いいなァ
きれいだなァ

私もはやく、
まだみぬ誰かの「いちばんとくべつ」に
なってみたい
会いたい夜に、
あなたは居ない
ゆめうつつに、
貴方の腕が私を燃やす
貴方の熱が私を殺す
暗がりでは何も見えないから
それでいいの
いいのよ、
私はゆめだけで満足するわ

だから貴方は、安心してお帰り
貴方のうつつ ....
ねえ、いっしょにいようよ
あたしたち
形になることはできないけれど
あたしはあなたとだけ
生きてゆきたい

ねえ、いっしょにおよめさんになりましょう
あたしたち

嗚呼、それじゃあ、 ....
あなたの去って行く音がする
もし、
私が近付きすぎたのなら
何歩でも後退して
そこで立ち止まるから
どうか、
お願い
せめてこちらを向いていて
誰でもいい
心の距離のはかり方を教えて
埋めてください
私の重たい脚を

埋めてください
私の拙い相槌を

埋めてください
私の荒んだ眼を

埋めてください
あの子の笑顔を

埋めてください
埋めてください
声が上擦ってカッコ悪い
お酒を飲んでるせい、そう思っていてくれればいいな

押し当てた受話器から随分久しぶりに聞く、あなたの笑い声
鼻の奥がツンとする

たとえこの握った端末が目の前でにこ ....
文字で吐き出してカタルシス
落ちる曲、飲酒、無謀運転、愚痴り合い、他人の不幸、自分の不健康、カフェイン、散財、ネット、号泣映画、
左耳から流れ込む君の声
聞こえないふりが上手くなりましたね。
 ....
優しげな言葉ばかりを並べて
慰める振り
本当は私自身が
慰められたがっているだけ

救われる話ばかりをつくって
早く早く
この長い冬が終われば良いと
願っている

訪れる時ばかりを ....
私の内側には、聞いて貰いたいことばかりある
私の頭には、聞いて貰いたいことしかない
聞こえる、
気がする。
耳を塞がない、
くらいの意地なら
辛うじて
まだある。
ぼろぼろ
ぐずぐず
もさもさ

私の作業は
すべて
いつも
こんな感じ
なのかな

うん。

まあ、
悪くは
ないんじゃないかな
曖昧な私を笑わない
視線で嘲笑しない
声色で嫌悪しない
口先だけで肯定しない
君と向かい合えば、私は私でいて良いと思える
恋の仕方なんて忘れてしまった。

私はいつも
その人が誰かのもとへ行ってしまってから、
自分の抱えた想いに気付く。

恋の自覚なんて、忘れてしまいたい。
何故泣きたい

私の心は薄っぺら
私の言葉は薄っぺら
私の行為は嘘っぱち
私は嘘で出来ている
大層な日々など生きてはいない
それなのに、
何故泣きたい

私の涙に価値などない
私 ....
お願いします、どうか
そんな他愛も無い言葉で
私の古傷を、抉らないで下さい。
一度壊れてしまったら、元へは戻らないものもあるのよ。
貴女はそれを私に見せ付けた。
貴女のそれを、私は裏切りだと思う。

傷付けようというつもりが無かったからといって、赦されないこともある ....
飛び越えてごめんなさい。
折れなくてごめんなさい。

そんなつもりは、ないんだけど。
月が落ちた。
空が白み、日が覗く。

夜は静かに走り去り、
朝が明朗に声を上げる。

人々はその下で瞼を持ち上げ、
安らかな夢の腕から起き上がった。

一日の始まり。
「すき」、「きらい」。
私が口にするように、
誰かも毎日私を評価しているのだ。
私はきっと、誰の一番にもなれないのね。 世界が滅びるそのときも、僕だけは君の味方だよ。 雨に冷える身体。
喉を通るミルクティー。
砂糖は多めに。
色は濃く。
あちっ!
猫かぶりの舌先が痺れた。
胸の奥まで潤ったら、
丸めた背筋も
しゃんと伸ばして、
ようやく喋り出せそうだ。
覗き込んだ、その瞳に
まあるい稲穂色のお月さまを見た。

わたしの目には
スプーン色の星々を映す。
くるり、くるりと弧を描く。
あなたの闇色に、あなたの月を見つめながら。

寂し気に抱えた
あなたの美 ....
この真っ白なピースをひとつひとつはめてゆくみたいに、
私もあなたの難解な心を少しずつ少しずつ
埋めてゆけたらいいのに。
真夏の日が差す。
私の膝小僧は燃える。
車の窓から視線を投げると、
擦れ違った自転車マンの背中に
一抹の懐かしさ。
一瞬より長い。
でも永遠より短い。
何年経っても
きっとずっと忘れない、
そんな夏の思い出がある。
夏ですね、
そうですね、

何とはなしに
呟き合えることの
愛しさ。
隣人の温もりに
安心して泣く。
むくげ(106)
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