愚痴や泣き言を言うつもりはないけれど
一つ、また一つと 朝な夕なに
不意打ちを掛けて棘を持った出来事が
半ば憂さ晴らしのように突き刺さってくる

梅雨の無いはずの北海道の
濡れない程の霧雨 ....
傷口が見えてる 後ろめたさも隠せず  
裏切り煽られ つまずき蹴られ 
信じて縋って 胸を撫で下ろす  
捕われくじけ さまよう暮らしに

先の知れない 隠し切れる訳のない 
正義と過去と ....
飾られた言葉はいらない。

いらっしゃいませ。
から始まる初めての時間は
もったいないの心がつなぐ
出逢いから始まり

温かい笑顔に触れることの素晴らしさは
大切な関係が繰り返されるこ ....
Q1.ご飯が食べたくなって 泣きたくなったことありますか

Q2.ご飯が汚くなって 吐きたくなったことありますか

Q3.ご飯が泣きたくなって 食べなくなったことありますか

Q4.ご飯が ....
虹の欠片(1※)をあぶくの妖精から
貰った少年を羨ましく思った狐は
少年に化けると
同じようにあぶくの妖精から
虹の欠片を貰おうとしたのです

しかし
化けていることがばれてしまい
海 ....
滅びゆく民の耳元で 囁き告げる吐息の言葉
 
離れても白い月 狐道 いつでも逢えるように
 
別れたはずが 雨 求める肌と応えた肌を
 
溶かし合った分だけ 募る 想いの切なさよ

 ....
伝えきれない切ない想いを 見付けて欲しくて…

地下街を歩き回る雨でも不思議 恋し空

もっと静かに傷の癒えるのを待とう どうせなら一緒がいいな

いついつにどこどこで…って。いつも言えた ....
優しい言葉に意気地無し 
本音を吐けば笑い者
打ち明け話にそしり笑い 
口先ばかりの舌先三寸
卑屈な程の思いやり 
他人の不幸も銭勘定

愛想笑いにおりすけ根性 
中途で切れた蜘蛛の糸 ....
朝日さえ当たらぬこの長い廊下
軋みだけが響き渡る
亡きがらを引き取りに 
亡きがらを引き取りに

売られて連れられ廓の網
格子窓から手を出して
遊客に色を売り 
遊客に色を売り

 ....
来る者を疑い去る者は追いまわす

破れた夢の切れ端に いつかの月

そは果物、獣、何者ぞ?跡を踏まず求むるを極めよ

問うも語るも一知半解 ダメだこりゃ。

矛盾順守の意識だらけで自己 ....
負とか正とか比べることをしない無心の世界

この世の朝に それでいいのか 賽の河原に集まり来たる

赤とんぼ 飛び交う空にキリギリス鳴く

何事にも屈しない強靭な心が分かち合う感動を呼 ....
痩せて死んだ駱駝でも 馬よりは大きいとは言うものの

朝から働き床に就くのは 午前3時過ぎ

再び会えた甘さに酔って 愚を繰り返す

目的を見失い 彷徨するは 精神か魂か

激しい雨を ....
怠慢怠惰と呼ばれて ぐるぐる巡る迷いの暮らし

オレラも時代に許されていたんじゃないのか

唄ってごらん 息を吸ったら吐く息で

うろたえ騒ぐ 合縁奇縁の人の世で

まとまらないなら  ....
 「ぐるり山」に囲まれたこの村だで、こん時期になると、ホレ、アノ屏風山から山おろしがごぉごぉってな。
 丁度わしが、オメェ位の時に今日みてぇな晩だ。ばっちゃが、その又ばっちゃからから聞いた話を聞かせ ....
あんたが
寂しそうな顔してたから
ついて来たのに 
いいだけ飲んで酔っ払って
それは無いわよ
ねぇ 早く 
夜伽話でも聞かせてよ

馴れた口調で
声掛けてきたしちょっとばかしならって ....
思えばあの時 
あんたと出会ってなければ
きっとあたし 
今でも独り
素敵な出逢い 
夢見ていたわ
めぐりめぐって 
めぐりあい
めかしたあたしは 
今 あんたの腕の中

あれか ....
夕陽が沈んだその後に 
酒にうかれて千鳥足
月の明かりで見つけたものは 
娘に化けてる いたずら狐

星の降るような空の下 
木の葉を頭に宙返り
なかなか娘に化けきれず 
くるりくるく ....
時に
彼の発想は、奇抜過ぎてうとましがられていた。
社会に牙を剥くことと
人には優しくあることを
大切な信条にしている節もあったけれども

