別しないのがオレ流。

地球にやさしく なんて言った奴、出てこいよ。
偽善な ....
理屈と 屁理屈のあいだの 屁のような境目から
真っ赤な彼岸花の 真っ黒な瞳が ちら と こちらを向いたので
他愛ない八月の噂話など もう どうでもよいのです
薄く紅を引いたあなたは 日傘で上手に ....
ねぇ、あんた。
怨念とか、憎悪とか、俺に見せてくれないか。
ストレス なんていう半端なものでも、
キレる なんていう薄っぺらなものでも無い、
もっと 濃密で、醜悪で、圧倒的に攻撃的で、
湯気 ....
夜が 森で 雨で 闇で

ボツリ ボツリと 雨が 闇で

明かりが なくて

明かりが なくて

この手も 見えない ほどの 闇で

森の木々は こうして夜を 明かすのだと
 ....
虚ろの巨人が のしのし と後をつけてくる。

ふりかえれば、ふりかえる 仮面のひとびと。
あの下は、きっと 笑顔。きっと、笑顔。

このまちは、あなたではない人ばかりがいて、
とてもいやだ ....
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
でも、主人はさっき会社に行きました。

主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
でも、主人は居間でナイターを観てます。

主人がオオ ....
夕立のストライプを くぐって走る。
全てが等しく雨に打たれる 悪くない夕方を
傘さえ無くした俺がひとり ひた走る。

誰もいなくても、必ず神様が見ている。
だから 悪い事をしたら、必ずバチが ....
何も失ったことがなくて、
ごめんなさい。
コピー アンド ペースト アンド コピー アンド ペースト
アンド コピー アンド ペースト アンド コピー アンド
コピー アンド ペースト アンド コピー アンド ペースト
アンド コピー  ....
暗い部屋で目を閉じて、唇を重ねる。
少し開いた唇から舌を割り込ませて、
舌の先で彼女の口の中を触ってみると、
自分よりも歯が小さい事や、
歯の表面がつるつるしている事や、
唾液に味が無い事を ....
22時34分、864文字にも渡る深刻な携帯メールを受信した俺は、
くだらないテレビ番組の笑い声をBGMに十字キーの下を長押し、
ナナメ読みで流して大まかに内容を把握後、少し酔った頭を回して
シン ....
あの人が この胸に突き立てた青いナイフを
血を吐きながら 右手で抜いて
泣きながら あの人の左胸に突き立ててやったら
「こんなに痛かったのか、ごめんな」
なんて言いやがるから
もう立ち上がれ ....
タバコの先で 白い煙が くゆるのも、
ワイングラスの中で 紅い水平が すべるのも、
百万回くらい眺めた。

あなた、少し喋りすぎだわ。
信号機は 信号を発する、真夜中のロボット

イエローの光が 明滅、明滅、明、滅、明、滅


永遠は、作りものかも知れない
月明かり程度の部屋で、
青白く浮かぶ お前の身体に隣接する。
しっとりした乳房に 導かれた手を添えると、
温かな弾力の内側から とくとく と、遠い波が返る。

数少ない安堵が、ここにはあって ....
俺の両足が、筋肉が、
滑らかに発電する推進力の、
風、
集中線、白線、
血流を感じる、鼓動早く、
快晴の青の、白の、向こうの空の、
発汗するダイナモ、
憧れ、光には及ばず、
意識は両サ ....
彼女は 作り笑いだと言われれば、そんな気もする。

それは見間違いだと言われれば、そんな気もする。

明日死ぬと言われれば、そんな気もする。

グラスの中身は毒だと言われれば、そんな気もす ....
亡霊の色をしたヘッドライトが、だらしなく
光る尾を断ち切れないまま、23時の速度を更
新していくこの瞬間に、ハイウェイですれ違
う時のスピードで、出会って、触れて、離れ
ていく二人を、ストロボ ....
レー、ドー、レー、ミー、ソー、ミー、レー、
ミー、ソー、ラー、ソラ、レー、シー、ラー、ソ、
ミー、ソー、ラー、
レー、ドー、レー、
ミー、ソー、ラー、ソー、ミー、ソレー、
ラー、ドー、レー、 ....
母さん、へその緒を 僕に再接続して下さい。

