歌は流れるもの
一度はその耳に入るが
そのままスルスルと抜けていくもの
手で耳をふさいでも歌はスルスルと

だから私たちは何度も唄う
何度も歌を聴きたいがために

もしも歌が硬くて大き ....
人はイメージをまとう
その言葉
その仕草
その目線

人は自分の容貌さえ変えて見せる
その髪型
その服装
その肌色

自分は醜い
そう感じているのは自分だけではない
美しい人は ....
お酒を飲まされて
家の前まで送られてきた

フラフラと布団に入るが
体の奥がジンジンして眠れない

自分の欲望と自分を取り巻く人達の欲望が
ギトギトに混じり合って体の中で渦を巻く
乱れ ....
「先生、重大な質問があります」

「よし、ならまず黒板を消してくれ」

「はい、分かりました。
 …あのですね。僕、この冬休みから現代詩フォーラムという
 巨大なサイトに投稿し始めたんです ....
そう、なんだか僕も疲れたんだ
目に見えないものを信じ続けること
あるいは追いかけ続けることに飽きたのかも

僕は感じたこと、思ったことをそのまま歌にする
正直、だからこそ時にそれは鋭いナイフ ....
歌が好きです
人のを聞くのも好きですが
やっぱり自分で唄うのがいいです

唄うとき
自分の世界しか見えなくなります

周りの人がどう思うか気を配るのが
大人と言うものでしょうが
私に ....
自分のホームページを作るという授業があった
せっかくだから投稿している詩を掲載しようと思った

ハンドルネームはもう決まっている
特別な名前だから

ホームページを簡単な言葉で紹介しろと言 ....
我慢はよくない
我慢するんじゃない
我慢して何の意味がある

何かと悪い意味にとらわれがちな「我慢」ですが
我慢が美徳になる時もあると思います

人はそれなりに賢いので
我慢しなくて済 ....
なぜあなたの影は
僕の前を去らない?

まぶたの裏に焼きついた
あなたの影が
瞳を開いた今も

チカチカしてるのは
危険信号
何もかも台無しにする気か?

夢は夢だ
そう自分に ....
冬の夜だった
大声で泣いた記憶がある

涙でぐしょぐしょになりながら
鼻水をだらだら垂らしながら
言葉にならない叫び声をあげて

悔しかった
ただ悔しかった

失ってしまったから
 ....
朝はいつでもスタートライン
昨日までのレースは全部思い出
甘さと苦さが混じり合った味

今、目の前に引かれた線は
新しいスタートライン
全力でかけていこう

誰かが小声でヤジを飛ばした ....
激しい荒波に揉まれて
はじめてたくましくなれる

甘く優しい環境では
自分の身もろくに守れない
ひ弱な生き物にしかなれない

厳しく辛い境遇の中で
生き残るために必死で知恵をしぼる
 ....
猿は社会を持っている
そこには自分より格上の者と格下の者がいる
人も社会を持っている
同じように自分より格上の者と格下の者がいる
あるいはそうだと思いこむ

人はみな平等であるべきだ
た ....
人が相手を愛しく思う時がいつか知ってるかい?

こいつは俺には勝てないって思った時さ
この世界で一から十まで全部完璧なもの?

そんなものないに決まってるだろ
だめな歌ってどんなのか知ってるかい?

聞いた人が誰一人喜ばない歌さ
世の中金じゃない
世の中地位なんかじゃない
世の中汚いことばっかじゃない

大切なのは夢だ
大切なのは希望だ
大切なのは信じることだ

そう強く強く訴える映画を観ると
この人は不幸な ....
これからは眼鏡をかけたアイドルが流行る
朝起きたらそうテレビで特集していた

21世紀になって日本で最初に
眼鏡をかけた女の子をかわいいと思ったのは
いわゆるアキバ系のオタク達だ

恋の ....
自分の作った詩を
人に編集してもらうといい
できるだけたくさんの人に

ここはわざとらしいね
ここはありきたりだね
ここはもっと強くだね
ここはこっちにしよう

果たして
正体不明 ....
誰もが自分を特別だと思って
誰もが自分を主役だと思って
誰もが自分を一番だと思って
そうして夢を見て生きている

細い細い紐を幾重にも編み込んで
服と呼ばれるものを作って着てる
動物の死 ....
そこがそうなってて
あれがああなってて
これがこうなってて
数えればきりがない