彼の語る話には、真実を見抜きたいという
憧れが ....
彼はサックス吹きだった。

誰にでも噛み付きそうな
いかつい面持ちで
疑問には、
とことん言及することを楽しんでいた

そうして四十三年で生涯を閉じたのだ

無印良品の三つで1パック ....
朝、彼は四十三年の生涯を終えた。
病名は、食道癌。
札幌のライヴハウスの老舗ミルクで初めて会った。

はなをかんだ後ちり紙を見るか尻を拭いた後ちり紙を見るかの話

これは、ネタである。
 ....
クリスマス・イブの十二月二十四日は、私のたんじょう日です。サンタクロースが、子どもだけにプレゼントをしてくれる日です。9さいのたんじょう日の時のお話しです。おとうさんのおとうさん、私のおじいちゃんは、 .... 有楽街の小便通りを右手に曲がると
ひなびた並びの中にあるお店
Oh ヘンリー
久し振りだね聞かせておくれよ
JOHN COLTRANE
客は悪いがオイラ一人さ
今度はヤツも 連れて来るから ....
あの人に嫌われたあたしの涙は
どこに捨てればいいのかしら
何も見えない表通り
あたしを包み降りしきる 牡丹雪
飛び出したのはいいけれど
行く当ても見当たらないあたしに
思えば
あの人はい ....
36号線で玉突き事故の大惨事
サツはホシをあげたけれど
真実は誰も知らない
パクられたのは替え玉KID
パクられたのは替え玉KID 

静内での一人暮しの老人殺し
現ナマ目当ての計画犯行 ....
I say good by my girl to you once more agein
出逢いの時の溜息は 
優しい人と囁いていた
夜更けのスナック 
ボックスでほろ酔い気分に潤んだ瞳
薄 ....
あの頃の僕ときたら
明日しか見る事が出来ずにいたけど
君はそれを拒みはしなかった 
そして
解り合えぬまま
手探りで心確かめあって
二人の暮らし夢見ていた 
幾つかの夜を過ごし

 ....
タコが自分の足を食べて
生き延びるみたいに
かつて 赤字続きで国鉄は
ローカル線を廃止した

頭だけになっても
足はいつかは生えてくると
だけど
本当の狙いは 頭のすげ替えだったのさ
 ....
朝日さえ当たらぬ 
この長い廊下 
軋みだけが
響き渡る



売られて連れられ
廓の網 
格子窓から
手を出して
遊客に色を売り 遊客に色を売り

組み敷かれ色声
漏ら ....
そうして…

ふと口ずさむ歌に思い出した君は 遠い過去
口癖の様に語った夢は歳に不似合い 笑いの的
耳をふさいで眼をつぶり がむしゃらに生きて 

そうして…

学生時代の幼なじみ ....
あの娘のテレフォンナンバー 
こっそり教えて貰ったよ
いつも気に掛けてるのさ 
勿論君の事だよ
夕暮れに疲れて 
赤いお酒飲みながら
寂しく僕は 
ダイヤル回したくなるのさ
だからさ君 ....
板谷みきょう(389)
タイトル カテゴリ Point 日付
牡牛座O型六白金星自由詩0*08/6/16 14:21
彼岸無明で修羅火宅[group]自由詩1*08/6/14 7:39
るうぷ自由詩0*08/4/13 22:05
水と塩で6日目 変性意識体験自由詩0*07/10/18 18:06
狐と人魚[group]散文(批評 ...0*07/10/12 0:59
一行詩十篇(シーツの海)[group]自由詩0*07/9/30 20:09
一行詩十篇(滅びゆく民)[group]自由詩0*07/9/30 20:01
念殺御陀仏(ねんころおだぶつ)[group]自由詩007/9/30 20:01
朝日楼[group]自由詩1*07/9/28 0:24
一行詩(十編)[group]自由詩007/9/28 0:23
[group]自由詩0*07/9/19 22:34
[group]自由詩007/9/19 22:26
[group]自由詩007/9/18 20:53
鬼になった子供(鬼吉と春一番)[group]散文(批評 ...2*07/9/18 20:33
夜 伽 話[group]自由詩007/9/17 22:00
ゴスペルソング[group]自由詩1*07/9/17 20:37
すすき野原で見た狐[group]自由詩2*07/9/15 0:25
二〇〇三年一二月十五日③自由詩2*07/6/3 2:12
二〇〇三年一二月十五日②自由詩4*07/5/26 9:55
二〇〇三年一二月十五日①自由詩2*07/5/23 22:37
クリスマス・イブ散文(批評 ...1*07/5/21 21:53
味源[group]自由詩2*07/5/16 22:34
大雪 小雪 中島みゆき[group]未詩・独白1*07/5/16 1:58
替え玉KIDに御用心[group]自由詩0*07/5/15 1:09
似非紳士偽淑女(えせしんしぎしゅくじょ)[group]自由詩1*07/5/15 0:46
雪風に埋もれて[group]自由詩0*07/5/15 0:28
昭和六十二年四月一日[group]自由詩6*07/5/13 21:30
大門通の白石遊郭秘話[group]自由詩2*07/5/13 13:04
ふるさとはどこですか。自由詩1*07/5/13 3:15
Please call me please[group]自由詩3*07/5/12 1:49

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