彼と別れた
別れたくなかったけど
「別れよう」
って言われたからしかたがない
10月11日の
彼の26歳の誕生日
ボールペンでぐりぐり
ぬりつぶしておいた
買ったばかりのわたしの手帳
 ....
私は私が嫌いだった
手相とか
自分の星座や血液型とか
ひとつを気にしだすと
全てがいやになってしまう
魔法使いのおばあさんは
自分を好きになる魔法を知っているかしら
そんなことを考えてい ....
新宿の高層ビルの上で
シャボン玉を吹きたいな
白い雲に乗って
知らない街へ飛んでいきたいな
しゅんとして落ち込んだ時は
死にたいなんて思わないで
静かに目を閉じて心を落ち着かせると良い
 ....
さあ
お昼休みだ
ランチの時間だよ
どこいく
なにたべる
どうでもいいけれど
さっきは怒ったりしてごめんね
きみがそんなに落ち込んでいると
こっちもすっきりできないだろ
今日は
わ ....
黒山羊がゆく
とだえることのない
長い列
めえめえ鳴きながら
とぼとぼと
山のほうへと歩いてゆく
きょう、美代子ちゃんと神社で遊んだ
美代子ちゃんに
「桃子ちゃんの持っている宝石を見せて」
と、いわれた
宝石のこと、ずっと内緒にしてたけど
キティちゃんのポーチを持ち始めたから、ばれちゃっ ....
モノクロ写真の空中ブランコは怖い
目を閉じると
笑いながら落ちていく女性の姿
彼の手を取らなかったのは、わざとでしょう
うれしそうに
でも少し泣きながら落ちていく
きっと
これも演出なの ....
じくじく、そわそわ
みみの中に、でっかいみみくそが入っているような感覚が
毎日続く
暇さえあればみみかき
かきかきかき
なのに
恐竜のたまごも、お姫様の身に着けている宝石も
みつかりませ ....
私を感じさせて、ジャックオーランタン
今夜は、裸になってあなたを抱いて眠るわ
でも
カボチャじゃ無理か

12月
サンタクロースに期待するわ
青空にみかん
青空にティラノサウルス
青空にプログラム言語
青空にまだ読んでいないラブレター
青空に西新宿
ああ今日も、東京都庁はお空の色に染まっていらぁ
美しい黒髪に、白い肌、大きな目
あの娘は綺麗

だけど、首にキスマークがあるのが汚い
きっと汚い男が残した
薄紫色のキスマーク
あの娘は、笑顔になる余裕があるのが許せない

 ....
あなたがつけた
キスマークがかゆい
ぽりぽりかいていたら
血が出たの
おもちみたいな首に
かぶりつくように、ちうちう吸う
「やめろよ」
って言ってもやめないわ
キスマーク
特に意味はないけれど、つけるのがたのしくて
誰かに見られるのがいやなら
絆創膏を貼れ ....
幸せなら
フエラムネをふこう
あなたの小さなくちびるを思い出しながら
フエラムネをふこう
甘酸っぱくて
懐かしくて
いとおしい

フエラムネ
勢いよくふけば
空に響き渡り
鳥たち ....
夏の夜は怖いよ
踊るマグマの夢を見る
音をたてずに、ただ熱く熱く燃える
ベッドの上で、静かにとけていきそうで怖いよ
怖いよ
怖いよ
亡くなった人の骨は美しい
悲しいくらいに美しい

外浦海岸を歩く
白い砂の上を歩く
足跡ができては消え、できては消え
さらさらの白い砂、右手で掴んだら
指と指の隙間から
すうっ
と、 ....
冷房の効かない部屋で
冷たい水でよく洗ったトマトをまるかじり
お母さんは
「下品よ」
って、言っていたけれど、一人暮らしの今だからできること

今年の夏は、伊豆には帰らない
愛する人がで ....
どうしよう
もしも、この詩投稿サイトに
槇原敬之が、ハンドルネームを使って、詩を投稿していたら、どうしよう
大好きな槇原敬之だと、気づかない私は
きっとその詩を「良い」と思える自信がない
で ....
怖い
高いところは怖い
周りが、どんどん小さくなっていくのが怖い
いつか、落ちる時が怖い
このまま宇宙の果てまで
上り続けることが
できたらいいのに