このままじゃ、無重力の彼方に飛ばされてしまいそうさ。
身体中に 接続をあつめて、
軽薄な この僕を どうか しっかり つないでいて。

臆病な ....
100000種類が勢揃い。

生鮮食料は色鮮やか。
日用雑貨はきめ細か。
さすがにすごいね。
試食もうまいし。

何でも揃う。
でも、欲しい物無し。
それっておかしい?
ここが?
 ....
こんなに 深い夜の中を
白い救急車、真っ赤なライトを振り回して
猛スピード、過ぎて行きました。

歪んだサイレン、ちょっと間抜けで、
それでも結構 必死みたいで、速くって、
見えなくなるま ....
スピードスターが見る夢は、
進化した 銀色のハイウェイなんかじゃなく、
トウモロコシ畑を貫いて、地平線まで続く スーパーストレート。

時速180マイルで、落ち葉の紅を思い出す。
墓場のよう ....
従東的國家 烏鴉的群 來臨


烏鴉吃光 大地的成果

唱下來到街 黄色的歌


用紅的子彈 撃落!

用紅的子彈 撃落!

撃落!

撃落!

撃落!



 ....
葉の落ちた街路樹

居酒屋の提灯

放置自転車

足早に歩く女

遠くの東京タワー

そんなものを眺めながら
あてもなく 街を歩く

この気持ちに 孤独と言う名前をつけた奴は ....
誰もいない練習場に行こうぜ。
フォワードになれなかった俺と、
ゴールキーパーになれなかったお前と。

みんな試合に行ってしまって、
クズみたいな俺達だけが残る練習場に行こうぜ。
ユニフォー ....
コウちゃんはお兄ちゃんだから、
小さなアヤちゃんの めんどうを見てあげなければいけないの。

アヤちゃんがしゃがみこんでしまったら、
いっしょにしゃがみこんで、
「どうしたの?」ときいてあげ ....
例えばそれは、南国の蝶のように、
甘い香りを発し、
闇に伏せた光を好んだ。
夜の東京が好きだと、そう言った。
確か、雨だった土曜日。

こいつを買ってみたものの、
どこか白けていて、
 ....
イグチユウイチ(40)
タイトル カテゴリ Point 日付
ウッドランド自由詩007/4/20 23:31
Music is自由詩006/10/7 13:00
地球にやさしく自由詩006/10/5 23:17
晩夏自由詩506/9/6 0:01
恐怖体験ツアー自由詩206/8/28 23:56
黒い森自由詩506/8/27 10:25
むかえにきてよ自由詩006/8/24 23:10
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。自由詩5*06/7/26 0:21
罪と罰自由詩006/7/16 23:04
かわいそうなひとたち自由詩106/7/16 23:03
コピー アンド ペースト自由詩006/5/20 0:09
暗い部屋自由詩106/3/28 23:26
レスポンス自由詩306/3/19 23:11
春の刃自由詩006/3/7 0:36
Rosso自由詩206/2/5 19:32
信号解析[group]自由詩205/11/3 0:08
ふれていたい自由詩405/7/20 1:11
100m自由詩005/4/26 1:30
そんな気もする自由詩405/4/10 22:58
深夜高速[group]自由詩305/3/8 1:07
キミガヨ自由詩105/2/19 20:39
スタンドアロン コンプレックス自由詩405/2/2 1:02
スーパーマーケットへ行こう自由詩105/1/29 1:28
サイレン自由詩305/1/27 21:53
リリィ自由詩105/1/26 22:02
チャイニーズ ロックンローラー自由詩005/1/26 0:23
風穴自由詩305/1/24 22:47
フットボール アンド サンセット自由詩105/1/23 20:14
コウちゃんはお兄ちゃん自由詩505/1/22 17:28
霧雨の降る自由詩105/1/21 22:13

Home 次へ
1 2 
0.2sec.