今日は私と彼の結婚パーティー
私も彼もとてもたくさんの人に招待状を出した
なのに私の友人は誰も来なかった
唯一来てくれたのは私の七年来の友人
「一匹のトカゲ」
会場は彼の友人達で埋め尽く ....
歯茎を剥き出しにして吠える
力いっぱい命を賭けて
八方塞がり敵の山
味方をつくってはいけません
明るくひらけた視界には
憎しみが眩しく照り返す
慈雨を
私に許しを
ささやか ....
情=なさけとは
違うのだよと
言ってやりたいのです
愛情=愛のなさけとは
違う受け止め方ができるように
情愛と書けば
更に愛は深まると言うのに
あなたは少し
情という言葉の ....
脳みそが
君にとっぷりと浸かってしまって
手がつけられない
引きずり上げても 引きずり上げても
ひたひた滴る君の残像が
後を絶たず 伝って落ちる
もはや私は 君で形成されている
....
蛍みたいな人だと
電話越しに聞こえるあなたの声が
あまりにもすとんと 心に落ちてくるので
私はもう どうしようもなくなってしまう
帰って 君の手紙を読んで
泣きそうになったよと
どうし ....
もう忘れられると思っていた
吸いたくなくなった煙草みたいに
久々に聞いた君の声にだって
動揺したりしなかった
会う約束をしたものの
出向くのをおっくうに感じた
電車を乗り継い ....
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