それで、詩についてですが・・・。

あまりどうでもいいことかもしれませんが、
暗い詩、絶望的な詩を書いている人が、残酷であるだとか、
明るい展望ある詩を書く人が、やさしいだとか、
そんな事は ....
冬。私は、怒れる椅子に座っていた。人間椅子である事は明白で、中にいたものは、汚れた幻覚だったのかもしれない。となると現存するのが疑問だが、椅子が怒っていたのは事実で、私は、斜め40角度で、海を眺めてい .... 視界にうつる世界とは、現実なのか、と思う時がある。
今、見ている世界は、本物なのだろうか。腕をつねる痛みとは、現実なのだろうか。
となると現実とは何なのだろうか。

確かに、今現在楽しむべき環 ....
雑音から 聞える
あの 道は
どこか
案山子と 6月の 
微風の 元
雑音は 膿んでいる
あの 道を
越えれば
花畑 

だが その時 私は 聞いた
雑音から 呼び止める声を
 ....
そして 
又 この 夏が やって来た
(夏は人を 坂に向かわせる)

遠く 見える 朦朧とした
折れた 菊の 名は何か

坂の 向こうには
深い 沼がある
沼の 中には
子供が
 ....
おんなのことおとこのこ
しあわせそうに
首を吊る

喪服を 液体で 汚せ

俺が 16だった頃、世界は海水で溢れていた。
おとこのことおんなのこが、
世界に浸っていた時、
俺は隠者だ ....
これが 俺達が 下降すべき 場所
炎の 肉の仲間である 現状が 歌い
折れた 木々の 狭間での 日本語の 漢字 

これこそ 海が いななく べき場所
俺達の 手が 偽の 青い 錠剤から 手 ....
遠く こだまする 私の 耳は
琵琶の 音と 合掌の 声

今日 私は 狢が 首を くくる様を
見届けよう
みとどけよう
思っては
静寂に 患者を 五人 はべらかし
合掌を 聞いていた
 ....
酩酊した 太陽の 落ちるべき 場所
女の 渦中へ
やせ細った 女の あばら骨の 中で
酒瓶が 転がり落ちては
女は 旗を 掲げる
世界は 女の 腕の中にあり
女は 台風と なる
世界は  ....
頂点だ
頂に ある 女達が
私を 突き落とす
頂点へ 這い上がる
暗き 谷間の
野犬に 食われ
肥満の 女達は
渦巻きの中での
栄光
味わうのは きわめて 極端な

そうだ
 ....
私が 私ではないという 現実
およそ
多くの人々が 無関心であるという
残酷なる
季節の めぐりは
私が 自己を 否定する事から
始まる

私が 首を くくった 数年間
邪宗の 坊主 ....
滑稽に 顔を 躍らせていたのは
骨の 女
女の 踊りは 死んだ 老父の
つまらない 散文に 酔っている
私という
つまり
骨と 皮の 女

滑稽だから 誰も 真剣になって
見つめてい ....
異形である
僧が 泣くのである
静かに
念仏鈴の 音が
僧の 頭に かぶさるのである
ちぃん ちぃん
音が 響くのである

僧の 頬には 
蛾が 張り付いておる
蛾は 手足がない
 ....
寒寒しげに 女が 立っていた
六月の 小雨が 女に 施しを
六月の 案山子が 女に 恵みを
共に 嵐の 最中へと 誘いこむ

ともし火が でぃろでぃろと
騒ぎ出す頃
女は 何も言わない
 ....
人々が 散った 後に
残ったものが 花である
とすれば
お前らの 冒涜は
盲目の その先だ

完全に 孤独であるならば
男よ 眼前の 太陽を 見よ!
女よ 足の先から 現れる
古代妄 ....
お前が 一人だったら 俺は 誰もいなくなってやる
完全なる 孤独 いや? 孤独を 越えた その先の
奥深き 0になってやる
自分も消してやる

だが
死なないぜ? 孤独も仲間に囲まれていて ....
絶句した 人々の 中に こそ
希望はある
流れる どぶ川から
沢山の 仏が 流れてくる

死人という 意義を 
私は 肯定と とる
明治初期 仏は
皆 狂い死にしていったのだ

だ ....
男が 立ち去った 後に
女が 笑う
奇怪な 口元から
水が 滴り落ち
男は 死んでいるので
女は 鬼へと 化す
女人差別を してはならぬ
男である 事の 汚れ
男は 土に 埋まる
根 ....
私が 本堂で 鐘を 打っていた頃
世界は 青に 被われていた
どこを 行っても 早朝
早朝の 鐘の音である

私が 道の 真中で ふと
(傾く 女の 長細い髪よ)
幽鬼を 見て 俯くに
 ....
さて
カタカナを 話すとするか 若者よ
お前の 腰は 猥雑であるとすれば
言葉を 使うべきだ 若者よ
カタカナの 説得力
言語の 悲哀が
お前の 中身を 捨て
猥雑な ものだけを 残した ....
黒い 風船 先の無い ナイフ
老人達が 歩いている
墓を 海に 流し
お呼びが かかるのを 待っているんだ

それでも 俺は 行くんだ
ずっと 向こう さぁ ね 知らないよ

赤い 視 ....
打ちひしがれた 女に
睫の 長さに 打たれた
私の 心は 

殺される

死とは 半死の 
境界線はなく
生は 母胎だ
恋など 冒涜だ
打ちひしがれた 女よ
死を 楽しめ
男達 ....
私が 死ねば
一人 女が 立ち上がる
生命の 母胎であり
私が 笑えば
矛盾の 果実の 拙さよ
ちょうど 夕ご飯の
時間が 迫っている
その 母胎を 食すべきか

否か
私の 悲鳴 ....
そして 落ちた 朝日から
恋文が 洗われる
落ちた 朝日は 父なので
娘の 洗いきれぬ 服などに
圧倒されつつ 奇形の涙を流し
落ちた 朝日なので
沈むと 月になる

だが 娘は 月を ....
未来は 交信される 一通の メールである

幼き 少女よ お前の 魂は メールの先にある
鉄道である
鉄道から 薔薇が 咲く
それは それは 童話が 狂ったような 薔薇だ
幼き 少女よ お ....
年老いた 女は 
抜け落ちた 髪を
握る
まるで
一本 一本が
年のようにもなり

年老いた 女は
梅雨の 暗雲の中

遠くの 橋を 見る

家族が 迎えに 来る
吊り橋の  ....
女の 音よ
湿った 黒い 布を 
擦れた 音をたて
陽射しは 見えず
目くらの 老女よ

祈る様は 砂塵の 禅僧
にも 似た


目の 落ち窪んだ
中から 蝶が 出る

祈 ....
また 光を 飲んだ
口から 日向が 咲く
およそ 俺達が
唯一 愛せるもの
痛みであることの 現実

慰めが おどろおどろしく
俺達を 愚者へ 換金していく
光は 隙間から こぼれるこ ....
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俺は、その昔、ハルシオンの精だった。多くの銀春が、飛んでは消え、俺に男根が腐る事を教えてくれたものさ。
使い古された語句には飽きた感があるな。ただ、都内、田舎、これは新鮮だった。
良い刺激を与えて ....
奥津 強(171)
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