何も出来ないまま、
座り込んだまま、
目の前にはノートを広げたまま、
モニターには何かが映し出されたまま、
何をしたらと考えたまま、
本当は何も考えてなんかいないまま、
立ち上がれないまま ....
気の抜けた炭酸と
虚脱とほんの少しの感嘆を
瓶につめたら
氷水から出たくないと
駄々をこねたりするものだから
とりあえず
渇いた手の平潤して
酸素と太陽の代わりに飲み干した
天気雨の午 ....
雑然と茫然の屑篭に今日も
放り込んでおしまいにすればいいのに
全部忘れそうなくらいで
意外と覚えていたのだけれど
手の平でMD弄ぶ
未だに聴けない記憶が捨てきれないで
音とか声とか一緒 ....
サヨナラ、は言わない
言わないことがサヨナラだった
またね、と言った
言うことが二度と会わない証だった
頬を濡らしたものが
教えてくれたことは
土砂降りの雨が
掻き消した声は ....
雨乞いをして
冷たい太陽を隠した
でも私の足は
ちっとも凍りついてはくれない
化学変化を起こした
空は別に代わりはなかった
頭皮に浸み込むあ・め、だけが
逃避する・・・ふりをして
....
なんにも言えないけど
言葉が溢れて止まらなくなる時がある
言葉が溢れて止まらなくなる時がある
例えば大きな会社の偉い人が捕まったとか
過去2番目くらいの温暖化の年だとか
少しくらい頭に留 ....
霜焼けが悪化して膨張して奇妙な色になった
自分のものとも思えない足を投げ出した
だけども履き慣れた靴を履き潰しても
元々地に着いているのかいないのかよくわからないで
「何処かに行こうとしている ....
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