もしかして、
もう僕から欲しいもの全部奪ってしまったの?
もう僕から欲しいもの全部盗んでしまったの?

それじゃあ僕は用済みかな?
それでもいいさ、別に怒りはしない。
もう慣れっこだもの。 ....
チャンスは今日の今 この瞬間だけ
指の先まで震えてる僕が
自分にかけたおまじないは
新しく覚えた魔法の言葉

「やらなきゃいけない事をやるだけだよ」

夢の中で誰かにそっとささやかれた秘 ....
運命を共にした友が旅に出ると僕に告げた
ここにもう俺がいる理由ないから
あんなにも深く結びついていた絆…
ああ、愛しい君よ

冷たい部屋の片隅で毎晩泣いてる女の子がいる
その涙の理由は誰の ....
君へと通じる長い一本道は
思っていたよりずっと険しくて

最初はすごく軽い気持ちで考えていたよ
あるいはただの憧れだった

けれど君へと通じる道を行く途中に
色んな人と出会ったんだ

 ....
クリスマスにはとびきり素敵な事をしよう
僕はついさっき思いついたよ

君の人生と共にあるBと
僕の人生をなぞっているBとを
プレゼント箱に入れて交換しよう

きっとそれはとびきり素敵な事 ....
「一緒に飲みましょう」
シャンパンのボトルを片手にやってきた彼女
やさしいその微笑みに 僕の心は少しだけ揺れる

みんなの話そっちのけで僕らはお互いの事を語り合った
そして分かったのは 案外 ....
蜂という昆虫がいる。

一匹の女王がいて、
たくさんの働き蜂がその世話をする。

働き蜂はその名の通り働き者だが、
中にはそうでない者もいる。

どの蜂の巣を見ても、
全体の2割くら ....
白人がサングラスをつけるのは
目の色素が弱いので強い日差しから守るためだと
聞いたことがある。

日本人がサングラスをつけるのは
かっこよくて憧れの白人を真似るためだと
聞いたことがある。 ....
鏡に映った自分が
まるで自分に見えなくて

今日という日を生きた
自分は本当に自分だったの?

まだ僕が十代だった頃
毎晩そんなこと問いかけてた

今夜の自分はまさにそれで
今更情 ....
楽しい歌が唄えない
明るい歌が唄えない

知ってるのは
別れの歌と悲しい歌だけ

知ってるのは
おかしな冗談と小難しい理屈だけ

お前と一緒にいると
幸せになれる気がしない

 ....
人は基本的にキレイ好きだ。
つまり人は基本的にキレイな人を好きになる。

ところでこの世界で一番好きなのは
自分自身だと言う人は案外多い気がする。

そういう人はきっと
二番目に自分をキ ....
漠然となんだ
理由なんてないんだ

だから不安なんだ
とても不安なんだ

僕の真っ赤なカンバス
燃えるように赤いカンバス

情熱の赤
赤信号の赤

じっと見ていると
誰かが何 ....
「Borzoi」
ロシア語で「俊敏」を意味する一流のランナー
その昔は狩人と共に狼を追っていたらしい
その代名詞はノーブル&エレガント
高貴にして優雅
それ故ロシア貴族から愛されていたらしい ....
それは夢のような出来事
想像さえできなかった素敵な出来事

生きてきて今まで一度も
味わった事のない
とろけそうな虹色宝石味

だから僕は不安になってしまう

きっと恐ろしい不幸が
 ....
多くの人は肉が好きで 野菜が嫌いだ
柔らかいものが好きで 固いものが嫌いだ

小さい頃 母さんによく叱られたっけ
「好き嫌いせず 何でも食べなさい」

多くの人は明るく楽しいことが好きで
 ....
コップの中の水は透明なのに
海の水はどうして青いんだろう?

この世界で一番愛する人を失った男が
海に青色の絵の具を溶かしているから?

