テレビでは無言でピンクパンサーが
真っ白になって滑稽劇を演じてる
相変わらずぼくはくわえた煙草を離せない赤子
恨めしそうに壁の中からアイドルが何かをちょうちゃくする
それはわたくしなのかな
....
投稿のほとんどを携帯電話からしてしまうばっかりに、ポイントを付けることは出来てもそれへの返事を書くことが出来ません。批判、お誉めのお言葉共に非常に嬉しく、またそれを参考に精進していく次第なので、場違 ....
あの太陽はどうも思い過ごしだ
電球を取り替える様に人間が群がってる
深く考えんの止めてみようと
試みたのもつかの間
太陽はなくなったみたいなので
ため息ふたつ
一枚の雲がふわり
眼をつむ ....
そうだよぼくが悪い
すべてぼくが受け持とう
あの黒猫の片足がないのも
すべてぼくが受け持とう
馬鹿らしいかね
あぁそうです
君の飲んだ後のティーカップに残るぼくの感情
それは店員さんに持 ....
潤しい木の葉の如き日々が震えたら
木陰に佇む幼い蛇達は永遠を描けない
目を綴じて涙の残熱を必死で拭って
コップ一杯の水を飲み込めば
それはふわりと幼日のビニールプールを思い出させた
曇った窓 ....
ふむ、と悩んだふりをしながら知人の話をやりすごす。なんて下らないんだろう。いやや、自分が小さいことに悩めないくらい下らないのか、ふむ。そんな感じにやりすごそうとしても知人は見解を求める。あぁそうね、 ....
ぼくは都会とも田舎とも言えない辺鄙な場所に生息する
ぼくはそんな街で無表情の人ごみの中に生息する
ぼくはそれに流されているのかも知れない
ぼくは無表情で街を闊歩しているかも知れない
....
カーテンを少し開けたんだ
今日が晴れなのか、それとも雨なのか
ただそれが気になっただけでして
そのひとつの動作に、はは、いちいち暇だねあなたがたも
とりあえずたんすから事実を取り出して
靴下 ....
ビリヤードのキューでつついたのは
昨日の六時、わたくし自らの時間をつついたので
わたくしはレジスターの爺に金銭を叩き付け
時間を売り渡しました
晴れやかな
非常に晴れやかな気分でした
そこには輝く木の葉と
そよぐ風
そんなものが単純に、日常に、転がっていた
ただそれだけ
それだけなのだけど
ぼくの面は綻ぶ
景色の儚さがぼくを喜 ....
瓜が実った
そう書いたのは何かのメタファーじゃない
気分
携帯電話が止まった
そう書いたのは何かのメタファーじゃない
惨め
そこに、常にある自分
それを綴るだけ
何か深い意味があるとす ....
橋の上に両足を揃えて先を見据えた
ふと頭によぎったのは小学校の廊下でした
それはひらりと揺れた一枚のハンカチの様に可憐で儚い思い出
ゆっくりと人間的な動きをして
人生と言う字に読み仮名をつけて ....
坂を歩いて、月を見て、それに群がる雲を見た。幼い頃、ぼくはあの雲に乗れると思っていたし、そうするために飛べると、そう信じていた。大人になれば、スーパーヒーローなんかの面接みたいなのがあって、それに受 ....
異論を唱える者の口に
バナナを詰め
奇行をする者の足は
切り取って
蠢くバナナをくわえた馬鹿と
足の無い馬鹿
そんな世界に私は住みたい
そう思ったと言う幼稚園児の
目をぼくは見つめちゃ ....
紫煙揺らぐ萎びた一室に
それはある
アタラクシアと呼べるものではなくて
いったい何やねんと
問われると困惑して
その部屋の四隅にぼくを設置して
震えるのです
最近もどかしいんだ。何して良いのか判らなくて。そんな時は部屋で頭を抱えながらああぁぁぁん、なんて叫ぶわけでして。大体、何、良い? それとも、善い? 善悪なのか、良し悪しなのかどちらが「よい」のだろう ....
歩く才能を持たないぼくは
ふらふらといつもおぼつかぬ
奇妙な光景を目にしたんだ
それはアパートの一室で
壊れそうなほどの性行為
ふらふらとおぼつかぬ
それは興奮によって齎され ....
荒れ果てた花園には
もう花なんてのはない
かさかさ音を立てながら
風に思い出が転がっている
どうでも良い
彼女はその花園にいた
無邪気な笑顔と汚いワンピース
片手にじょう ....
最近、もっぱら秋葉系な僕はとても可愛い秋葉系女はいないのかなぁなんて考えるのですが、残念ながら隠れ秋葉系やし、見た目はおもいっきり普通の一般若者男性。そんな僕にはやはりギャルみたいな香水くさい女か、 ....
心が痛むんだ
それは煙草のせいじゃない
水のように下がる枝先を
ただただ見つめただけなんだ
頭の壊れたいい加減な
小さい小さい人
タオルケットにくるまって
未来を恐れるの ....
答えが必要なの
いつでも他人をかわすことのできる
だれにも必要とされない
単純な持論なんていらない
かかわりを最小限に抑えられる
そんな真実ではない答えが必要なの
それは嘘でもいいの
自 ....
疑わしいうららかな日々
何かの声が聞こえる日々
もみ消した夜、それは煙草で
名残惜しそうに煙るけど
命の足音が響いた中庭
信じられない日常の中
逃げ出したのはぼくじゃないんだ
歌ったのも ....
外は暗いはずなのに
この部屋は気味悪いくらいに明るい
歪んだカーテンレールはその光によって影を作られた
ただそれだけでした
明暗のはっきりする部分なんてカーテンで区切られるほどに曖昧 ....
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