雑踏に紛れて

ふと 見えなくなる

ウォークマン

ボリューム上げて

あぁ わたしまだここにいる
淡く 弾けた 光に
一瞬 眩んで

世界が 逆回転を始めたんじゃないかと思った

とくとくと刻む 針の音
微かな
微かな音に 

揺れる

鼓膜

本当は 全部の ....
穴が空いて足りない
埋めようとして
水を 飲み干した
喉元をすっと通っていく感触に
カラカラ回る扇風機からは感ぜられない
涼しさを 感じた

硝子窓
透き通して
白い光は無遠 ....
イチイ(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
雑踏自由詩203/8/18 21:15
白昼自由詩103/8/16 23:32
満たす水自由詩103/8/16 20:23

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