でんしんばしらのよこにすてられた

さんびきのこねこが

じりきでそだつ
えんとつからしろいけむりがもくもくとはいしゅつされる

たてもののなは

へびーすもーかーしゅうようじょ
こどもたちがつくりわらいをうかべるまちでは

おとなたちがまいにちびーるをのんでいた
季節が黄緑になりかけた頃

風はあまりにも無色で

恋はピンクのまま終わった

嘘を青で塗りつぶし

プライドは赤と一緒に捨てた

友と名のつくものはすべて黄色に見えていた

 ....
地球が廻っていると気づいたのは

初めて立ちあがったとき

あまりにも不安定だったから
お風呂に入ると
肌色が溶けていく
どろどろ
どろろ
涙にぬれて
ふやける指
彼女のお腹の中に宿った命の成長は

彼女のお腹の大きさで分かる

耳を当てればやさしい音

きっとコウノトリの鳴き声だ
閉店間際のスーパーに行くと
お袋が2割引になって売っていた
陳列棚には親父が売れ残っていた
兄がバーコードを読み取る機械に当てられていた
150円だった
偶然弟に出会った
彼はモズクを5パ ....
もりがみどりいろになった
そらはあおいろだった
もりはいきいきとしていて
そらではとりのこえがきこえた
いっぴきのありが
せっせとなにかをはこんでいた
しょうじょがそれをおっていた
こん ....
少女は画用紙に赤いクレヨンで仕上げをはじめる

彼はその後ろでにっこりと少女を見つめている

自分の娘の絵の才能を誇らしく思っているのだろう

私は少女を正面に見つめながら

彼女の真 ....
こういっちゃ何だけど
私って自分の美貌には自信があって
家もお金持ちだし
男にはモテるし
ぶっちゃけ不憫なことはないっていうか
今まで手に入れたいものは全部手に入れたし?
まぁそれがゆえひ ....
愛する時間がないの
といいわけをして飛び出していった彼女

空が青く
それでも雨の降っていたあの日

僕は
声を掛けることも
追いかけることもできず

ただ
彼女のために傘を編む ....
世界中の言葉を掻き集めて告白しなくったって

大好き。
愛してる。
ずっと一緒にいよう。

って、ストレートに言ってくれれば
ボクは恋に墜ちるから
(ボールは故意に落ちるから)
毎朝、必ず同じ時間に決まったコースを散歩する老人がいた。
傍らには愛犬の「ユキ」
珍しく雪の降った朝、捨てられていたのを老人が拾ってきた犬。
今ではすっかりなついている。

春が過ぎ、夏がき ....
引き篭り。
という代名詞を与えられた青年は、
暗い部屋でインターネットに入り浸りだった。

或る日、青年はチャットで知り合った女性に恋をした。

恋と呼ぶには幼すぎるものだったかもしれない ....
少女の足は小さい。
雪を歩けばその足跡も小さい。
歩幅も小さい。
長靴も小さい。

小さな体に茶色のコートを羽織って
少女は世界を旅する。
長靴はピンク。

彼女にとって世界はと ....
『最近の若者』

最近の若者は……。ていう批判しかできないんですよね。最近の大人は。


『違いはない』

化粧はいいのに、整形はだめなんですね。
顔をいじる。と言う意味では同じだと思 ....
『告白1』

「私、あなたのことが好きです」
「うん、僕も好きだよ。君以上に、僕自身のことが」


『沢山あっていいもの、そうでないもの』

恋人が同時に複数いても、別にかまわないと思 ....
『努力』

本当に努力をしている人は、その自覚が無いし客観的に見ても分らないことが多いだろう。端から見て、努力しているように見える人は、そう見えるよう努力しているだけだ。


『誰かのため』 ....
男は毎日1ピースだけジグソーパズルをはめる。24
×15。全部で360ピースのパズル。それが仕事、
他にはなにもしない。そうやって1年を過ごす。きっ
と、なにかを埋める作業とか、なにかを繋ぐ作業 ....
月に願いました
星に願いました
天に祈りました
神に祈りました

