教室で心くだいた
 日々も過ぎ
 今日はすずろな心地です。


 いまや厚い雲壁の鎖はとかれ
 世界はつめたく
 何も教えてくれません。


  それは幸いなるかな…


 ....
遠い日の夜
私が目を覚ますと
家には誰もいませんでした。

このとき私のなかで青い虫が鳴きました。
(きいきい)


さらに遠いむかし
最後の氷河期が
始まろうとする夜
私は猿で ....
よるねていると
心配になります

この世界の
どこかには
黒い塔があって

もう ぐらぐらと
激しくゆれながら

うおーうおー と
何かを警告しているような
気がして
南の野原は
みんなあかるく
はやいのです

日と風に
ほされる草たちは
わたしの訪れに
あいさつしますし

ほらあの
草むらから
何かがとうらいするよ と

日と風が
さあ ....
石垣憂花(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
ガリラヤ郷愁自由詩11*05/6/3 22:19
旅虫自由詩10*05/3/28 18:10
警告自由詩4*05/3/28 11:39
遠足自由詩9*05/3/28 10:36

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