青く深く沈む空に身を任せながら風をなぞっていた。
吸い込まれるのは透明で重く沈む染み渡る空気。
物理的身体はゆっくりと闇に腐蝕されながら段々と溶けてゆく。
そ し て、
朱く詰まったそ ....
突き出した手に、触れる物はない。
自己の存在。それを確立しているのはこのからだ。
不便なからだ。
私たちはこのからだという入れ物に詰め込まれ、
生きるということを制限されている。
もしも ....
ノイズが入る。私の中に。
ここでは無い感情。嬉しくて。
見えない身体。不安に変わる。
受容体、断ち切らないと、守れない。
最後の繋がり。
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