ちょっとポイント制について言わしてくれ。

気を緩めると、ついつい説明的になりすぎるので、あくまでアグレッシブに行こう。

えっと、ポイント制に不満を持って退会したり、問題を提起したりする人が ....
 別に僕は詩を書くけど詩人でもなんでもないし、思い入れも大して無いので、詩の世界がどう変化しようが、自分一人でも詩は書けるので、どうぞおかまいなく精神満載なわけですが、最近の詩人は駄目だ、的な話を(こ .... 天井から弾かれた様に落ちる滴
それを受ける輪郭の薄い碗
高い波紋は縁を越えて畳を濡らし
残りは緩い波となって、また静まりかえる

幻想と妄想の別も曖昧になるほど
スコッチを{ルビ呷=あお} ....
舟を漕ぐ君の隣で
高速で様変わりしていく風景を
蜜柑を食べながら眺めている


{引用=君は蜜柑の皮を吐き出すのを嫌がったね
おてんとう様に申し訳が立たないといって}

ほら、海が見え ....
母さん、どうして僕を生んだの


あなたが僕を見るときの
怯えたような引きつった笑顔が嫌だった
だから家を出たんだ
十六歳のあの月の綺麗だった夜に

母さんはピンク色の花が好きだったね ....
絡まりあう指と指は
あなたと私の存在において
要は他人、というレッテルを
にわかに隠そうとする

今朝は天気予報が大嘘をついた
そんなわけにゃー
あたりまえにゃー
にくー
にくー
たんすいかぶつー
おくれっをくれっ
むにゅむにゅ
(肉喰らう音)
ベジタリニャンは草食動物?
ミーはミックス(雑種)の、ミ。
ミ ....
目から鱗が落ちた
魚類ヒト科僕
だったのかなんて
泳げもしないくせに
死んだ魚の目は透明に濁って
魚屋には同類の眼差しが並んでいる
なぜ猫は魚を好むのか
の謎を解き明かそうと
繰り返し ....
ボールペンの先っぽで
玉乗りをしている
ジョニー
拍手 喝采
御捻り 頂戴
ブイブイ言わせてた頃が
懐かしいぜ
と赤鼻を摘んでおどけてみたり
言葉を生んでは殺し
言葉を産んでは殺し
言葉を生かす術を持たない私は
神か悪魔のどちらかでしょう
そのためか
日常というカテゴリーの中では
思いのほか過ごしやすいのです

ただ
昨日 ....
ジクジクする
ペットボトルの蓋を噛んで
気を紛らす
パキッという音で
蓋と月が真っ二つに割れた
不吉だわ
  それは黒猫が横切るのを嫌がるほどに
月は二つあっても困らないとて
満月が見 ....
歌いましょう

真っ白い雲の歌を
すずらんにも似た
可愛くて可憐なあなたに

真っ青に広がる
草原に身を揺らして
まるで風の中を泳ぐみたい

子を歌う歌さくら
花びらの雪が
ふ ....
田舎は良い
風は青いし
空は広いし
何より高い建物がないのが良い
ピーチクパーチク
ワンワン
ゲコゲコ
ジージー
ってうるせぇなぁ!
見事にカルテットしてんじゃないよ!


田 ....
あなたは私のことを迷惑だという。
私の頭がおかしいという。
だから私は笑う。
おかしいからじゃない。
悲しくて悲しくて、笑える。

最愛のあなたを
困らせるつもりなんかない。
そんなわ ....
通り過ぎていく
何もかもが

大切なものを
大切なように
大切なものを
大切にできなかった

停止

それが過ち

私が私であることを
誰も知らない
この黄色いひまわりの世 ....
ていとんとん
ていとんとん


イヤホンから漏れる音
気になる存在

私の記憶という記憶
海馬という海馬を辿ってみたけれど
知っている音は見つからなかった

きっとそれはあなただ ....
針で突いた指先から風が滲む
そこから綻びが生まれ
体が糸になって{ルビ解=ほつ}れていく
傷口には絆創膏を貼って
巧く隠しているつもりだけれど
私の体の中は思っていたよりも
ずっと黒く ....
むずがゆくって
くねくねしてる
なでる風がやさしいから
もういーかい
まぁだだよ
きりんみたいに首をながくして
まってます
むずむずがこぼれるたびに
くねくねしちゃう
もういーかい
 ....
大丈夫
何があっても
そう言うの
言葉の魔法
疲れても
辛くても
大丈夫だから
大丈夫
心も体も
素直に騙される
あなたも
好き

