枯葉がたくさん 地を這っているので
焚き火をしましょう、と
あなたが言うものだから
ボクは
ライターと 竹箒を
しっかりと 握るのです
この庭中の 枯葉どもを
全部集めようとすれ ....
キミが ボクの人差し指を
折れそうな 両手で
必死に
必死に
にぎるから
ボクの
折れそうな 心は
やっぱり 折れて しまった
キミのバイバイと
ボクのバイバイ
違 ....
昔はぁ よかった
これは じいちゃんの
クチグセ
昔はぁ よかった
これは ばあちゃんの
クチグセ
昔はぁ よかった
これは ボクの
憶測
100円だまを ....
友人の ポケットにはいってた
あめだまは
しりもちをついたせいで
見事に
粉々になっている
しかし
僕には関係のないこと
僕の頬にはまるまるとした
いちご味が
世界を広げている
....
「にゃぁ」と鳴き 生まれたこの世に 感謝をし
のたのたと 母を捜して 歩く{ルビ四足=あし}
雑踏も {ルビ雑音=ノイズ}もヒトも 気にもせず
{ルビ命=イマ ....
そこのT字路を左に曲がると
思わぬ出会いが待っている
見たこともない
まだらの猫とか
不思議なにおいのする
メキシカンコーヒーだとか
八百屋でおまけを してもらって
もら ....
懐かしい、と思わず声をあげてしまったのは
きっと何かが体を突き抜けて
螺旋状に空に
消えて行ってしまったから
サビサビの
ボロボロの
どうしようもないくらいに 小汚い
きっと元は黄色 ....
金魚に エサはあげて おきました
いつもどおり 夕食も 冷蔵庫です
たまには 私にも えさ を ください
まず ごめんなさい
勝手に サイフを 覘いてしまったこと
レシートは 私が預かって おきました
今夜は冷えるので この1000円で 肉まんでも。
おいしい顔が 浮かぶようです。 ....
カタリ コトリ と揺れる車窓で
ほこりが宙を舞っていて
思いが弧を描いてて
発車 オーライ 出発 進行
当列車は あなたさまをお届けします
コトリ カタリ と揺れる車窓に
....
とても悲しいことはわかっています
涙を流しても 構わないということも
十分すぎるほどに 理解しているのです。
線香のにおいにも 嫌気がさすほどに
理解しているのです。
だから、私 ....
『空虚』
淋しいと
上目遣いに
霜焼け両手
『歓喜』
甲高く
笑うその声
耳に響けど
『温かみ』
....
第1章 『世界にひとつだけのラムチョップ』
とあるところに、とてもとてもラムチョップが盛んに食されている村があった
ラムチョップ畑、ラムチョップの滝、ラムチョップショッピングモール。
とにか ....
ヨーグルトや アイスを食べるとき
フタについた ちょこっとを 舐めるのがすき
不思議と おいしく感じてしまう
寝坊したと 勘違いして
いつもより 30分もはやく起きれたときは
と ....
紅茶に レモンやミルクをいれるのと同様に
ボクはあなたを抱き 嫌がるアナタをムリヤリ
箱にとじこめる
しばらく放置しておくと 次第に鳴き声も
聞こえなくなる
....
塵となって キラキラとする波のうえに
ただひとつの渦が生まれたとして
彼の名を ブラックホールとしたところで
ボクが宇宙にいけたわけでもない
灰となって ハラハラと舞って行くボクの元・体は ....
秋ですねぇ冬に入りつつありますが秋と言うことにしてください
あまり平和じゃないこのご時世、酒でも飲んでhighになって
支離滅裂かつ深い詩でもかきましょうっ
なので
詩 ....
入ってはいけない 穴 に入ったから
前世の 執行人どもに さび付いた槍で突付かれてしまう
落ちてはいけない 穴 に落ちたから
現世の 追跡者に 必要以上に追われることになってしまった
....
正義 と 言う 旗 を 掲げて
悪 を 殺す ん だ
権利 も 秩序 も
正義 に かかれば
ただの レッテ ....
まどろみ まどろみ なーんもしたくない
そういうときには HIP-HOPでも ご賞味 ご賞味
{引用=
へい よー どどーんど へい よー どどーんど
ボクらが でぃーじぇー どお ....
怒っては いないのよ
ちょこっとだけ 悲しいの
アナタが 浮気を したことにじゃなく
そう させてしまった あたしの ふがいなさに
怒っては いないのよ
くすぐったいと
言えずに{ルビ母=あなた}は
くくくったい。
まぁ ちょっと そこに座って聞いておくれよ
あー・・・こらこら、そのニボシはオイラの夕飯だからっ、ちょっ
まぁいい・・・とにかく、黙って聞いてくれればそれでいい
この話は 3丁目のクロの奴で ....
幼いころ ダンゴ虫をくるっと丸めて
小さい 小さい指で ぴんっと 弾かせて
ぐしゃっと 潰れてしまった
命の大切さを 知らなくて ごめんなさい。
中3のころ {ルビ休憩人= ....
よく世の中では「人生の勝ち組・負け組み」だとか
幸せになれる数は決まっているだとか、不幸な人のほうが多いだとか
なんかよくわからない結論が飛び交っているけれど、ボクはそんなの全部全部
嘘っぱ ....
キミのまねをしてみる
ちょこっとだけ背伸びをして
キミがスキだと言ったあのお酒を
コンビニで見つけたとき
ついつい手を出しそうになる自分を
ふと、笑ってしまう
鏡の ....
あの子はまだ 元気で暮らしているだろうか
野に咲く花のように 根をしっかり延ばし
白く 小さきつぼみを
開かせているだろうか
あの時に渡した 黄色い熊の飾りは
今もまだ ....
僕のお母さんからは ロケットが出るんだ
小さい頃 そう歌ってた記憶がよみがえって来たんだ
作詞も 作曲も 全部僕で
ずっとずっと、歌ってた気がする
僕のお母さんからは ロケットが出 ....
トムテ トムテ トムテはどこだい
ボクを小人にしてしまった トムテはどこだい。
まるであの ニルスのような
ボクはスウェーデン生まれでもないのに
怠け者で めんどくさがりで いたず ....
気がつけば いつだって夢を見て
そんで また 憂鬱になってるんだ
本当は 仮面ライダーになりたかった
(ウルトラマンよりも)
赤いマフラーを 首に巻きつけ びゅううんと バイクを唸 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9
0.38sec.