机がたくさんならんでいて。


なぜか そこに座らなければならなかった。




ドアを横にうごかしたら
同時にココロの奥でいやな音が響いた。

足を一歩 ....
灰色の下線を見つめて
手がちっともうごかない

言わなきゃいけない言葉は
あふれかけているのに
余計なものばかりが
頭をよぎってしかたない

笑い方とか
泣き声とか

 ....
どこにも行き場がなくなって

しかたなく 一回転

また もとにもどってしまった


むりやりすすんでみれば

落とし穴にもきづかない

また ふりだしにもどってしま ....
あの子のこぼした涙が
あなたの水面をゆらしたの
波紋はゆっくりと広がって
いつしか 消えてしまうと思っていた

水鏡にうつったわたしが
ゆがんでみえるのは なぜ。

どんなに掻き乱 ....
もう いいかい。

もう いいよ。


草にまけるかと思った
あんまりにも長いあいだ かくれていたから
風が強く吹くたびに私の肌は傷ついた

動くことはできない
みつかってしま ....
すこしだけ 息をすった。
らくになる前に こみあげてきた。
ごまかすために 窓の向こうがわをあおぐ。

ゆびと ゆびのすきまから
にじみだした 青。

はき出した息の白さにおどろいて ....
オレンジ色の光が長い影を作って
ひび割れたアスファルトに 残る

赤いランドセルが自慢
こんなに綺麗に使っていたのは私だけだったから
なのに もうこんなに汚れてしまったのね

引っ掻 ....
ぷっつりと、切れて
そこでなくなってしまうのかしら。

目の前から消えてしまって
跡形もなくて
想いだけが残ってしまったら

それは、とてもつらいんじゃないかしら。

あなた ....
どこかで風の止む音がしたの
走っていってみたけれど間に合わなかった
私の花園で赤い花が咲くことはもう無いでしょう

どこかで水の零れる音がしたの
走っていってみたけれど間に合わなかっ ....
ばら(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
そして決壊する水辺。自由詩008/4/27 23:14
手紙自由詩207/10/14 0:12
アルモノネダリ自由詩405/9/23 2:07
水鏡自由詩1+*05/9/5 0:02
かくれんぼ自由詩5*05/8/5 22:12
自由詩3*05/7/20 23:35
逢魔ヶ刻自由詩10*05/7/19 2:04
嘘つきバラの寿命。自由詩3*05/7/18 12:50
秘密の花園自由詩10*05/7/17 1:48

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