何処かに帰りたい。って思う。


楽しくたって楽しくないし
苦しくたって忘れるし
誰も彼もを羨ましく思い、別にそうでもないとも思う。

どこに居ても、ここじゃないって思うから。

帰 ....
「うちに帰りたい。」

悲しげな顔で、涙を一粒。


そうして、彼女は旅に出てしまった。






去って行くその背中で、
僕は何を想えば良 ....
雨ざらし
雨ざらし

くぐもった空の下
僕らは雨に汚されて
気持ちはとうに折れていて

すべて灰色になってしまえば良いって
投げても誰も優しくはしてくれなくて

強くも弱くも無い雨 ....
外は雨と


さらさらと流れる雨に腕を晒す

焦点も合わずただただ空を仰ぐ

何もしなくても良い日曜の午後

心に要らない隙間が出来ている
小さな水溜りに巨大な魚

広い部屋に小さな空

とにかく

さりげないもの

そんな幸せを

特に何事も無く

日常に隠して来ました。








 ....
ここは世界

非常口の様な薄汚い鉄の扉が一つ。


チカチカ・・・・ジ・・ジジジ・・・・

蛾の死骸が溜った切れかけの蛍光灯だけが音を放つ

子供の書いた様な太陽と緑と口汚い罵り言葉 ....
こた(6)
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探し物自由詩109/1/8 1:57
日々未詩・独白006/6/5 0:52
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いくつ見つけました?未詩・独白2*06/3/7 23:18
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