晴れやかな空に浮かぶ雲を少し冷たくなった風が流し
わたしの頬も冷やす
澄んだ空気にまったく淀みはない
水面に山が連なり
落ちるモミジがそれを揺らす様に
この瞬間に生きる生と
降り積もる死を ....
その---中に埋もれる
人の海に
深く潜る

そうすれば
もう僕は
シュガースティックの中の砂糖の一粒


僕の指が
爪の形が、
僕を認識させるなら
手袋をはめるし

 ....
あのリゲルに真っ白な息を吐き
プロキオンとシリウスの間を
天の川に乗ってベテルギウスへ


陽の光を反射して
深い闇を照らしていて
暗いこの場所でも
僕らがけして深みに嵌らないよう
 ....
蝉が7年地中に居る間
僕はその上を這うように生き延びて
美味しい場所を探しては
コソコソと移動を続けた

そんな僕にあなたは
「以前の君はそんなじゃなかった」と言って
これが今の僕だとは ....
ある日
世界中で一斉に雨が降り始めた
それはずっと降り続き
海は荒れて
全てを押し流す勢いで

世界中の科学者や
偉い人たちが
毎日議論を交わしたけれど
それは一向に解消されなかった ....
広がってる世界

気づかない
ここは深い 深い 深い・・・

廻りめく網目 網目 網目を渡って
次へ

「 まだ 目覚めたくないんだ 」

覆いかぶさる闇を怖れて
光から
光 ....
「ミチコちゃん」が僕を叩いた

だから「僕」はミチコちゃんを叩き返した

それを見たミチコちゃんの友達の「クミちゃん」が僕を叩いた

それを見た僕の友達の「トモアキ君」がクミちゃんを叩いた ....
何重にも重なった色の
その真ん中に僕は居る
++ぷらす++++プラス
足して足して足して
ぎゅうギュウになった僕の頭

ああ いったい なにがしたいんだい

2078年から2106 ....
さようなら
さようなら
もう全てが昨日見た夢

さようなら
さようなら
もう私を思い出さないで
痛みがない生など無いように
痛みがない死などないのだから

見慣れた景色
振り返る ....
私は今日も死ぬ

少しずつ少しずつ私の「何か」は減っていき
私は少しずつ呼吸を弱める

瑞々しい朝の光も
柔らかな夜の闇も
頬を撫でる風にさえ私を救うことは出来ない

もちろん貴方に ....
鐘の音が響く
それは終わりの合図
吹きっさらしの風が指を抜け
僕はどこまでもそれに乗る

来る日も来る日も僕は風に乗り
どこまでも どこまでも

目まぐるしく変わる 
世界は続く
 ....
月は満ちる
音もなく

この光に
この暖かな光に
何度君を思い返し
何度願っただろう


月が欠ける
忍び寄る闇に覆われていく

その闇に
この暗い闇に
何度絶望を知り
 ....
トける
溶ける
溶けて消える
目から落ちる僕の体液が
何もかもを溶かしてく
頭上広がる青も
風に揺れる緑も
無尽にそびえたつ灰色も
昨日見たあの絶望も

明日にはすっかり世界の上、 ....
バイバイ
言い放つ
ニッコリ笑って
鏡の前
コメカミ


君を忘れる為に
バーン
穴を空ける
(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩110/11/14 11:20
マーブル自由詩008/12/23 19:42
コスモス自由詩207/9/22 1:34
自由詩007/9/1 2:53
言霊自由詩707/3/24 17:31
自由詩006/11/11 18:11
無題自由詩106/10/17 15:31
リピート/アフター/ミー自由詩006/8/30 22:48
死ぬと言う事自由詩206/6/6 14:30
生きると言う事自由詩306/6/5 10:58
音階自由詩206/5/25 23:04
静かの海自由詩405/11/29 18:15
トける自由詩105/10/31 20:12
バイバイ自由詩105/10/22 19:01

Home
0.22sec.