どのくらい
どのくらい経った
最後に声を聞いてから
あの青年がなにを言ったのか
耳よ、覚えちゃいないのか
タバコの煙と溜息が
不恰好に入り混じる
思い出し笑いを殺した後で
....
登場するはずの「彼」がいない
だから「彼」はいないのと同じ
でもぼくら「彼」を知らないってわけじゃない
人工的に飾られた花々や、沈みかける太陽
燃え上がる雨や、蝋燭の冷たい炎
そのあと幾 ....
私たちは常に何かを選んでいて、なにもしていないときはなかった。
どうしようもなく強い波に押されたりしながらも選んできた。
ときには確信しながら、ときには盲目的に。
今このときになにか重大な物事を ....
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