朝あなたをドアの外に見送って
あなたの「{ルビA=おにんぎょうさん}」は終わりです
すぐにアリバイ作り
愛しのあの人にお電話して適当な愛を吐いて

あなたが帰ってきて{ルビA=おにんぎょうさ ....
果てしなく続く欲望の渦に巻き込まれ
絶え絶えの呼吸をすることしかできない

KISSから始まって果ては体求め
更に果ててアルコールと嘘で塗り固めた
欲望に迷い込む

「止まらない」が口癖 ....
体中に巻きつけた包帯をゆっくりと外して
{ルビ肉体=からだ}の全てを見せ付けて
ヒドク焼け爛れた火傷の跡が更に加速する

暖かく抱きしめてくれたあなたのその腕を
鎌で切り落としたのはあたしで ....
あたし何百回も見てきた
大人の汚い部分を
そして次はあたしが汚くなる番

男は白い物を吐き出すけれど
あたしは口から血が混じった異物
止まらない 涙が出てきた

初めて吐いたのはあの人 ....
自分の心パンパンにして
ムリヤリな笑顔を作りながら
心の中で冷え切ってた

嫌われる事が怖いんじゃない
嫌われて傷つくのが怖いんだ

「あんな奴 どうでも良い」なんて
口が裂けたって金 ....
あなた抱きたくて
あいつらみんな壊してやった
あなた抱きしめて
あいつらみんな狂っちった

俺があなた好きになったあの日
色気のあるあなたの瞳 綺麗で
獲物を狙う蛇のように
あなたを食 ....
鳥かごの中から出たくて
何度も何度も自分を痛める
そんな君を見てられず
僕は君を逃がしてしまった

自由になれたのに
どうしてそんな目をするの?
早く逃げて 早く逃げて 早く逃げて
此 ....
君が目を覚ましてくれるなら僕は何でもする

あの日 君が僕をかばって血まみれになった
ドロドロと流れ出てくる血液を見ながら
僕の意識は次第に遠のいていく
気がついたら君は息をしてなかった
 ....
何かが割れて 奥から飛び出した悪魔
それはもしかしたら君だったのかも

暗い暗い夜の道を 走り続けている
早く早く帰らなくちゃ とにかく走ってた

闇の世界で僕が目にしたのは
紛れもなく ....
今日も嘘をセリフにして吐き出す
「知らぬが仏」 まさに今のあなた
もしもあなたがこの事を知ったら
どんな顔するだろう?

感情がこもらないままで
経験は加速するように増えていく
今日のあ ....
今日も世界のどこかで誰かが
此処に居る僕みたいに叫んでる
だけど僕と同じで それは届かない

明日も世界のどこかが壊れて
僕みたいに助けを呼んでるんだ
だけどいつも同じで 思いは届かず
 ....
ザーザー振りの雨の中
あたしあなたの事を待ち続けた
2度と来ないあなたを

あれは1年前の梅雨の時期
あたしが電話で怒っちゃって
あなたはあたしのご機嫌直すために
雨が降る駅前で待ち合わ ....
生まれてきたときは
希望に向かって走っていたのでしょう

だけどいつからかその希望は
「生」という名の鎖に奪われてしまい
あなたの希望は「死」に変わっていった

痛みも無い 苦しみも無い ....
初めて抱かれた日のこと
今でも鮮明に覚えている

あれは良く晴れた日の午後で
その日のあたしも逃げ出していた
だから彼に出会った

初めて知った快感
求めては繰り返す感覚を覚えた
好 ....
きっとこのまま朽ち果てていくのだろう
だからその前にあなたを抱きしめたい

もしも僕が死んだら あなたは泣いてくれますか?
このつまらない世界に別れを告げた僕に
もしも僕が逝ったら あなたは ....
彼のように空を飛べたら
あたしは泣かずに済むのだろう
そして抱きしめられたら
ヒドク涙を流してしまうだろう

心はいつでも鳥でいたい
体はいつも鳥かごの中にいるから
あたしはいつでも自由 ....
遠くの月へと叫ぶ 狼のように
だけどその「遠吠え」という名の叫びは届かない
神に祈っても この叫びは 愛は届かない

壊れてしまう この無常な世界の中で
ずっと愛を貫く事ができた{ルビ狼=か ....
あたしが夢見ていたあの日は
どうしようもなく虚構で 惨めな毎日
それがどうにも美しく思えて
儚い夢物語に幕を閉じた キスで結んで

会いたい人に会えなくて
ただ闇雲に走り続けて 涙を流す
 ....
体中に嘘という名の服を着た
何枚も何枚も重ね着してた
1つの事をするたびに
1枚ずつ増えていく

名前を聞かれて1枚増える
年を聞かれて1枚増える

実際は裸なのに
心の中では何十枚 ....
声が届かない
何度ボタン押して叫んだだろう?
気持ち届かない
何度ボタン押して送っただろう?

