「たましい吐き出したろか?」

思わずどきりとして
わたしは暗闇で立ちすくむ

ちいさなからだは
思いきり
はあっと
吐く
白い息を

真っ赤な耳たぶで
自慢げに
火山灰でできた岩の上を
一歩いっぽ進む
あぶなっかしい子どものよう

荒々しい波が打ち寄せる
海に手を浸すと
白い泡が押し寄せてくる

顔になすりつけて
舌で海の水をなめる

求 ....
yangjah(32)
タイトル カテゴリ Point 日付
黒/白/赤い夜自由詩205/12/25 10:47
潮味 The Taste of Tide * Cheju i ...[group]自由詩205/12/23 18:44

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