ありがとうと言えること

 ごめんと言えないとき

 思えば永い

 二人の世界

 こんなこともあった 

 あんなこともあった

 そういうこと言い合うような

 夫 ....
 はっきりした色のくつ
 
 ぱさぱさのごはん

 食後の落語

 なかなか忘れない 
 
 変な思いで

 もらった古い本

 あげた古いポスター

 どこかにまだ持って ....
 笑い声のある部屋 
 
 日曜の午後

 ひとりでいること
 
 テレビは消して
 
 あってもいい時間

 なくてもいい距離

 ときに気持ちは

 青い空

 ....
いつか来た街

旅先は途

身体は待っている

どこかでまた

小島の岬

吹かせたいのは風

この先

不幸ではない

ゆっくり

しゃがんだ ....
 手のかたち

 つむじの場所

 ひとと同じこと

 平凡な文章

 早くなる

 流されていくのは時間

 郵便受けの前

 同じ時間

 君も

 ときどき考 ....
 忘れたひと

 あの街から届く

 外は夕暮れ

 波の音が聴こえる

 やっと出せた手紙と

 あのひとは言う

 私は元気でやっている

 そんな気がしていた

 ....
Tak(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
_自由詩005/8/19 21:38
本をひらく自由詩105/5/11 1:45
みあげる自由詩105/5/4 16:22
旅も続く自由詩005/5/2 23:24
あのころのこと自由詩005/5/1 21:54
手紙が届く自由詩005/4/30 21:20

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