自分の欲しいもの
その理想全部をかなえるもの
この世界で見つけるのは雲を掴むような話

大海を渡れる ....
僕は夢を見ていた
それは長い長い夢だった
夢の中での出来事
僕はその全部を覚えてる

もうすぐ朝日が昇る
それは僕が望んだ事のような
それは僕が望んでいなかった事のような
夜は朝日が昇 ....
振り返るな
数分前の忠告を
もう忘れそうになっている

繰り返すな
何をしたところで
出てくるのは3日前のあの夜と同じ

ここが最高の引き際だぞ?
ためになる忠告をどうもありがとう
 ....
夢のような激しい恋
それは夢のままだから美しい
それが身を持って分かったのだから
あるいは私は幸せになれるかもしれない

勤勉で誠実な若者が
年をとってから
偉大なる賢者になるとは限らな ....
雪はまだ止まないが
長かった冬の休みは
もうそろそろ終わる
約束の時だ
僕は自由になる

雪に閉ざされた家の中で
話し相手になってくれた
君の名前を僕は知らない
けれども
僕は満足 ....
えっ?
あれ?
そんな…
おかしいぞ?

なんで?
どうして?
そんな…
嘘だろう?

頭に映ってるものと
目に映ってるものが
違うんじゃない?

こんな
まさか
そん ....
つい最近までは
親戚の家に新年の挨拶にも行けなかった
そんな私だから
同窓会や成人式に出た事なんてなかった

友がつまらなそうに同窓会の話をする時
私は胸が一杯になっていた
弟がくだらな ....
そのルールはとても簡単
ボールを一つだけ使う
ボールを受け取ったら
相手に向かってボールを投げる

その楽しみ方はとても甘美
ボールが手にあるうちは相手を見て悦に浸る
ボールが手にないな ....
なんでこいつらは同じ歌ばかりを唄うんだ?
一体何時間ここに俺は座ってる?
一体あと何人の歌を聞けばいい?

だが、ちゃんと聞いてるふりをしなきゃな
一応これも大事な仕事なんだ

また来た ....
文学オタクのあの子はちょっと変
みんなの前では明るく元気なのに
一人になると暗い顔になる

文学オタクのあの子はちょっと変
おもしろい冗談たくさん言うのに
他人の冗談を聞いても笑わない
 ....
和泉 誠(209)
タイトル カテゴリ Point 日付
未詩・独白006/1/18 9:25
人は誰でも魔法使い自由詩0*06/1/18 8:50
真夜中未詩・独白006/1/18 0:20
ドイツ語の先生との対談未詩・独白106/1/17 17:39
あなたへの手紙自由詩106/1/17 7:56
無垢未詩・独白006/1/16 22:13
歌と鳥かご未詩・独白2*06/1/16 21:24
我慢という美徳。散文(批評 ...006/1/16 16:26
誘惑自由詩006/1/16 13:49
涙という名の勇気自由詩3*06/1/16 9:06
朝はいつでもスタートライン自由詩0*06/1/16 6:13
悲しい歌自由詩0*06/1/15 9:14
売れる詩の作り方・2自由詩0*06/1/15 7:52
だめな歌・3未詩・独白1*06/1/14 17:45
だめな歌・2未詩・独白0*06/1/14 17:36
だめな歌・1未詩・独白0*06/1/14 17:07
映画を観て思った事自由詩106/1/14 16:43
やっぱり日本はオタクの国散文(批評 ...1+*06/1/14 8:51
売れる詩の作り方自由詩2*06/1/14 7:37
We are sadness自由詩006/1/13 15:12
We are happiness自由詩006/1/13 10:15
目覚め[group]自由詩3*06/1/12 8:57
ためらい未詩・独白0*06/1/11 22:49
若者よ[group]自由詩4*06/1/11 22:02
たぶん君宛の手紙[group]自由詩2*06/1/11 21:26
自分が消える瞬間自由詩006/1/8 22:01
だから自由詩106/1/8 21:39
この世界で最も楽しいゲーム[group]自由詩106/1/8 13:40
嵐の中の瞳[group]未詩・独白0*06/1/8 10:42
文学ヲタクのあの子[group]未詩・独白2*06/1/8 9:54

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