愛していたのかと聞かれても

今となっては

いいえと答えるしかない

あなたの背の高さが好きだった

あなたの仕草が好きだった

あなたの喋り方が好きだった

あなたの髪が好 ....
中国に来てから餃子にはまっている
羊肉と豚肉と牛肉のがあって
牛肉餃子が一番、おいしい
大学の寮の食堂で一人分、餃子を頼んで
タッパーにつめてもらって部屋に持って帰る
小さなお椀に中国で買っ ....
*銀色夏生の「下心」のアンサー・ポエム

確信をもって行動したら
「そういうのは、ちょっと」と否定された
恋をしていたけど愛はなかった
貴方にも
後になって気づいたのだけど
否定されても ....
宇多田ヒカルが歌うよ

悲しい恋の歌

今、確かに

心が動いている

心が柔らかくなってゆく

音が心に響いてゆく

音楽が僕を素直にしてゆく

考えるのは君のこと

 ....
宇多田ヒカルが歌うよ

悲しい恋の歌

今、確かに

心が動いている

心が柔らかくなってゆく

音が心に響いてゆく

音楽が僕を素直にしてゆく

今いる世界が揺らぎ始めて ....
一足早い中国の秋

人恋しい季節

たどりついた河北の地で

気の早い寂寥が

僕をつかまえる

もう出会えないかも知れない

あのひとの笑顔を

残してきたのは

や ....
僕はこの中国の猥雑な街で

現実世界と適合する為のリハビリをしている

語学の勉強をしているのも

体力を回復させるために歩こうとしているのも

いわゆるリハビリに相当するだろう

 ....
好きなひとに
ぶしつけな手紙を
送りつけた
喜劇のような悲劇的予感
一線を踏み超えた僕に
僕の女神は微笑んでくれるだろうか
このことで
あのひととの関係が
気まずくなっても
後悔はし ....
この志の先には果てしない距離があり
今の自分にはとても超えることは出来ないということを
僕は知っている。
馬鹿なことだと誰もが指差して嘲笑する
誰もが言う
そんなことが出来るわけがない
今 ....
未曽有の災厄のせいで

全ては灰燼に帰した

荒廃に阻まれて

再生までは長い道程が必要だろう

しかし

僕には一縷の希望が見える

新しくやり直すことが出来るんだ

 ....
3000年ぶりに
蓮の華が開いた
泥の池の中で
世界は変わる
天恵は再び
人類の上に
取り戻され
魂の交信が
すべての地の上で
復活する
神が降臨する
金色の光を伴って
長い黄 ....
久しぶりに
酔っ払っている
宙に浮いている精神
河北の地では
いつも風が流れている
大地を流れる風
風の音に耳を澄ませて
煙草に火をつけて
ニコチンとアルコールが
身体を巡る感覚に
 ....
風が流れている
夏の兆し
木漏れ日が揺れる
樹が鳴る
遠くから聞こえる
ざわめきに
ふと手をとめて
窓の外の世界に
目をやると
光と襞と陰りに満ちた
五月の地球だ
温かい空気に
 ....
石原都知事が圧勝と聞いた時

愕然とした

東日本大震災の原因が

日本人の我欲のせいだなんて言う

馬鹿者を支持する馬鹿者が

投票した者の中で大部分を占めるということ

そ ....
アメリカ大統領が
ウサマ・ビランディンを
殺害したと発表した
そのニュースを聞いた時
違和感を感じた

殺害ってなんだ?

逮捕されて裁判にかけられて
処刑されたのならまだ分かる
 ....
月曜日
何もする気にならなかった
朝の授業をさぼった
明日の予習を済ませて
午後から散歩に出かけた
音楽を聴きながら
大学の中の公園で
ぼーっとしていた
木立の間を風が流れていた
土 ....
佐野元春の「日曜日の朝の憂鬱」を聴いていたら
自然に泣いていた 
寂しいと感じていることに
今更ながら気がついた
今まで一人で戦ってきた
暗闇に向かって拳を突き続けるみたいな
手ごたえのな ....
iPod nanoを買った
僕は音楽をイヤホンを使って
フルボリュームで聞くと
身体の真ん中、丹田の下から
頭のてっぺんまで通路が開き
身体の中の気が噴出する
この気には二種類あって
ひ ....
身体を澄ませて

