今日もカバンの中は真っ白の空気だけが詰まった
一日の匂いが底のほうに浮遊する
放課後の校庭から発情期の叫び
それが下校の校内時計
背中押すキミ 

道草が主食の若きベジタリアンは
胃がも ....
締め切った部屋
風のない時間
友達の彼女の前髪が
ゆらゆらと
そよいでいる

本能と言ってしまえば
あまりにも簡単で
あまりに悲しすぎ
なにか意味が欲しくて
新しい名前を探してみる ....
鏡のような男
魔法の鏡のような男
あの娘のなりたい姿を
幸せな姿を
優しい嘘を
だから彼女は男の前で
今日も眠っている

天使のような女
天使の歌声を持つ女
孤独を思い出の中佇ませ ....
口ずさんでしまう歌がある
気がつけば歌っている
まるで大勢の中から
自然と君を見つけてしまうような

テレビから流れるメロディ
僕のボケボケの耳に
Hello againって聞こえたんだ ....
行間が読める
悲しみにそらさない
何気ない風景に喜びを見つけるような
よく見える目が欲しい

キラキラ濡れるガラス玉の目よ

沈黙に傾ける
過ぎ去る足音にさえ澄ませる
季節の変わり目 ....
エナメル象牙質に沁み込んだ怠惰が
甘い思い出を刺激する
シュガーベイブ キャンディーガール
溶けあったメイプルシロップとバターが沁み込んだ
焼きたてのホットケーキを
バニラコークで流し込んだ ....
スネ夫(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
帰り道自由詩203/9/13 4:11
a sin自由詩103/9/7 5:15
魔法自由詩003/9/2 20:53
忘れえぬ歌自由詩003/9/2 20:52
匂い自由詩103/8/30 22:39
pain自由詩003/8/29 23:23

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