眠いのは夢が違う世界ばかりをうつすからだね
休みたくて いくつもセンサーを切ってしまった
脚を手にしたいんだ そうしないとなんだか悲しいだなんて
うざったい感性にうずもれそうになる目 ....
私は私の中で静かに萎えていく君を観ているのだった
それはあまた居る私の一人に過ぎないけれど
私を護ろうとしているのでしょう・・・?
私は私の期待に応えない私を踏みつけて明日へと行か ....
男は地図を見て 右へ行こう と言う
女は風景を眺めて 左へ行きたい と言う
「左は遠回りだ」
「見て あんな綺麗な猫見たことないわ」
「遅刻するよ」
「今この時は二度とないのよ」 ....
箱の中にうさぎがいた
箱の中は窮屈じゃない?
なんでさ箱の中にいるのは君の方だよ
うさぎはにやりと笑って言った
なんてことだ僕は箱の中にいた
うさぎはどこかへ逃げ去った
....
かってのストイックなルールは単に惰性に過ぎなかったのだと想っ
てみるかっての清らかな決断はただの逃避に過ぎなかったのだと呟
いてみる美しいものたちをくさして泥水に叩き込みそうしてふふふ
と笑って ....
馴染みの店にコーヒー豆を買いに行く
レジの横の椅子に女の子が座っている …3歳くらい
ちらっとこちらを一瞥しただけで また退屈げに空を見つめる
肩にかかる薄い髪 膝の上には蓋付きの小 ....
最初に見たのは君の 背中 だった気がする
瞬きをしたら君はすごく大きくなっていて
私には 頭が見えなかった
次に見たのは
私を通り抜けて背後を見る君の目玉 だった
いつかの瞬間に ....
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