すべてをわかった瞬間
羽根が空を駆け上がるように
わたしもあの空に溶けてしまうかと思った
それほどあの人の存在は深く
そして哀しいほどに遠かった
あの人が美しいと言った道と
わたしが美 ....
中学のころ
数学の先生が大嫌いだった
教科書の中の一番大嫌いなページをエンピツの先で突いて
そこから世界がどんなにみっともないか見てやろうと思った
穴から見えた緑の黒板はずっと遠いところにあっ ....
揺れないブランコ
なみだが流れても
明日がくるってわかっていた
「いつも苦しい方ばかり選んで生きてきた」
「このつらさは 未来の糧(かて)となるのかな」
矛盾と疑問の中で
....
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