ややもすれば返り血を浴びていた。返り血といったって、別段ぶっそうな話じゃなくて、たった今僕の目の前で弟が鼻血を出したのだ。鼻血にしてはなかなか見事なもので、僕の後ろの真っ白な壁が真っ赤に染まった。危う ....
母め締め、八女笹睦め
実殺しあひて、綾なす夕美の仄かなる
ひゅうゆる揺る火、厭いて子ら。
性鳴きの、湯気なす舞に、罅いて子等。
笹女、湯女なつかひ女、さばらなす
九つも、湯女綯い厭いて
掻 ....
さなれ
ゆつつ
すべなさし
くすをし
すみちに
あかな
えれなして
くすをつき
つつめつしめ。
こめをなす
くすゆるびに
まきるもち
....
本日は100年に一度の皆既日食であります、と昨日のニュースで言っていた。それはそれはおめでたいと言いながら、僕は目の前に置かれた目玉焼きを眺めていた。本日は100年に一度の皆既日食でありますと今日の ....
なかながと、つやぎするが
つやか、なぎなひて
ほふうをり
すやなか
ながなざる
そりつつの
くのをの
すのしこしめして
くやす、けやけやきのりをり。
つゆくるりえおりつ
し ....
さなさ
つつさ
よいなみ
すすめつ
なななせ
こにゃならよ
をほををわりて
そつつつめさる
めつつつしか
きゃせ
やせるるをり
こむつつかひてをり
ななめし ....
ほやな、すめちゃ
あゃ、ふゅふぅゆ、らっかす。
くるくっかする
かられてをり
かなめちゃや
あけゆ。
ふぅふる
なべりをり
すみちゃゃやか。
かかひてを、はや ....
すみ。
さぇやぇ、ひろゆり。
きわつき、
をめ、
やまめかせるる、
をりをりか、なり。
くるきり、やり、
ゆれてをや。
めゃがぎり、
はなを、
まがらせげれ。
....
ちゃつくるを
ほしつき すゆきつめ
ちゃつかひのり
くするをなほし すめなめ
ちゃやつつゆがひに
くゆる
をすべなして やめりつつ
やつしめ きわめすめつ
なつくし
....
ける
すぎゆきつゆき
ふにゃりこら
すくりをくり、
めちゃつかひめ
ゆめにひくゆる
すべるをりられ、
なぎゃつゆがひに
のつつつそめ
しめしつかれ、
なをしめし
つか ....
とこよのなつ
さるすべり。
ぼくは、よろこんだ。
皿にもにた、
なつめぐさの、ふゆすべりの
みこころもち
さたためにわの、ひをりあやし。
さしむすかな、あやかし。
きわみに ....
なむ、なむ。
なむな むななむ
なみ あにを なむ
そのじるな
そも なた なむ
すべ
たのむずぎの
あぎのなみまに
ああ゛らぜで
ものなすゆべたまへ
....
しわがれつくせぬものたちと、
ナザレのを引っ張り出した
せせらわらいの背虫男たちの間では
ずっとけんかばかり。
「弱いくせにあいつら徒党組みやがって畜生!」
とはしわがれつくせ ....
ほっくほっくすくめ
ほっくほっくすくめ
あゆたいの
あなくしますまひに
ひろみつつねむり。
あなくしますまひに
ひろみつつねむり。
さとなしごのおもいに
のみほされた ....
せのを〜。
さましつれ
もみしだきつれ
やえなし。
さがしつれ、さかはぎ
やはぎつれ、がぎょせならぬ
め
やめ。
ちゃぢゃつゆかいのを
やぎょす。
がやいのを
せ ....
ひののせ ひとのせ ゆまきせむ。
なかす むすしく やが
そちゅるせ をころせ をろこ ろこせ
すちゅるな ひやに
くすみ せみかかられ。
いがり ららさ やられでは、 ....
まむ
ぎゃべり
まむ
ぎゃ
べげ
べ
まぎゃゆろ。
しゃくゆつから
さやか
しゃくつゅ
や かくら、
しゃにくろさむ
しゃつかゆせ
ほのせ
む ....
きら きら きら
しかたなく いかかがらしむる
その いかがわしき つゆの
ほっさんみいむの うえの
おこじょにかかりきる いおり
いおりなす ほのぐらく いおおのめの
....
火檻に破かれた虹鱒の匂いが、桟橋に佇む僕と匂を伴い、山神の匂いを模倣する。錯乱姫、昨日トラックの間に眼球を握り潰す素振りを致しましたね。僕はねぶらいのクロッカス、尻拭いの網目にそっと捉えられ自爆と名の ....
手羽先は元気ですか?トラの皮にまたがるあの御方の強制的な微笑みには、正直うんざりだ。確実性の申し子よ。廓の声が聞こえますか?空にたゆたう、をみなえし草にほのめかされた、焼き尽くされたケツメイシ ....