甘い蜂蜜は潤滑油のかわり
溶かして紅茶
 ....
すっぺぇ
ちょーすっぺぇよ
生レモン
口がすぼんでタコみてぇになるよ
そーなると
やっぱ生が一番だわな
生最高だわ
ちょーすっぺぇし
変身できそうな気すらするし
スッパマンはもういる ....
鉛色の曇り空が
たくさんの弾丸を
地面に向けて打ち込んでいる
そして騒がしく
たくさんの人間が
あるかもしれないモラルを忘れて
たくさんの人間が
少ししかない場所を埋めていく

傘を ....
このバケツにはなぁ、宇宙が詰まっているんだ

なんて突然
途方もないことを言い出した父
何故か表情は輝きに満ちている

どこにでもありそうな青いポリバケツ
昨日と一昨日とさらにその前と
 ....
いつも疲れて帰ってくるあなた
ご飯を食べて
お風呂に入って
ベッドに休まる頃には
ぐったりと死んだように眠るあなた
家に一日中居た私には
まだ眠りにつくのは早い
でもあなたを起こさぬよう ....
水が!
水が!
蛇口から!
溢れているんです!
蛇の口です!
スネークマウスです!
それはネズミです!
今朝の食事です!
止められないんです!
止まらないんです!
誰か!
たす! ....
難しいことは
良く分からないけど
君と僕には
同じ血が通っている
それだけで優しい痛み
目に見えない0と1が
私と私でないものを繋いでいる
まるで未成熟のか細い{ルビ蔦=つた}で
例えば、それがなくなってしまえば
事切れてしまう危うい命綱
そんなもので繋がっている
人の影を慕 ....
君、新製品のテレビを買おう
地デジに合わせて買おう
画素数なんて
気にするのは古い古い
今の主流は何といってもゲソ

(説明しよう!ゲソ、とは主にイカの足の
 ことをいう。この場合、テレ ....
いつでも白詰草の匂いが
シャツに染み付いていたっけ
町が見下ろせる丘で
毎日飽きもせずに追いかけっこ
明日が来ないなんて
想像も出来ない夕焼けに
僕ら、ちっぽけな勇気を
掲げて胸を張った ....
あなたが近付く音に
冷たいはずの鼓動が脈打つ
けして触れてはいけない禁忌

シャワーから流れる
生ぬるい体温に
体の隅々まで
犯されていく感覚に犯されて
頭の中が真っ白に痺れてしまった ....
私は瓶の底で
静かに沈殿している

焦げ茶色の液体に{ルビ塗=まみ}れて
歪曲した夕日ばかりが
私の唯一の慰みになり
頑なに拒んだ日はいつだったのか
もう思い出せはしない

幾ばくか ....
美味(116)
タイトル カテゴリ Point 日付
ちょっとポイント制について言わしてくれ散文(批評 ...9*06/6/2 11:05
今と昔の詩の優劣についての考察散文(批評 ...0*06/5/31 20:16
滴と器自由詩3*06/5/28 21:41
舟を漕ぐ、山に向かって自由詩1*06/5/22 17:23
母さん、あなたの笑顔が見たい自由詩3*06/5/17 22:39
レッテル自由詩2*06/5/16 18:03
にゃんとにゃんだふる自由詩1*06/5/15 11:10
魚類ヒト科僕自由詩3*06/5/15 9:54
玉乗りジョニー自由詩0*06/5/12 10:17
スペルロゴス自由詩0*06/5/11 10:51
我がモンスター自由詩2*06/5/9 16:08
さくらうた自由詩0*06/5/8 11:51
故郷カルテット自由詩2*06/5/7 13:16
普通のこころ自由詩1*06/5/6 22:16
私の星は自由詩0*06/5/4 19:28
Lの音楽自由詩1*06/4/30 20:17
絆創膏から滲む私自由詩1*06/4/29 8:48
はるのむずむず自由詩1*06/4/27 17:48
正常な機械自由詩2*06/4/26 1:50
生レモン味自由詩2*06/4/25 9:53
たくさんの夕立自由詩0*06/4/25 9:42
父はそれを宇宙と呼んだ自由詩2*06/4/23 14:58
呼吸と心臓自由詩4*06/4/18 20:04
マウストゥーマウスネーク自由詩7*06/4/16 21:18
それは家族という自由詩3*06/4/16 21:08
エレクトロニックワールド自由詩3*06/4/16 0:48
今、話題のうねりを体感せよ!自由詩2*06/4/9 22:28
にわか雨、虹が架かった自由詩3*06/4/9 21:24
ヘロインモルモット自由詩2*06/4/9 2:13
ビー玉は瓶の底に沈殿する自由詩6*06/4/7 20:02

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