ねえ、君よ
扉を開けば
いつもの顔でいるんでしょ
返事をしてよ。
動いてよ
こんな現実見せないで
冷たい君など抱きたくない
動かぬ君など見たくない
君よ、君よ…
また君に会い ....
知らず 知らずのうちに
離れていくのでしょ
手の届かない彼方へと
身を引くことしか
逃げ出すことしか
残された道は無いでしょか
そんな気持ちを露とも知らず
貴方は笑顔 ....
わかってもらいたかった
全部じゃなく
ほんの少しであっても
重なる部分が欲しかった
大事にされたかった
荒れ狂う世界が
胸に巣食っていても
受け止めてくれるあなたが欲 ....
明日になれば 何かが変わると
「明日」を待ってみたけれど
「昨日」から逃げ出せず
こんな とおくへ来てしまった
いつまで同じことに絶望し
何もない街を彷徨うのさ
聞こえるだろ
....
強くなりたい
自分らしくいられる強かさを
強くありたい
大切な人を見守るあたたかさを
強くいたい
凛としていられる冷たさを
強く生きたい
何をされても平常でいられる寛大さを
....
声が聞こえる
助けを求める悲痛な声が
声が聞こえる
無念にも死を遂げる断末魔が
聞いて下さい
あなたの手を待つ人がいるのです
聞いて下さい
あなたの笑顔を待つ誰かがいるのです ....
この苦しみが何処まで続くのか
この悲しみが何処まで届くのか
君よ 君よ
呼んでも振り返らない君よ
この痛みを何処まで分けられるのか
この安らぎを何処まで与えられるのか
君よ ....
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