はじめから分かっていた結末を
予定通りに迎えただけのこと
何も始まらずに 何も終わらずに
それが自分で拾い上げた唯一の答えだった
隣にいつもいるあの人を羨ましく思う気持ちを
憧れ ....
誕生日が私より1日遅い父へメールした。
to 父
subject おめでとう!
__________________
お誕生日おめでとうございます☆
あたしは昨日二十歳になりまし ....
だいじょうぶ、って心配して欲しい
わけじゃないんだよ
ただ疲れちゃったんだねって ぎゅっとしてもらいたいだけ
男心がよくわかるんだね、って言われたい
わけじゃないんだよ
....
ちょっと笑っちゃうこと。
黒人のラッパー。ちょっとおかしい。
だってあんなに怖いのに。あんなに悪そうなのに。
あの人たち、歌ってる。
デトロイト育ちで、ドラックが似合って。
....
世界がひっくり返ったのか
あたしがひっくり返ったのか
そんなのどっちだっていいけれど
空までのぼっていくような晴れた気持ちは
はちんとはじけて
水溜りがはねて汚しちゃった
....
追われると 逃げるか冷める 恋心
ぎゅっとして 慰められるのは 男だけ
卒業式 嫌いな女に ビンタした
10代で 干物女の 最前線
センター街 行きかうギャル男に 殺意わく ....
それが楽しみで少し早く起きたりするの
いるのかな、いないのかなって
いつくるかな、こないのかなって
ちょっとソワソワするのも好き
いざ見つけ出したら急に視線はずしちゃったりして
ちょ ....
ジャストサイズを選んだはずが
いつのまにかもの足りなく感じる
酷いことだって分かっているけど
追いかけられると逃げ出したい時もある
あとを濁してばかりのこの暑さも
街で香るつけす ....
足りないなんてことは
きっとないんでしょう
いつだって今の自分が最上級
他人と比べてみても
無駄なのでしょう
いつだって隣の柴は青い
一生懸命さがしてみても
消えて欲 ....
フレッシュネスバーガーでgirls talk
お酒なんかなくったって
くるくる回るピンクのくちびる
最近買った服
新しいネイル
ヤな女の悪口大会
言い寄ってくる男の子
男の子たち ....
螺旋階段の階上から降りてくる頂点の人
被った泥も感じさせず佇むその姿
階下に居るあたしは唯の青二才
眸の奥の攻撃的な野心拭えない
綺麗に羽広げた髪
媚びる爪先
此処は女の縄張り ....
ハロー、ハロー、聞こえますか?
ここは地球です
あなたの星から地球は見えますか?
いつかみたいにまだ青い星ですか?
ハロー、ハロー、聞こえますか?
ここは地球だと ....
左手の小指がなんだか痛いなぁ
きっと通りの黒猫が死んで居たせいね
滲んだ掌の赤い血が眩しいなぁ
辛い位に生きてる証拠を突き付けられる
ダンボールに詰めた記憶は何処かなぁ
すっかり燃え ....
なおちんは特別
愛媛弁をしゃべる元高校球児で
いつもにこにこして豪快に笑ってる
馬鹿みたいなトコもあるけど
好きなことには一生懸命で熱い
時々輪を離れてひとりでタバコを吸って ....
あたしの髪はピンクブラウン
ドライヤーは嫌いだけど髪をなでられるのは好き
あたしのツメはスカルプチュア
この意味おたくクンに分かるかな?
あたしの靴はピンヒール
足がだるくても背 ....
元カレの イケメンぶりに 後悔す
顔面の レベルで変わる 心拍数
すっぴんを 見せても良いが 萎えるなよ?
気がつけば 小悪魔ブームも 去っていた
安めぐみ 名前の響きが ....
なんとなく面倒くさくなって
なんとなく振ったあいつが
いつのまにかいい男になっていた。
女子大の彼女ともうすぐ半年
あたしはあれ以来作ってないっていうのに。
急に悔しさが込み上げ ....
何がご不満ですか? いつも尖らせた口唇
拗ねるように媚びた其の視線
あたしに何かを求める合図でしょう
何がご不満ですか? ひとつ吐きだした溜息
欲しい答えじゃ無い落胆
あたしが期待は ....
そろそろなのは分かっている。
もうそろそろ心を決めなければならない。
自分の荷物は自分で背負わなければいけない。
当たり前のように誰かに頼ることを、卒業しなければ。
今はたくさん差し伸 ....
{ルビ蝋燭=ろうそく}にも手錠にも興味なんて無い
そんな物に頼らなくたって支配出来るもの
貴方 痛い事は嫌いでしょう?
あたしも痛がる貴方なんて厭よ
身体の痛みなんて誰にでも与えられる ....
寄せ集めの言葉ばかりの会話 飽き飽きするのよ
つまりは肝心な事は其処には無いって事でしょう
一瞬一寸も無駄には出来ないと思う程
完璧主義者では無いけど
{ルビ葡萄酒=ワイン}で誤魔化す ....
ピンキーリングは幸運になれるのよ
そう言ってきみは嬉しそうに小指を揺らす
何か考え事をするときはいつもリングを触る癖
気づいてる?
こっそり何か隠しているときは
左手のリングを右手で ....
2月は節分でしょう?
3月はひな祭り
なのになぜか今のこの時期に
うちにサンタクロースがやってきた
あわてんぼうじゃなくてせっかちなサンタクロース
それとも大遅刻?
やだな、ち ....
競うみたいにして あたしたち
みんなが欲しいものを欲しがる
脅されてるみたいに あたしたち
誰かのまねをして安心する
そうやって色を確実に消していって
どんどん透明になっていく
....
一から十まで知ってしまうなんてできない
誰もがすべてを見渡すなんてムリなこと
足りない足りないって 焦って
それでキミが得たものは何だったの?
とりあえず下を見て一安心してから
....
六本木の夜を友達とはしゃいで
知らない人の人ごみの中で
音楽になんとなく体を乗せる
たまたま出会った男の人と
少し話してお酒をもらう
あたしはいつもピーチフィズ
名前と嘘の ....
コンクリートの壁にもたれかかって
ひとつ、息を整える
ツメを噛む癖 戻ってしまったけど
こころ、落ち着く
暗い歌は聴きたくないよと
すぐに頭のチャンネルを変える
そんなふうにうまく ....
冬になれば夏に焦がれて
夏が来ると冬に焦がれる
そんな自分勝手な君を見るのも
なんだか良くて
ポケットに隠してつないだ左手が
ひんやりと冷えた君の手に僕の体温を伝える
手袋をして ....
なんで一番がいいんか誰もしらんくせに
みんな一番をめざす
そんで気づけばあたしも
一番にならな
一番にならなって
一番をめざしている
なんか苦しくて なんか辛くて
理由は分からないけど 今にも泣きそう
だけどひとりで泣く勇気なんてないから
誰かの側で泣かせてほしくて
妙にタイミングをうかがっている
そうやってあ ....
1 2
0.44sec.