夜が囁く言葉に

精神を傾ける時

無限に広がる天球から

探していた答が

静かに降りてくる

五月の真夜中

足元の地球が緩やかに回転する

天恵 ....
身体の中の気の流れを
頭のてっぺんから放出する
身体にとりついている雑多な生き霊たちが
いたたまれすに身体から離れてゆく
このときに肩から背中にかけて
身体は痙攣する
しかし気分は悪くない ....
夜と同化して
身体はだんだん透明になる
身体が透明になるにつれて
意識が広がってゆく
五月の夜の世界に広がってゆく
魂の内側で明滅する光
それにつれて魂の外側で
それに呼応するように
 ....
強い既視感
分かち難い女神との邂逅
始まりの予感
でもKさんには彼氏がいる
関係ないやと嘯いてみる
俺にも明日がある
どうなるかはまだ
これからの事
誰にもわからない
存在感が確かな ....
怜悧な感覚を研ぎ澄まして
詩人は眠れない夜明けに言葉を紡ぐ
天球と地球と一直線に繋がろうと
懸命に哀れにもがく
その姿は滑稽でもある
天恵はやがてもたらされるのだろうか
詩人はその答えを知 ....
不遠慮に繋がるシナプスが
六番目の感覚を取り戻そうとしている
天恵を得るために
そして悪意は背中を刺す
それはまるで
怜悧な刃物で身を裂かれるような
それはまるで
身体中の神経が外に剥き ....
眠れない夜明け
失った言葉達が
くるくる回る
たばこに火をつけて
煙を吸い込んだら
不遠慮なシナプスが
何本か繋がり
六つ目の感覚を
取り戻そうとする
こんな時は
洒落たカフェにで ....
冬の間に全部抜いてしまったはずなのに
背中に恐ろしいものの根が
ほんの少しだけ残っていて
その恐ろしいものが
春先になると一斉に芽を出す
そんな感じで
僕は身体を痙攣させながら
頭から布 ....
やっぱり悪意は背中を刺す

午前中の授業をふいにした

予習も済ませておいたのに

戦いは終わってないらしい

悪意の本体が集合想念だとして

本体はどこに存在しているのだろう
 ....
さいころを振って
一の目が出たら
一歩踏み出そう

どこかに残っている筈の
希望の欠片を探して
僕に見つけ出せるだろうか
それは分からないけど
いつまでもぼーっとして
手をこまねいて ....
何処かに残っているはずの
理想の欠片が見つけられない
繋がっていたはずの
天球の波動が感じられない
現実的だったはずの
予感は思惑を外れて宙に浮いた
身近に感じていたはずの
神の息吹は遠 ....
消すことはもう出来ない君との関係

今日一日過ごして初めて気づいた

僕は君のことがやっぱり好きだということに

もう僕は君の背の高さじゃないとだめだし

もう僕は君の喋りかたじゃない ....
ジム・プリマス(498)
タイトル カテゴリ Point 日付
愛していたのか自由詩3*12/3/9 4:19
中国の食事情自由詩4*12/3/4 7:07
「この恋の結末」自由詩3*12/2/27 6:32
楽しみでもあり苦しみでもある自由詩111/10/5 5:15
想像する僕は自由詩011/10/5 5:03
中国の秋自由詩2*11/9/13 19:38
僕はかなりちゃんと生きています自由詩2*11/9/10 17:57
好きなひと自由詩4*11/8/31 4:14
野望へ自由詩2*11/8/30 12:00
明日を信じて自由詩3*11/7/16 10:23
3000年ぶりの蓮の華自由詩8*11/6/1 19:30
放射線を排出する国自由詩7*11/5/24 17:03
頬杖をついて自由詩6*11/5/23 18:02
東京都民の頭の中はどうなっているんだよ自由詩2*11/5/18 20:13
殺害ってなんだ?自由詩2*11/5/17 14:52
運命が変わる気がした自由詩3*11/5/16 21:05
僕の無力自由詩2*11/5/15 21:14
iPod nano自由詩4*11/5/15 4:11
身体を澄ませて自由詩6*11/5/14 11:27
僕のささやかな儀式自由詩7*11/5/10 6:26
夜と同化して自由詩1*11/5/8 4:50
Kさん自由詩1*11/5/7 4:14
詩人は眠れない夜明けに言葉を紡ぐ自由詩4*11/5/2 4:57
僕の戦い自由詩2*11/5/1 19:58
眠れない夜明け自由詩1*11/4/30 6:19
僕の毎日自由詩1*11/4/22 7:50
やっぱり悪意は背中を刺す自由詩1*11/4/21 17:20
僕の一歩と一緒に地球と天球は回転する自由詩4*11/4/11 6:03
さいころを振ったよ自由詩3*11/4/9 18:21
既にもう、つながっているんだよ自由詩1*11/4/3 20:59

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