なみなみと震えて
零れないようにと頑張ってる

それがいつも
正しいとは限らず

人差し指で崩して
解放してやろうと
奇特な人間もいないだろうが

隣で腕を組んだまま
息を吹きか ....
夜になると
僕は古い回廊にいる

いつからか
その前に何処にいたか

僕には何もわからない


ただ
僕の役割は

窓から注ぐ月の光を
燭台に集めて
灯をともす事

果 ....
放った言葉は
宇宙葬
想われた言葉は
さようなら

糸の切れた凧のように
僕は自由ですね

されど
日々は変わらず続き
空の色さえ失っていません

その普遍性に
安堵し
途 ....
あなた今噛んだでしょう
もっと優しくして頂戴
大事に磨いた
わたしの肌に触れたいなら

順番を間違えては厭
一番目の鍵を頂戴
云わせたら
承知しないわよ

挨拶のように丁寧に
白 ....
見透かした誰かが
ネジを巻いて
僕たち生きていきましょ
背中から声だして

可愛いあの子は
きらきらを手のひらで捕まえて
そっとポケットにしまう

それを見ていたけれど
じょうずだ ....
藤原有絵(95)
タイトル カテゴリ Point 日付
表面張力未詩・独白2*06/6/15 23:31
眠りの回廊 月のランプ未詩・独白2*06/6/15 22:15
ネロリのこいふみ自由詩16*06/6/15 21:40
撓るまえに自由詩4*06/6/15 19:21
トリック自由詩2+*06/6/15 19:14

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