? ミックスジュース

頭の中 空っぽにして自転車こぐだけで
体を包む風がたくさんのメッセージを運んでくれる
人も木も車も道路も信号さえも輝いて見える

そんな素敵な詩のレシピで
ぼ ....
道端にひとりで咲いてた
君の名前をぼくは知らない
風車のような青い花

君から少し離れた草むらに
君と同じかたちした花たちが集まって咲いていた

どうして君だけそんな冷たい岩壁に
でもとても綺麗だ ....
ある飲み会の後
ひとりで坂をのぼる

街灯が白い坂道を照らし
空の黒と鮮やかなコントラストをつくり
感傷に浸るに充分な舞台を与えてくれた
星は出ているだろうか
うつむいて歩くから ....
そりゃ笑顔をつくんなきゃだめだってことはわかってるよ
一度習ったことは覚えなきゃならないってのもわかるよ
でもオレ疲れてんだよ
疲れてんのに
笑わなきゃいけねえんだよ
正確にスピーデ ....
ぼくの目の前にある
かつて生きていたもの
世界に居場所を占めていたもの
首を斬られ
もがれ
焼かれ
また斬られ
飾られ
ぼくの目の前にある
かつて風を感じていたもの
ぼくの ....
土はそこから動けない
花もその場所でしか咲けない
水は下へしか流れない

猫は歩くけどなわばりを守る
鳥も飛べるけど巣へと帰る
魚もふるさとを忘れない


動く範囲のサイズは ....
今ではもう通い慣れたこの坂道を
少しだけそれて のぼっていく
平凡な昼下がり 

不意に現われた
ガードレールの向こうに広がる空の街

青の画用紙いっぱいに広がる白い雲
 ....
今なら素晴らしい詩が書けそうな気がしてる
空が木々が街がこんなに輝いて見える今なら

今なら優しい詩が書ける気がしてる
周りのひとがこんなにあたたかい今なら

今なら熱い詩が書ける気が ....
コンドルは空の神様から 灯りを探してこいとの命を受けた
それは世界すべてを照らすほどのとてつもなく強い灯りだという

コンドルは空の神様から翼を授かっていて
そのおかげで空を飛ぶことが ....
そうだ
ぼくらちょうどこんな感じで
ぶらさがって生きてる
風のなかで
鮮やかに揺れた花
数日後にはしおれる運命

知らなかったから咲けたのか
知っていたから咲けたのか


もう10月なのに
夏のにおいがした
雨が降るから傘をさす
雨あがるから傘とじる

雨が降るから傘をさす
雨あがるから傘とじる

そんな日々に疲れたぼく

雨が降るから傘をさす
雨あがるけど傘をさす

雨 ....
僕が引っ張った細長い糸で
この世界は朝になる 夜になる
淡いオレンジの夕焼けにもなる


パチン
パチン
パチン


ここは確かに僕の部屋だ
だけど全てが違うセカイ
こ ....
淡い恋色の月の浮かぶ
 ....
本当に好きなら
簡単に拍手なんかしちゃだめだ

何度も何度も読み返して
本当に好きだと思った詩に
拍手を贈るべきだ


そうじゃないと
ほんとに好きな人に言う好きが
 ....
昨日と今日の境界や
夜と朝の境界は
どこにあるのだろう

ふと目を開けた瞬間
朝という今日がそこに待っている
夜という昨日を忘れてしまったかのように
本当は混ざり合っているのに
 ....
みんなは朝がやってくるのは当たり前だと思ってるのかもしれないけど
オレはけっこう大変なんだ

眠い目こすりながら 危険な仮想空間への冒険に出る
これがオレの仕事

そこで出遭う生き ....
音が止むたびに 湧き上がる新たな音の群れ

彼らが走り去るまでには しばらくの時間を要する

誰もが走ることを止めようとはしない

誰もが同じように走る

だけど この ....
このふわふわした 雨粒ほどの小さな生き物が
冬を運んでくる精霊だって 
小さなときに誰かが言っていた


少し大きくなって この生き物は
なんとかカゲロウの幼虫だとか成虫だとかだっ ....
君の電話はいつも
君の事思い出したときにかかってくる

君の声はいつも
穏やかで
優しくて
どこか甘えてるようで
こどもっぽくて
それでいてしっかりしていて

僕はその声を ....
「誰より君を愛してる」
「誰より君は美しい」
「誰より君は才能がある」
「誰より君は優しい」
「誰より君が輝いてる」


だけど「誰」って誰?