何を願い
何を祈ったのか
忘れてしまいました
君に出会って
もうどうでも良くなったからでしょう
脚の生えたサカナがレジを打っている
白いカラスが新鮮な品物を輸送する
18本脚のタコがてきぱきと品物を並べていく
小型のゾウが鼻と耳を上手に使って清掃をしている
青い瞳をしたウサギが惣菜をつく ....
好きな人と一緒になった場合は
間違ったふりをして全部の階を押してください
目的の階まで長くいっしょにいられます

好きな人に思いを伝えるときは
すべての階のボタンを押してください
目的の階 ....
空を涙で濡らしてください
虹がかかるのですぐに渡ってください
渡りきったら壊してください
誰にも追われないようにするためです
僕の知らないところへ行ってください
僕のことは忘れてください
 ....
道草を食っても食っても減るのは時間

太陽と月の間に挟まれて

開かぬなら開くまで待とう自動ドア

エレベーター定員9名8人でブー!

チャン・ドンゴン ウォンビン チェ・ジウ ペ・ヨ ....
小さな公園には
ぼこぼこの砂場と
青いブランコと
黄色の滑り台と
赤茶の剥げたベンチがありました

他には僕と君がいました
僕たちはまだ真っ白な友達です
満月は嫌い

君はあの山のもっとずっと向こうにいる

月が欠けたら

その余白に君への思いを書いて送るから

今日も一緒に

同じ月を見ようよ
君への思いを
100個以上の言葉にして
僕の伝えられるだけの気持ちを
精一杯の言葉にして
言葉で足りない部分は
文字にその思いを込めて
手紙にしたよ

バカみたいに大口を開けている ....
まないた

たまねぎ

のせてせんぎりにする
たまねぎ

いたいよ

いったきがしたのでなみだがでてきた
たまねぎ

おりょうり

めいわきやく
かれーにいれ ....
『色決め』
赤はアカン! 白にしろ!


『勝手にシンドバット』
買って、ニシン、どばっと。


『花占い』
好き 嫌い 好き 嫌い 好き ・・・・・・ 好き 好き 好き。

 ....
桜 葉一(208)
タイトル カテゴリ Point 日付
平和な街3自由詩405/3/25 11:22
平和な街2自由詩105/3/24 13:10
平和な街自由詩105/3/24 12:48
色世界自由詩205/3/23 11:18
回転自由詩405/3/22 21:08
言葉たち(お風呂)自由詩005/3/22 17:37
やさしさのコウノトリと自由詩005/3/20 15:06
幸せを運ぶブタ自由詩4+05/3/19 22:44
うさぎのみみ自由詩005/3/14 19:40
絵画というもの自由詩005/3/7 17:49
玉子様が現れた自由詩1*05/3/3 23:18
編み傘自由詩005/2/10 17:09
三振アウトをとる方法自由詩005/2/5 12:02
或る老人の話。自由詩005/2/4 17:16
或る青年の話。自由詩005/2/3 14:54
或る少女の話。自由詩005/2/2 16:35
たんぺんであったりする 3自由詩005/2/1 17:00
たんぺんであったりする 2自由詩205/1/31 23:52
たんぺんであったりする 1自由詩305/1/31 15:33
24×15自由詩005/1/29 15:24
言葉たち(お願い)自由詩604/12/2 18:02
言葉たち(お勤め)自由詩104/12/1 15:23
エレベーター有効活用方法自由詩304/11/30 23:13
逃亡方法[group]自由詩104/11/29 17:41
川柳る川柳204/11/29 17:36
言葉たち(お友達)自由詩104/11/28 23:41
言葉たち(お月様)自由詩304/11/25 20:49
言葉たち(お手紙)自由詩204/11/24 19:38
言葉たち(お料理)自由詩404/11/23 23:06
孵化(一行)自由詩004/11/21 15:02

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