空は青かった。


休日の校舎は閑散としていた。
それが好都合だった。



「なに、その生意気そうな。」
そう言われたから悲しくて、彼女は目を塗り潰した。

「いちいちうるさ ....
同じ世界の
こんな近い場所に
お互い片翼を持って
生み落とされた

離れる事を許されず
愛する事も許されず
近ければ近いほど
遠い事を知らされる

片翼のまま
バランスさえとれず ....
ナガレ 千景(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
それでも青い。自由詩108/11/17 15:39
gemelloの恋自由詩106/12/14 11:34

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