そんな「誰」なん ....
ある飲食店でラーメンを注文した
数分後 店員がラーメンを持ってきた
「ラーメンは冷めないうちにお召しあがりください。」
そう言って彼は去って行った


何かに似ている気がす ....
青き玉のごとく輝ける君に贈る


いつからでしょうか
君のことばかり考えるようになりました
君から離れられず 夜ごと君のもとへ通う私を
君はどう思っていらっしゃるのでしょうね

君 ....
せつないからため息をつくのだろうか
ため息をつくからせつなくなるのだろうか
その両方だと彼は言う

あの人に恋をしているのだろうか
恋がしたいだけなのだろうか
その両方だと彼女は言 ....
たくさんの曲が最後の練習を迎え
本番を想定したリハーサルも終わった

降り積もる終わりたち

その言葉は決して否定的なひびきではなく
ひとつひとつ踏みしめながら昇る階段のように
 ....
うれしくてうれしくて 走り出したとき
悲しくて悲しくて 泣き出しそうだったとき
切なくて切なくて 何にも手がつかなかったとき


ぼくはいつでも空を見上げていた気がする


ち ....
笑うということ
それはとても気持ちのいいことだ
自分をさらけだせる気がするから

笑うということ 
それはとてもしんどいことだ
自分を偽らないといけないから


笑われるというこ ....
カラオケの画面の歌詞を見ていた

5秒後の未来を盗む 完璧な明朝体
僕はそれをなぞることしかできない

その場所ではそいつが真実で
僕の歌声はそれに服従するコピー


鏡 ....
朝起きて洗面台で鏡を見ると 僕じゃない別の人が映っていた

寝ぼけてるのかなと思って目をこすってみても別の人
ほっぺたつねってみても別の人
頭叩いてみても別の人
手鏡を見ても別の人
カ ....
朝起きたらカメレオン 雲の上にいた
カメレオン 体“まっしろ”

びっくりカメレオン 海へ落ちた
カメレオン 体“まっさお”

泳いだカメレオン ヤシの木の島
カメレオン 体“み ....
青の詩人(100)
タイトル カテゴリ Point 日付
自転車と風のフレーズ〜ある晴れた午後の道路で生まれた言葉たち ...[group]自由詩1*07/4/30 14:05
道端に咲いてた風車携帯写真+ ...6*07/4/30 13:10
短い針〜ある坂道の途中で〜自由詩2*07/4/21 2:47
ぐるぐる自由詩2*07/4/3 0:15
グリルチキンハーブ自由詩3*07/4/3 0:15
居場所自由詩2*07/4/3 0:14
空の街[group]自由詩2*07/3/27 0:35
今なら自由詩2*07/3/27 0:33
飛ばなくなったヘビ[group]自由詩2*07/3/9 1:27
不安定な安定携帯写真+ ...2*07/3/1 0:07
寿命携帯写真+ ...2*07/2/28 23:57
自由詩4*07/2/22 0:26
オレンジの黙示自由詩007/2/17 1:27
淡い月と魚[group]自由詩5+*07/2/17 1:24
拍手2自由詩007/2/17 1:20
自由詩3*07/2/16 1:22
夜更かしのお仕事自由詩3*07/2/16 1:21
拍手自由詩2*07/2/16 1:19
ゆきんこ[group]自由詩1*07/2/15 1:14
君の全て自由詩3*07/2/15 1:09
誰より君自由詩2*07/2/15 1:08
「ラーメンは冷めないうちにお召しあがりください。」自由詩2*07/2/8 23:45
恋文自由詩0*07/2/5 23:29
ため息と夕日と不器用自由詩4*07/2/5 23:27
終わりを生きる自由詩5*07/2/3 22:50
続・空想自由詩0*07/2/2 10:53
笑う自由詩2*07/2/2 0:07
僕を盗む「本物」自由詩3*07/2/1 1:09
僕を映す鏡自由詩1*07/2/1 0:08
カメレオンの一日[group]自由詩1*07/1/30 23:57

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