誰が青空のみを美しいと決めた
今日の曇り空、この上ない快だ
白が白に重なり、灰色と化し
無彩色の天空は地上に落ち着きをもたらす
不動の空
秘密を握ったそよ風がそっと耳元でささやく

私は ....
君との思い出は
前世に書いた自伝のように甘美で遠く
懐かしくも恋しくもない
あの頃は全てが間違いだった
でも学ぶべきことは学んだ
君は誰?
不特定多数の群像に
君がおぼれていくのを私は見 ....
書きたいこと
書きたいことはたくさんたくさんある
次から次へと噴出する感情
それらが蒸発してしまう前に
ガラスの瓶に少しだけ詰めて
机の上に置いて
眺めて
振って
眺めて
言葉でスケ ....
桜はあきないのだろうか

雪が溶ければ 蕾をふくらませ
陽が高く昇れば 花びらを脱ぎ散り
銀杏が黄金に染まれば そのおすそわけを頂戴し
人間がせわしなく動き始めると ペースを合わせて葉を手放 ....
空に及ばないビルに縁取られ
月が映える夜の池袋
片手でぽきりと折れそうな
一本のもろい針金
小さな闇にぽつりと浮かぶ
銅色の月 ただ独り
渋谷の空はだだっ広い
渋谷の海もなお広い
個人主義の帆をかかげ
ここでは皆異邦人
陸の国家に飽き飽きし
各々独立したのとさ

ちょこっと貿易しませんか?
一日だけでもいいのでね
そん ....
蝶子(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
無題(宴)自由詩0*08/1/5 23:34
忘却の後自由詩1*08/1/5 23:33
自由詩1*07/5/4 10:52
自由詩3*07/4/1 22:25
情景自由詩1*06/10/1 10:44
東京(夜)自由詩5*06/9/22 21:14
水先案内人の言葉自由詩7*06/9/18 21:41

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