貴方と逢えて
嬉しいはずの私は
何故か俯く
溢れ出しそうな
笑顔隠すため
ストンって
貴方の隣に腰下ろして
この幸せ噛み締める
寄りかかる事は出来ないけれど

貴方の歌が聴けて
 ....
触ってごらんよと
差し出された指に瞳は釘付け
少しでも長く
貴方の指に触れていられるよう
ゆっくりゆっくり
手なんて繋ぐ関係には
100年経ってもなり得ないから
ここぞとばかりに

 ....
一度だけでいいのと
貴方に抱いてもらう事は
簡単なように思えて
とても難しい
遠く遠くにいる彼女を愛する貴方は
私を拒むような気がするし
何よりも
今の関係を壊す事が
私には大罪のよう ....
髪を撫で
頬に手をあて
唇をなぞり
指を絡める

胸を合わせ
身体を感じ
口づけをし
抱き締める

何も変わらない
何も変わっていない
あの時のまま
あの日のまま
あの瞬間 ....
冷たい雨に身体を打たせた
冷たい雨に身体を委ねた
貴方のように冷たい雨に‥

夏の前の雨の季節
窓から見える暗い空
水たまりに落ちる雨の粒
この水分を
この湿気を
吸い込んで私の心は ....
水無月 綾(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
俯く私自由詩3*05/12/14 11:11
限られた時自由詩4*05/10/31 5:45
心の聲自由詩2+*05/10/25 17:19
青い薔薇 赤い薔薇自由詩005/10/17 0:35
冷たい雨自由詩205/10/11 3:59

Home
0.05sec.