空は優しそう
なのに
私を抱 ....
スーパーの弁当についている
オレンジ色のスパゲッティが好きだ
とんかつ弁当も
白身フライ弁当も
ハンバーグ弁当も
あれがあるから、おいしそうに見えて
つい買ってしまう
少ないから、一口で ....
七月から
白紙のページが、ずっと続いている日記帳
今日も繰り返す
君と、同じようなメールのやりとり

エアコンをつけたり切ったり
パソコンをつけたり切ったり
何もしない毎日
考えている ....
初めて、槇原敬之のコンサートに行った。

初めてメディアの外で見る槇原敬之。
たくさんたくさん感動するはずだったのに
「ああ、こんなものか」
だなんて、思ってしまった。
そりゃそうだ、芸能 ....
夕食の時間、ヤモリを見つけた。

小さな羽蟻を逃がさぬように
慎重に
慎重に
歩くヤモリを
家族全員で、見ていた

動かなくなったかと思うと
スタスタスタと急に走りだし、羽蟻を食う

無我夢中に生きる ....
エアコンをつけっぱなしにして、裸で寝たせいか
今日は少し、頭が痛い
のどが痛い
食欲がない

アボカドを半分に割って、醤油をかけて
スプーンですくって食べた
昨日のキスが忘れられなくて
 ....
かずえ先生の髪の毛の色は、オレンジ色だ
とってもおいしそうな
百パーセントオレンジジュースの色だ
かずえ先生と、話したことがないけれど
かずえ先生のこと、好きになった
私の手帳の色も、綺麗な ....
どんどこどこどこ
どんどんどんどこ

とおくとおく
遥かとおく
かみなり様が太鼓を鳴らしている

部屋になんかいられない、早く外に出よう
傘はいらない、飛ばされちゃうから
長靴も、か ....
いまからいっしょに、うたいましょう
たのしくたのしく、うたいましょう

ア、アアア、アー
ンン、ンン、ンー

あ、あ、あ
きもちいい

ん、ん、ん
ちがう、そうじゃない

交じりあう声と声

メロディ ....
いきおいよく少年が飛び込んだ
水しぶきキラキラ
太陽の光に照らされた、色とりどりの宝石は
産み出されては、一瞬で消え
産み出されては、一瞬で消え

やがて人々がいなくなると、水はそっと眠り ....
芸術的だ
なにもかも芸術的すぎて
私は、おもちゃになっちまったみたい

この地球の上に
宇宙よりも遥か上に
人間よりも賢い何かがいてさ
見えない糸で
全てを操っているのかもな
人間の心まで操ることがで ....
鏡の中で
バービー人形が倒れている
天井と床とがくっついて
型破りな世界

ひさしぶりの休日だっていうのに
ゴミだらけの部屋で
ノートパソコン開いて
誰かのホームページ
朝から晩まで ....
壺内モモ子(136)
タイトル カテゴリ Point 日付
手帳自由詩1*07/11/19 23:16
ねえ未詩・独白0*07/11/13 22:28
しんしんひろうのし未詩・独白1*07/11/12 22:42
昼休みに口ずさんだ適当な歌自由詩107/11/11 22:39
葬送行進曲自由詩107/11/7 22:03
エロティック自由詩4*07/11/6 22:08
自由詩307/11/5 23:01
みみ自由詩307/10/30 12:24
Halloween自由詩007/10/27 23:02
青空に高層ビル自由詩207/10/25 21:06
キスマーク3自由詩207/9/27 20:00
キスマーク2自由詩007/9/26 17:19
キスマーク自由詩107/9/17 16:26
フエラムネ自由詩207/8/23 20:04
うなされる自由詩007/8/22 23:07
悲しいくらいに美しい自由詩107/8/21 14:20
まるかじり自由詩207/8/20 13:54
ちょっとした妄想未詩・独白3+*07/8/19 22:20
プレッシャー携帯写真+ ...3*07/8/18 16:44
スパゲッティ自由詩107/8/18 13:05
長い夏休み自由詩0*07/8/14 22:23
Fan未詩・独白007/8/13 23:47
生存競争携帯写真+ ...1*07/8/13 2:08
アボカド自由詩5*07/8/12 23:01
かずえ先生自由詩107/7/25 23:09
雨の中の少年たち自由詩107/6/14 17:21
ハーモニー携帯写真+ ...107/5/30 20:17
夢見る水自由詩607/5/28 14:36
神様携帯写真+ ...8*07/5/27 3:16
イッツアビッグワールド自由詩2*07/5/26 1:25

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