わけのわからん
くろいのがやってきて
こころのなかが
どんどんどんどんって
くろいの
いっぱいになったら
どこにいるのか
さっぱりよくわからん
くりかえしくりかえされても
く ....
ボクは
79%無意味
5%絶望
3%恐怖
2%希望
残りの11%
なんかよくわからんもの
で出来ていて
昨日のごはん美味しかったとか
友だちと会えていい一日だったとか
映画 ....
ヨドバシで
これにこれつけて
パッケージしてって言ったら
「前例がないから出来ません」って
前例がなくて
できないなら
ここは幻想だね
前例がないから
この言葉と言葉は
つな ....
efishの窓側の
川が見える席で
キミに手紙を書いた
あの日はお世話になりました
ずっと話してばかりでした
たくさん泣いてごめんなさい
放っておいてくれてありがとう
ごはん美味しか ....
旅先で送った荷物が
さっき届いて
ほんとに終わってしまったんだと
寂しさかかえる
空は青くて海も青くて
風の音が聞こえる
手の中に確かにあった日々が
もうずいぶん遠くに感じられる
....
頭痛がするから
早々と寝てしまって
見たくもない夢を見て
寝覚めの悪い朝を迎え
腹立ちまぎれに
思い切りあけた
カーテンの向こうは
やたら透き通った青かよ
なにひとつ確信などな ....
偽られた 未来からの 定期便が
僕にいるかと からすの 逃走を決意させた
君は形のない 偶像になった
にじんだ 建売り住宅のリビングで
※片野さんの「マウスで作る一兆の詩」より
http ....
キミがボクをスキにならなければ
ボクはキミをスキにならなかった
かも
だから
キミがボクをキライになっても
ボクはキミをキライにはならない
ボクはすぐに理論武装して
落としどころのない話をして
あるいは会話を遮断して
キミをひどく怒らせる
キミはすぐに勘違いして
妄想の世界で膨張して
独りで怒り散らして
ボクをひどく困ら ....
ボクらが出会ったその場所は
小さな街のありふれた
水枯れ果てた噴水で
互いに違う人待ってたんだ
あてのない約束と
すっぽかされた約束は
新しい約束にすりかわり
ボクらはそれで幸せだっ ....
真夜中を越える方法
教えてくださいと
神様にお願いしたら
空には星座があるが
まだ見つかってない子が
たくさんいるから
探してあげなさいって
だから窓開けて
凍りそうな空気に
....
誰よりも高く飛ぼうと
助走つけすぎて
転んでしまった
誰よりも早く走ろうと
フライングして
スタートできなかった
ボクはいつも
不器用なのを隠そうと
嘘ばかりついて
いつ ....
いつか救われますように
それまでは
闇を喰う
魔物であり続けますように
詩が書けない
だって部屋が寒すぎるんだ
とりあえずあっためよう
詩が書けない
どうもお腹が空きすぎてる
米一合ご飯炊こう
詩が書けない
なぜならキミが好きすぎる
明日はきっと電 ....
キミのまちで火事があった
新聞買ってきた
見つからないキミの名前
ラジオの交通情報で
事故のしらせに耳をすます
聞こえないキミの名前
ボクをふったキミなんて
灰になってしまえばい ....
ぜろてんのうた
なんてむいみ
とかおもってたけど
だれもてんくれない
なんてむかち
とかおもってたけど
ぜろてんのうたがあって
いってんのうたがあって
にてんのうたがあって
....
どこまでも
どこまでもつながっていたはずの糸は
ズブリズルリスプヅルルと音をたて
途切れてしまったんだ
月は
月は天空で飛び跳ねたまま
ドッスンドカンゴツガララと騒ぎたて
しばらく戻 ....
オカチャベ たべる
と言ってキミは
お茶漬け海苔もって来るから
ボクは困ってしまうんだ
彼女はコワイ顔で
食べさせるなと無言の圧力かける
でも休日だからいつも寝顔だから
つい甘やかし ....
作家、平野啓一郎氏ブログより。言葉に対する感性について、考えさせられます。
>言葉というのは、生きているわけですから、
>現代人は現代人なりの必然によって、
>好きなように工夫 ....
クリスマスイルミが
豆電球からLEDに変わってしまった
この街のクリスマスは
昔よりずっと明るいのにうら寂しくて
キミがあのときふと言った
自分らしく生きるって結局
自分勝手ってことで ....
のどのおくが
カラカラたたく音
聞きながらぼんやりと
空を眺めたんだ
真夜中のオリオンは
まだちょっぴり力が抜けてて
威勢はいいけど腰が引けた
ヤンキーみたいだ
毛布出して
....
大好きだ
いつもいつでも大好きだ
ときどき宙返りしたくなる
ときどきバクッと食べたくなる
名前を一番に呼んでくれたから
それでその日一日とても幸せ
大切なミニカーくれたから
ぼくもぼ ....
ついカッとなって死んでしまったので
先ほどから部屋の中を浮遊しているのだ
胡瓜も朱色の塗料もなかったので
赤と青のインクをぶちまけておいた
父と母はオロオロするばかりで
弟は元よりぼくに ....
すっかり日が短くなってしまったから
夕方の散歩のつもりが
夜の徘徊になってしまい
帰り道が見つからず困ってるんです
周りにいたはずの誰かも
いつの間にやらみんな帰ってしまって
とても静 ....
まったくもって朝から気分が悪いんですよ
なんでってあなたのそのメールですよ
そういうこといちいち報告しなくていいんですよ
それで気を遣っているつもりなんですか
お気遣いありがとう
そのこ ....
わるさしたらすぐ目噛んで死ねという母は
いつのころからかぼくにそう言わなくなった
ちゃんといい子になれたからか
何もかも諦めたからなのか
そんなことふと思い出して
「目噛んで」「死ね」と ....
この秋一番の寒さの朝は
心地よいくらいのひんやりで
窓あけ放してみたら
いっぱいガラガラが出てった
ここは海からも山からも遠くて
かといってビルからも遠くて
何があると言っていいやら
....
よく眠れなくて悩んでたけれど
近頃はずいぶん慣れてきて
秋の夜長なんて言葉に乗じて
それなりに楽しんでるよ
今日はとてもいいこと思いついた
暗記パンの使い方について
不思議なポッケに入 ....
たまねぎが飴色になったから
ブイヨン入れよう
煮立ったから
アクとか油とかすくおう
いいにおいしてきたから
味付けもしよう
雪塩もらったから
これも入れてみよう
味薄いのがっか ....
目の前の風邪薬を
全部飲んでしまいたい
衝動にかられてしまったので
空を見上げました
ここは一晩中仄かに
白明るくて星のひとつも
見えやしない
虫の声なんかしないし
遠くに川の ....
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