生まれたことに意味があるなら

意味を失ったたくさんの人々

彼らは喧騒に紛れて消える


 生まれることに許可がいるなら

許可を更新するのは自分以外の誰か

おめでとうと謳 ....
おかしいねって微笑んだ君

目を見ると、哀しそうなのどうして

できるなら 心から笑える日が来るといい

取りとめのない哀しいだけの涙も枯れるといい

憂いに屈しない心を


新 ....
心に憂いを

(少し青くして)

憂いに水を

(青は淡い水色に)

その中に安らぎを

(侵食されない)

個は個として色を持つ

(華が足りないね?)

ありったけ ....
『私』はどこに存在する

視覚を占領しているのはどの私

聴覚、嗅覚、味覚、触覚

どれも、この『私』にはない

でも、『私』には心があった

『私』に五感がないように

他の ....
この森は光が差す

世界は途方もなく広がっていて

この森だけに光が

聞くところによると

遠い昔に神様が祝福したみたい

えこひいきだ

光は森の奥に行けば行くほど明度を増 ....
暗い闇の中

鈴の音が聞こえる

不思議と怖くはない

そもそも恐怖ってなんだろう

さらにいうと

私はどうしてここにいるんだろう

そもそも「私」とはどの私を指すの

 ....
例えばボクが

声を大にして泣きたいとして

誰の傍で泣くの

例えば私が

小さく微笑みたいとして

誰に笑顔を見せればいいの

その答えにたどり着けないなら

もう、君 ....
前に踏み出すのが難しいなら

回り道して行けばいい

最終的な目的地だけ 見失わないように

回り道は間違いじゃない

幾多とある答えへの立派な道
強い風が吹いた

薄い窓ガラスは割れ

欠片を散りばめる

それは宝石箱をひっくり返したようで

欠片を雨が打つ音に聞きほれて

稲光に照らされるガラス片に見とれて

僕は少し ....
飛行機雲残して 飛び去った
あの日の僕らはそれを見上げて泣いた
燃えるような夕焼けが目に痛かった

空はやがて夕闇をも飲み込んだ
後には闇しか残らなかった
僕らは互いが見えなくなった

 ....
変わっていく

そこにあったはずのものがなくて

なかったはずのものがあって

そんな世界に 眩暈を覚える

日に照らされた静かな森

街の外れにぽつんと一軒だけあった喫茶店

 ....
月は雲にかかり見えなくなる

間抜けな獲物は蜘蛛の巣にかかる

月は微動だにしないのに

獲物はじたばたともがき続ける

それは最後まで続く 命あるものだけの贖い
『私の進む道の端々に

幾多の血が流れているのでしょう』

「僕の振り返る道の外れに

幾つの屍に似せた有機物がおかれているのだろう」

そして、今その真ん中にいる君は

どれだけ ....
明日太陽がなくなったら

僕らは盲目の世界を生きるの?

影がないと寂しい

光がないと寂しい

僕らがいないと寂しい
哀しいと

呟いた君の泣き顔

今にも消え入りそうで

その涙はとても綺麗で

儚いってこういうことかって

僕は愛だとか抽象的な物は信じないけど

君がまだそこにいるって
 ....
星はやがて空を翔ける

私の願いを叶えるために

雲はやがて此処に帰る

私の居場所を作るために

太陽は私の傍を離れる

私を傷つけないように

月は私の闇を照らす

青 ....
鬼に踏まれた貴方も鬼

一緒になって私を追いかけるの

遠く

遠く 

遠く

走ること暫く

空に赤が架かって

もう帰らないと

お母さんがそう言ってた

影 ....
道端に咲いていた花

私の知らない花

道草帰りの途中で見つけた花

私が好きになった花

薬にもなる花

私を照らす花

音を奏でそうな花

この季節だけ ここにいて 
芳しい花

空に舞う鳥

戦ぐ風

満ち足りた月

この世の理の中
ボクはキミを知らない

キミはボクを知らない

ボクはボクを知ってる

キミはキミを知ってる

もっと キミのことを教えて

ボクも ボクのことを教える

そして いつか

 ....
涙霞んで

視界曇って

目の前に映る曖昧な世界は

ボク達を虜にするの

先が見たいよ

見えないよ

そこに誰がいるの?

君も見えないんだね
光がないと存在できないの?

そんなことはなくて

光のおかげでここにいるの?

そんなことはなくて

誰か気づいて とても寂しいの
降る結晶
白く
ただ白く
消えないように
触れないように
壊れないように
溶けないように

白は光と出逢って
銀を一寸

後には何も残らない

それでも あの銀は
僕の心に ....
狗の骨(23)
タイトル カテゴリ Point 日付
birth自由詩2*07/11/1 12:00
счастье自由詩207/5/26 13:55
安らぎに自由詩107/5/16 23:38
私ではない『私』自由詩207/5/12 17:31
光の森自由詩207/5/9 0:33
無へ自由詩207/5/6 23:34
変遷自由詩207/5/4 0:09
自由詩107/5/1 21:59
自由詩107/4/28 15:29
nostalgia自由詩307/4/26 17:42
自由詩407/4/24 21:34
自由詩107/4/22 19:28
自由詩307/4/20 0:27
自由詩307/4/18 22:09
人の言 -信-自由詩207/2/8 17:25
自由詩307/2/4 22:57
影踏み自由詩107/1/29 2:15
竜胆自由詩107/1/28 1:24
花鳥風月[group]自由詩007/1/20 23:13
キミとボク自由詩207/1/19 0:31
霞み自由詩107/1/18 0:00
未詩・独白007/1/13 21:45
自由詩207/1/13 0:17

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