ずっと向こうにある海と空が交わる水平線で
青色の ....
この世界の本当の姿は
色のない絵本

赤い花が咲いている
赤い花は本当は青い色が好きなんだ

色のない世界に
虹色の光がさして

みんなは好きな色を奪い取って
大切にしまってしまう ....
ポストの小窓に手をかけるたびに
世界が凍り付きそうだ

その瞬間 世界中の時計が止まって
僕の胸の奥だけが
熱く熱くとても熱く膨らんでいって

ふぅーーー
空気が抜けていく 時計は動き ....
セブンティーンアイスのチョコミントを
初めて食べたとき、吐き出しそうになった。

けれど好きな子がおいしそうに食べてたので
僕は無理して食べた。

そのうちセブンティーンアイスは
チョコ ....
あい様の教育係として
私はこのお屋敷に雇われた

あい様はまだ遊びたい盛りなのに
朝から晩まで お勉強にお稽古

この子は将来立派なレディになるんだ
甘やかしたりしたら承知せんぞ

 ....
ドアを開けると雪景色
もう当たり前になってしまったけれど

今日はいてつく風に
寒いと一言 いつもの文句を言う気になれない

電車の中で気付いたことは
ほどけた靴ひもと 段違いのボタン
 ....
きっと僕らは自分が思ってるほど自分のことを知らない。

でも他人の事なら案外分かったりするもの。

たとえば児童殺害事件の対策に、
小学生にブザーを持たせたとニュースでやってた。

いた ....
好きって言ったら
責任とらなきゃいけないの?

好きって思うには
理由を説明できなきゃいけないの?

好きって告白したら
死ぬまで一緒にいなきゃいけないの?

大人な僕を黙らせる事が ....
冷たく輝くドレスをまとい
氷でできた玉座に座る
彼女は雪の女王

血の通った若い男達から
その温もりを奪うのが彼女の仕事

誰もが恐れる冬の国に
迷い込んだ 一人の少年

雪の女王 ....
「人類は未来へ行く事ができる!」
昔先生がそう言ってたっけ。

そのために
僕らは光より速く進めなきゃいけないらしい。

とりあえず簡単な例を。

僕らは光より速いスピードで月に行きま ....
「はい コレ」「あ コレも」

その中身が一体何なのか
確かめる時間さえ与えてくれない

「コレもあげる」「コレも好きでしょう?」

どんどん積み上がっていく
そうしてる間にもまた一つ ....
まるで天使が突然乗り移って
背中に羽でも生えてしまったかのように

ああ 勝手にそんな事するんじゃない!
お願いだ 言う事を聞いてくれ!

まるで英雄が突然乗り移って
その胸に炎でも宿し ....
あなたはまるで子供のよう
うれしさは全身で受け止めて
飛び跳ねて 走り回って

俺はもうガキじゃないぜ
そうやって格好つける所も
まるで子供みたい

もう我慢できない
こんなに近くに ....
小学校の先生をしている母さんに尋ねられた。
「ハードゲイってどこがすごいの?
 フォーフォー言うだけじゃない」

僕は答えた。
「みんなが色々なものに気を使って、
 やってみたいけど我慢し ....
もうだいぶ歩いて来たけれど

どうしてこの道を選んだんだっけ?
きっとこの先に楽園なんてありゃしない
俺にはこの道しか用意されてなかったのかな?

どうして歩き続けるんだろう?
「ここが ....
和泉 誠(209)
タイトル カテゴリ Point 日付
きっと今夜は眠れない未詩・独白0*05/12/19 23:25
年上の人[group]自由詩2*05/12/19 13:25
やさしい光自由詩0*05/12/19 13:22
想いと決意自由詩0*05/12/19 8:48
クリスマスには自由詩0*05/12/18 10:46
約束という思い出[group]自由詩1*05/12/18 10:43
働かない蜂。[group]散文(批評 ...2*05/12/17 11:43
色眼鏡であなたが見えない人。[group]散文(批評 ...0*05/12/17 10:45
ファイト![group]自由詩0*05/12/16 22:48
ナイチンゲール自由詩0*05/12/16 21:06
人を好きになるという事。[group]散文(批評 ...0*05/12/16 19:56
ざわめき自由詩2*05/12/16 19:09
僕はボルゾイを飼うはずだった。散文(批評 ...0*05/12/16 8:30
夢のような出来事自由詩0*05/12/15 22:30
心の肥満[group]自由詩2*05/12/15 17:00
意外と知らない海が青い理由。[group]散文(批評 ...3*05/12/15 10:39
色のない絵本[group]自由詩2*05/12/15 10:23
手紙を待つ人自由詩1*05/12/14 21:46
緊張をほぐすための小話。[group]散文(批評 ...1*05/12/14 21:31
ある貴婦人の肖像自由詩0*05/12/14 16:06
夢を見た日の朝自由詩0*05/12/14 8:55
タロットのすすめ。[group]散文(批評 ...0*05/12/13 23:45
とまどい自由詩1*05/12/13 14:58
雪の女王自由詩0*05/12/13 11:43
タイムトラベルは科学的に証明できる![group]散文(批評 ...0*05/12/12 21:24
山積み自由詩0*05/12/12 17:19
暴れ馬自由詩0*05/12/12 14:29
可愛い人自由詩0*05/12/12 9:29
ハードゲイにできて、僕らにできない事。[group]散文(批評 ...4*05/12/11 13:59
忘れ物自由詩0*05/12/11 13:29

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