大方忘れてしまった、夢みたいに儚い時間
そんな空気の層が降り積もって空は青く映るのです

毎日は透明な膜が抵抗感をつくる海のそこです
ときに日が陰り砂の底に埋もれてひとりぼっちになったり、
 ....
明け方の二層の空 さかさまにして
新しいオレンジの上澄みを
そうっと コップで掬って 
朝一番のミックスジュースをつくる

青白い雲を支える工場の煙突は
この町のわたしたちのかわりに
悲 ....
ひかる虫みたいな ゆらゆら電車の内側から
いっしょにかえろうって月が促すから
なんとも思ってないきみに なりゆきでおへんじ

最終の光る虫の ゆらゆら電車に並んで
あたしはそっぽむいてるのに ....
青が 空を ひととき 貸して
街が 金色とおれんじで いっぱいになるころ

あたしたちの
始まりも 終わりもない 
夜の仕度

金魚は こいにはならない
だけど
出店ですくった よわ ....
かあさんに洗ってもらった
シャボンと 日なたのにおいの
お布団に ねそべりながら
本を読み 思うままに
涙するわたしに
ぜいたくものだよと 
真夜中の春の嵐が
ごうごうと 鳴いている
 ....
快晴のスプリングブルーに
チョークの垂直

まっさかさまに堕ちていく
銀のキビナゴ

オレンジの尾を引く流れ星

プルシアンに浮かんで星気どり

腕を伸ばして指で空を切り取る
今 ....
(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
ちっぽけなロードショウみたいなドライブ自由詩305/3/7 0:40
ミックスジュース工場自由詩105/2/28 12:42
ちいさないたみ自由詩105/2/27 22:27
ごおるど・ふぃっしゅ自由詩105/2/27 11:58
子供自由詩205/2/26 1:34
a contrail collector自由詩105/2/25 21:16

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