吐き気がする程 理想的なお別れね
「君を嫌いになった訳じゃない ただ疲れたんだ」
なんて 言い訳のつもりなの?
良いのよ大丈夫 あたし 慣れてるから
あなたより恋愛経験は豊富の筈よ
 ....
気象予報士がテレビの中で

「明日は曇りのち愛が降るでしょう」

と言っていた。

僕は雨の聞き違いだと思ったのだが、キッチンで晩御飯を作っていたお母さんが

「あら、愛が降る ....
僕は“何かよく分からないもの”
が好きだ

“何か良く分からないもの”
の定義とは意外に難しく



1人が 何かよく分からなく ても
9人が 何かよく分かる のであれば ....
温くなったコーヒーが 傷口から染み渡る

ホントはただの 泥水なんじゃない?

黒く濁って ドロドロで まるであたしの心みたい

カップの底なんて見えやしない

人間なんてそんなモノね ....
雨が

雨が降る

雨が降る

あぁ、雨が降る

あぁ、雨が降る

強く儚い雨が降る

どこまでも続く

いつまでも続く

雨が降る

雨が雨が雨が

 ....
部屋の隅に蹲り、彼女が一人泣いている。

瞳から零れ落ちた涙は頬を伝って


コロリ


と小さな真珠になった。


右目から

コロリ

左目からも

コロリ
 ....
ねぇ、どうして海が碧いのか知ってる??
それはね、空の蒼が映っているからだよ。


じゃぁ、どうして空が蒼いのか、知ってる??
そうだね、きっと、世の中の全ての悲しみを知っているからだよ。
 ....
あるいはそれは、偶然だったのかもしれない。
あるいはそれは、必然だったのかもしれない。
あるいはそれは、絶望だったのかもしれない。
あるいはそれは、渇望だったのかもしれない。


紫色の蝸 ....
よく晴れた土曜日の午後、椅子に座って読書をしていたら、ふと首筋に違和感を感じた。

不思議に思い手をやると、どうやら脱皮が始まったらしいのだ。

常に空調のきいた部屋の中では、体内時計が狂って ....
終わってしまったこと 悔やんでも
答えなんて 何処にも無くて
あぁ、今日も空は蒼いのね。

いつの日かあなたと帰った この小道
もう、忘れてしまったわ
あなたは覚えているのかしら?

 ....
街さえも眠る AM2:45 月が夜空とランデブー
隣室からはママの泣き声 パパは暫く見てないわ

ベッドサイドに置いてある 剃刀を取るのも億劫で
真っ赤な爪をゆっくりと 左腕へと突き刺した
 ....
琉碧 翡翠(11)
タイトル カテゴリ Point 日付
アカイエキタイ自由詩009/8/24 22:26
アイについて感じたいくつかのこと自由詩009/2/6 0:52
何かよく分からないもの自由詩007/10/12 1:33
泥水珈琲[group]自由詩1*06/12/3 21:54
雨が自由詩1*06/12/3 0:36
コロ コロ コロリ自由詩1*06/12/2 16:44
海の碧と空の蒼自由詩2*06/12/1 21:07
violet & violet自由詩1*06/12/1 0:13
脱皮のススメ自由詩3*06/11/30 15:37
お終い自由詩2*06/11/29 18:39
オヤスミ自由詩1*06/11/28 18:29

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