今までは
緑色の藻ばかり
食べていた
僕たち
やっと
ベビー魚用の餌を
食べられるように
なったんだよ
いっぱい食べて
早く
赤くなりたいな
振りかえり
見上げた空は
ゆうべ見た
夢のつづき
どこまでも高く
舞い上がっていく
何もない一日
何もないことの幸せ
ありがとうと
つぶやく
目には見えない
誰かに
君の
ちっちゃな
前足の先から
私の
指先に
伝わってくる
なにか
大好きだよ
大好きだよ
そこには
王様も
お妃様も
王子様も
お姫様も
いなくて
ただ
雲が生まれ
ただ
雲が消えていく
平和かどうか
それすらも
どうでもいいこと
暗闇に
散りばめられた
光のかけら
伸ばした
指先に
静かにとまる
蛍のように
繰り返す
永遠の明滅
切り裂かれた
空を
縫い合わせていく
細い枝
儚げなものほど
案外強いよ
ほら
雲が
走ってる
高い空の
上にも
風が
吹いているね
顔をあげる
目をとじる
私の中を
吹き抜けていく
風
水の上に
ひとひら落ちた
花びらのように
月が
夕方の空に
浮かんでいる
流れているのは
雲だろうか
月だろうか
それとも
この私だろうか
庭の水鉢
広がる波紋
メダカは
どうしているのかな
道端で
小さな青が
揺れている
去年と同じ
駐車場の入り口
黒アゲハが
とんでいる
ぼろぼろの羽で
ふらふらと
庭木のかげの
茂みの中を
私が近づいても
逃げようともせず
卵を
うんでいたんだね
きらきら光る
新しい命
ナッツと
いえども
わびさび
でしょう
しっぽに何か
くっついてるみたい
あああああ
とれないよ〜
確か6匹だったのに
見るたび数がふえていく
いつかは赤くなるのかな
ぼくらは金魚の子どもです
この間から
いろいろ
ややこしいことやめんどくさいことや
何やらかんやらあって
きのうの
カウンセリングのレッスンでは
カウンセラー役をやる気にもなれず
というか
部屋に入った途端
....
勝手に
庭に住み着いた
君は
小鳥が
連れてきたの?
もうすぐ
いっぱい花が咲く
小鳥の好きな
実のなる木
庭の金魚池の
ホテイアオイに
卵がくっついていた
みたい
亀の水槽で
生まれたけれど
ぼくは
亀ではありません
マグリットの絵のような
不思議な鳥が飛んでいる
私の命なんて
永遠の中のほんの一瞬
でもこの一瞬が
永遠を支えている
白い鳥が
消えていく
永遠の彼方に
誰かの声が
聞こえたみたい
見上げた空
手を差しのべる
白い天使
青の中に
とけていく
君のプールだったベビーバスは
金魚さんたちのお住まいになってしまった
泳げないね
これでは
今度君のプールを買ってこよう
しばらくがまんしてください
背中から吹きつける
強い風に
耐えながら
眺める遠い空
流れていく雲
生きている
それだけで充分
私の好きな
ニワゼキショウは
たった1日
開くだけ
けれど
きれいな花の後
こんなに可愛い
実をつける
何年か前の
母の日に
どういうわけか
私の母が
私にバラを
送ってくれた
毎年
母の日が近づくと
小さな赤い
バラが咲き
私は
母の日を思い出す
なんだ
ぬいぐるみか
しかも
海亀
ミントがずいぶん
大きく育ったね
前進するのが
たいへんそうだね
前足で
ズンズン
なぎ倒して進め
あ
ほら
甲羅に
花もようが
ついたよ
かわいいよ
ああ
男子だから
興味ないのね
いいお天気だった
きょう
やったこと
洗濯と
亀の散歩と
水彩画
たった2時間
描いてるだけで
目が
見えなくなってくる
やっぱり
買ったほうが
いいのかな
何年か前に
近所の空き地から
持ってきて植えた
ニワゼキショウ
この春は
白花だけが咲いていて
少しがっかりしてたのに
今朝は庭いちめんに
赤紫の花が咲いている
君たちいったい
き ....
この間実家から電話があって、
ハイキングがあるから帰って来いという。
町内といっても田舎の町内は範囲が広いのだが、
その町内でマイクロバスに分乗し、
牧場公園に行くのだという。
なんやその牧 ....
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