夫に邪険な扱いをうけた。
いや別に殴られたり蹴られたりしたわけではないのだが、
妻に対してその態度はちょっとあれなんでは、という程度の邪険さ。
だからたいしたことではないのだが、
この間カウン ....
ほら
ここにも小さな春が来たよ
半額セールの盆栽だけど
私よりずっと
長生きするかもしれないね
不確かな空にむかって
精いっぱい手を伸ばす
ほんの少しずつだけど
空に近づいていく
甲羅がぽかぽか
あったかい
小さくたって
確かなしあわせ
タイムの花が咲いてる
私の知らないうちに
がっかりしてても
しょんぼりしてても
同じように時は過ぎ
また花は咲くんだね
それもスタート地点で何もないのにけつまずく。
一緒に走っていた人はどうやらみんなちゃんとスタートを切ったらしい。
みんなの背中がみるみるうちに遠ざかっていく。
ほどけてもいない靴紐をなおす。
....
枯れちゃったのかな
なんて思いながら
それでも毎日
お水をあげてた
去年バーゲンで買った
小さな盆栽
生きてたんだね
赤い芽が可愛い
私の好きな
マツバウンラン
冷たい風に
揺れている
ちょっと寒いね
でも
春なんだよね
きょうは
少し
いやなことがあった
でも
君に会えたから
もう
平気になれる
灰色に塗り固められた
歩道の片隅
こんなにきれいな
スミレが咲いている
カチカチの地面の下には
温かな土があるんだね
春が来たねって
タンポポを眺めてるのかな
そう思ったとたん
君はタンポポを
踏んづけていった
とにかく走り出したら止まらないのだ。
いや途中でけっつまずいたり転んだり道を間違えたり、
そんなことはしょっちゅうなのだが、
とにかく誰にも止められないのだ。
止められるもんなら止めてみぃ。
....
あたたかな午後の庭
小さな花のみなさんが
あぶくのような声をたてて
笑っているよ
ありがとね
ありがとね
きょうもしあわせ
ほかほかのお芋
冬のしあわせ
焦げてるところが
おいしいんだよ
何で
そんなところから
のぞいているの
遊びたいなら
出ておいで
こんな道端に立つきれいなひと
ひとりぼっちで寂しくはないの
でもあなたは何も答えず
風にゆれながら笑っている
マンガ喫茶の塀の下
細かな花が咲いている
まるで銀河を見るようで
自転車とめて眺めてる
君は
一番だったのかな
それとも
二番だったのかな
みんなももうすぐ
咲きそうだよ
小さな声が聞こえる
春だね
春だね
うれしいね
うれしいね
君たちに会えて
私もうれしい
とにかくちょっと出かけるだけだというのに、
わけわからんくらい鞄が重い。
これはどうもうちの家系というのか何というのか、
私の実家では母以外、父も妹も弟も私もみんな揃って、
何かというと必要以 ....
ローズマリーの茂みにうつる
わたしの形
この中に
わたしの心もうつっているの?
今年も
庭のかたすみで
春が来たよと
知らせてくれる
ほったらかしに
されてても
毎年なかまが
増えてるね
ぼんやりと
見えはじめた
何かにむかって
そっと手をのばす
届くかもしれない
届かないかもしれない
けれど
確かにそこにある
何かにむかって
私は逃げない
こんな冷たい風の夜
1人がんばる君のために
空から星が降りてきた
踏みつけられても
立ち上がり
めげずに
花を咲かせてる
小さいけれど
元気に黄色
うちの庭の西側で
我が家を守ってくれている
豆狸&シーサーの最強コンビ
でも東側はシーサーだけだね
寂しいね
どこかで豆狸を
探してこようね
曇ってきたから
寝床にもぐりこんだの
もうすぐまた
お日様が出てきそうだよ
こうら干しの
つづきができるよ
耳をすませる
聞こえない何かを聞きたくて
あなたの心の声
とても小さな声
友だちがくれた
亀さんシュークリーム
とっても可愛いけど
食べるのは痛そう
さようなら
きょうという日
楽しかった
きょう1日
でも
いいところでまた
あしたへと
つづく
お昼すぎの公園
鳩のランチタイム
自転車で近づいても
誰も逃げないね
そんなに美味しい何かが
地面に落ちているの
聞いてみてもみんな知らん顔
少しずつ私から遠ざかっていく
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