「愛しています」って呟いてた
届かない声 叫び 涙
虚しくその場で響いてた

「助けて ....
タバコを口にくわえて 火をつける
煙と一緒に何かを吐き出していた
目の前がクラクラする 吐き気も少し覚えた
愛と性の狭間でユラユラ揺れる

夜中に家を飛び出して
声を掛けられて 地獄への扉 ....
いつもいつも彼の話ばかり
他の男とセックスしても
頭は彼でいっぱい

何か事あるごとに彼の話
彼の好きな歌 彼の好きな服
その事ばかりがあたしの話題

彼を愛していた
だけど時折姿を ....
飲み込まれる あたしの精神も何もかも
高く鼓動を突き上げて 麻薬の効果
一気に壊れてしまった
愛の意味すら理解できなくなり
友の大切さすら見失いかけて

あたしが生きている価値はありますか ....
噛むのが止まらない
だから今も噛んでる

この爪を噛む事をやめたら
次はあなたのソレを噛んでしまいそう
あなたは「汚いから辞めなさい」と言う

だけどあたしにとってこの爪を噛むのは
今 ....
あたしのことを見下してる
そんなあなたが大嫌い
あたしはいつもあなたを
尊敬のまなざしで見上げてるのに

軽蔑しないで
上から槍を降らせないで
冷たく先の尖った槍を
そして時にそれは凍 ....
何も見たくなかった
何も知りたくなかった

この壊れたビジョンがあたしを狂わせる
その汚れた記憶が全てを壊してく

何もかもをなぎ倒して
全てを吐き出せるような人間に
憧れていた日もあ ....
あたしのことを呼ぶ声
いつも決まってる お決まりのパターン

アルコールに抱かれて
ついには酒乱にも抱かれ続けて

それで終わりなんだ
それ以上もそれ以下も無い事実だけが
あたしの何か ....
例えばこの花のように
気高く咲き誇れたら
例えばあの華のように
綺麗に咲き乱れたら

百合のような純粋さを盾に
薔薇のような怪しさを武器に
戦い続ける事ができたなら

例えばこの花の ....
いつもいつも瞳で泣かずに
手首で泣いている夜があった

手首がチクチク痛み出す
だからあたしは滴るそれを舐めてみた
鉄の味 錆びたスプーンのような味

それでも止まらず
あたしは手首で ....
ナイフよりも尖ったガラスの心
誰かの体を貫いて
声にならない悲鳴を上げても
助けてくれる人はいなくて

どんどん汚れていく身体と笑顔
気がつくともう今は笑えない
だんだん落とされてくあた ....
海美(101)
タイトル カテゴリ Point 日付
少女A自由詩205/3/28 10:03
中毒者自由詩105/3/16 4:36
涙のバーサーカー自由詩105/2/19 18:15
血反吐自由詩205/1/1 17:26
思考的遺書自由詩004/12/24 3:08
性欲愛情[group]自由詩204/10/28 2:11
bloody bird自由詩004/10/21 13:53
蘇生自由詩004/10/7 12:50
自由詩004/10/4 22:55
嘘吐き自由詩004/10/3 19:52
peace自由詩104/9/29 15:19
自由詩204/9/25 12:46
死骸自由詩004/9/24 3:09
初愛自由詩004/9/24 2:13
自由詩104/9/24 1:39
自由詩104/9/21 1:12
月の雫自由詩004/9/19 20:03
自由詩004/9/17 20:36
ドレス自由詩104/9/11 17:20
機械仕掛けの感情自由詩004/9/11 0:25
夜姫自由詩004/9/2 20:05
失恋ソング自由詩004/8/25 14:04
精神崩壊[group]自由詩104/8/17 13:02
自由詩104/8/4 23:57
自由詩004/7/31 17:37
終わりの詩自由詩104/7/21 18:53
呼び声自由詩304/7/20 12:59
flower自由詩104/7/15 2:00
blood自由詩304/7/12 23:24
壊れていくこの世界の全てについて自由詩204/7/8 3:49

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