あなたの耳たぶが
私を誘うから
ついフラフラと
あなたを誘ってしまったようです
あなたの耳たぶが
噛んで噛んでとささやくから
ついフラフラと
あなたに触れてしまったようです
....
これでやっと心から
応援できると思う
これからもずっと
応援しているよ
そう言って抱き合って
最後のキスをした
別れ話を切り出された
私は少しホッとした
ごめんね
....
愛していたあなたは
いつも遠くを見ていた
その瞳は揺らぐことなく
いつもまっすぐ見つめていた
遠くの雲はひとにぎりで
何もかもを見透かしているようで
私 ....
無理やり触れた
あなたの唇は
少し乾いていて
まるで私を拒絶するような
まるで私を試すような
そんな眼をしていた
頬に触れた
あなたの手のひらは
驚 ....
ぎゅってして
どこか遠くに飛んでいかないように
あなたの手が私に触れて
ものすごく幸せで
ものすごく気持ちよくなって
なんだかどこかに
飛んでいきそうになるから
だからちょっと怖 ....
どんなにつらいことが起きても
私は知りたいの?
どんなに歪んだ気持ちでも
あなたは微笑むの?
誰に聞けばいいの?
誰が教えてくれるの?
どんなにあの子を泣かせても
私は泣けな ....
いつからこんなに
あなたのことが気になるんだろう
アフタヌーンティーで
そんなことを考えている
少し大きめの手のひらで
私より温かい指先
いつも猫背でちいさくなって
でもわた ....
恋愛小説を開くように
あなたとの恋が始まった
100万回のキスをしよう
そう言ってした最初のキスは
何ページ目にあったんだろう
本当に他愛もない理由でおきた
....
次はわかりやすい恋をしよう
あなたが好き
私を好き?
手をつないで
キスをして
肌を合わせて
一緒に目覚めて
会いたいよ
いっしょにいたいよ
そんな他愛も無いことが
....
ここは寒いから
そろそろ家に戻りましょう
そう言って肩を抱いた
あなたの手が触れている部分が
やけに熱く感じられた
10月の風は少し冷たく
新しいジャケット ....
閉園した遊園地
メリーゴーランドだけが残りました
私も乗ったことのある
古い古いなんの変哲もない
普通の小さなメリーゴーランド
周りの乗り物が他の遊園地に移動したり
壊されていく中 ....
わたしにとっての寝る前のひつじは
今までずっとあなただった
あなたの寝息で
あなたの鼓動で
わたしはゆっくり眠りにおちて
わたしにとっての目覚し時計は
今までずっとあなただった
....
もっとあなたの声が聞きたいと
もっとあなたの側に行きたいと
パソコンの画面をずっと眺めている
あなたの顔を見て
あなたの声を聞いて
あなたの肌に触れて
今まで『特技』だ ....
私はあなたを見上げて
ずっとずっと
首が痛くなるくらい
抱きしめられたあなたの胸に
ちょうど顔がうずもれて
ぎゅっとすればするほど
苦しくなった
キスをするときは背伸びして
....
コップにソーダを注いだら
なんだか泡がたくさんでてきて
しゅわしゅわ
しゅわしゅわ
なんかいいなぁって
ちょっと眺めていたら
あっという間にみんなはじけてしまった
きのう ....
一人で生きたいと思う
誰にも頼らず
誰にもかかわることなく
一人でいたくないと思う
誰かの側で
誰でも良いからいてほしい
本当はあなたに頼らずいたいと思う
....
人間はだれでも
背中に羽根を持っているらしい
でもそれは
どちらか片方だけで
そしてもう片方がピッタリ合う人を
ずっとさがしているらしい
二人で一つになるように
貝あわせのよ ....
誰よりも早く会社に行きました
「おはようございます」を
誰より早く言いたくて
私のほかにはあなたしかいなくって
広いオフィスの中は
まだ電気も全部ついていないときに
そっとキスをするの ....
疲れたときに
「疲れた」
「疲れた疲れたぞー!!」
と声に出してみる。
しんどいときに
「しんどい」
「しんどいんだー!!」
と声に出してみる。
....
私はあなたの最後の場所になりたい。
疲れたとき
もう終わりだと思ったとき
どうしようもなくなったときに
最後にたどり着く場所になりたい。
私はあなたの最初の場所に ....
今日だけだよと
私の肩を抱き
今日だけだよと
遠回りした
「手はつないでくれないの?」
そういう私に
「また今度ね」
そう言ったあなた
今度なんてあるわけないのに
そんな優し ....
「まだ帰りたくない・・・」
って言葉が
そんな意味だったって
まったく知らなかった
ただあなたと一緒にいたくて
駅まで送ってもらったけど
遠回りして私の電車の方まで
あなたの電車 ....
駅前の歩道橋の上で
8歳年上のあなたの唇に
指でそっと触れて
すっと横に動かしてみる
黒ぶちの眼鏡の奥の
あなたの瞳が
一瞬困ったような
そんな風に笑ったように見えた
私の髪を ....
きいてほしいことが
たくさんあります
しってほしいことが
たくさんあります
きかなくていいことが
たくさんあります
しらなくていいことが
....
初めてあなたの手を握ったときは
何もおぼえていなかった
気づいたときには
あたたかいあなたの手の中だった
2回目にあなたの手を握ったときは
ずっと胸がドキドキしてた
気づかれな ....
なべのなかで
ことこと
いい匂いが
ふわふわ
あなたがいて
そわそわ
お皿だけが
カタカタ
いろんな音が
あふれだす
一緒にいるこれから
ふたりでどんな音奏で ....
わたしをほめて
わたしのあたまをなでて
いいこ
いいこって
いいこにしてるから
ねぇ
すべての関係を
壊したのはわたし
言いたいこと
たまってたこと
吐き出したかったもの
我慢が出来なくなって
その場の流れで
一気に出してしまった
なにもなっていない
良い ....
弱っていると自分でわかるとき。
まだ大丈夫だと思える。
弱っていることがわからず、ひたすらがんばれるときが
実は一番怖いとき。
自分は大丈夫と思ってるとき。
寝ないでも平 ....
傷だらけになって
ボロボロになって
泣きじゃくって
恥ずかしいくらい
私をさらけ出して
消えてしまいたい心を
消してしまいたい私を
ねぇ・・・
誰か助けてください・・・
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