さぶいぼと、おぼしき露が、一つ目小僧のはす向かいに、陽だまりを、喰って、いた。その割れ目の、なか、に、庵が、あり、廓に咲き乱れた、ボルボックスにたゆたう、黄緑色のほうれん草はスズメバチの羽音に、涙ぐま ....
よろず、よいのとばり、飛行する烏賊よ。きものの裾はいつになく
現前のいぶかしさをイソギンチャクに吐露する。むせらエビ、とり
しばたきの水晶よ、日のもとつ中つ国、うおのめのもと州に懇願せ
よ。ゴミ ....
カドワキにはじけ飛ぶ、ひなまつりにあるこだま桜が色タエに、クラゲナス愛にむせぶ大便の消しかすが一人、湯葉を光線に、三つあみに、くわせてはくわせては助けてくれと有楽町線に乗り換える。大便の人身事故、より ....
あないみじ 御前にしたためられた狡猾さは
一編の「BOOK」のなかに整えられた
臆病者達の ことだま
さぞ悔しかったでしょう
さぞ、くちおしかったでしょうことだまたち。
あなたがたの ....
ハードルは今日も 硬く朗らかな 一滴をしおどめのほとりに かなづちごと落として
開闢以来の微笑みを 白鷺に託して 湯目のまにまに 供えゆく たゆたけししらさぎは
いつものルーチンワークをとおして ....
したり顔
淀んだまなざしに居座った
落人のなぐさめあい。
求めることさえ許されず
しわがれつくされ
すり減らされ
荼毘に消えていった人たちの嗚咽を
腹いっぱいに蓄えて
自 ....
くさなぎの目やには相変わらず引き裂けていて
尊ぶ姿勢もなく奥まった眼球に
串刺しにされたプロキシサーバーはいつものように
ヤマメをにらみつけていて。
いつになったら落ち着くのやら ....
祟り神にやすらう
白ヤナギにたたずむ
しらさぎの肝。
ひとり
いぶりがっこはたたずんで
ありました。
たまゆるもくずの茎には
血まめつくってこさえた新宿NSビルの
こころ ....
ねまに さきわえゆく 揶揄のもようには
敷きつめられた あしあとの さんざめく日の光が
奇しき 喉ぼとけ ため池にしずませ
あぶらむし しずませ ただ、御前に
咆哮として 在りました。
せ ....
サザンカがこらす
くまの巣にあるひとみに
一匹の
あじは
ノマドを
そっともみけして
窓辺にたたきつけた論旨を
くすの木にとどめられる情念に
さんぼうに
のせて
みちばたの石 ....
もしゅ
(46)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
散文詩_110620.txt
自由詩
1
11/7/6 1:27
record_100718@jisitsu(1).txt
自由詩
0
10/7/19 10:34
record_090817@yurakucholine-ch ...
自由詩
0
09/12/5 16:38
僕と電柱と皆既日食
自由詩
0
09/12/5 16:36
record_090810@jisitsu
自由詩
0
09/8/18 22:01
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自由詩
2
09/7/20 19:52
Record_090616_@jisitsu.txt
自由詩
2
09/6/16 22:23
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自由詩
1
09/5/25 0:53
record_090225_0030-32@jisitsu.
自由詩
0*
09/3/13 0:12
record_090122_2355-58@jisitu
自由詩
0*
09/2/16 0:06
くろわ
自由詩
0
08/12/13 0:20
「な、む。」
自由詩
0
08/11/10 23:59
「なんとなく」
自由詩
0
08/11/10 23:52
「ほっくほっく すくめ」
自由詩
0+
08/8/20 0:47
せのをものすうた
自由詩
0
08/7/27 4:12
「日野々瀬、人乃瀬、血津、逝花瀬。」
自由詩
1*
08/5/6 14:14
「まぎゃり さくし」
自由詩
2*
08/5/5 14:12
はすむかい
未詩・独白
0
07/10/31 0:27
桟橋演戯
未詩・独白
0
07/9/12 3:20
「お元気ですか、暑中見舞い、申し上げます。」
未詩・独白
0
07/8/13 1:34
大平原での描写
未詩・独白
1*
07/8/13 1:24
海底探索
自由詩
0
07/7/25 0:58
トリコモナスかえせ
未詩・独白
2
07/7/8 3:11
貼り付けられた人たちへ
未詩・独白
0
07/6/13 1:38
それではみなさん本日も、乾杯。
未詩・独白
4*
07/3/31 0:05
淵から
未詩・独白
0+*
07/3/6 2:13
しわがれつくせぬものたちと、富めるものの間で起こったこと。
未詩・独白
2*
07/3/2 13:05
ある冬の夜更けにて
未詩・独白
2*
07/2/24 0:17
無題061215
未詩・独白
0
06/12/15 13:55
無題
未詩・独白
0
06/11/17 22:39
1
2
0.19sec.