排気ガスの悪臭  
汚れた空気に濁った瞳
耳障りな音に疲れた肩の群れ
誰もが視線を外し足早に歩く街

駅と駅をつなぐ橋の終わりのほう
突然現れた赤い観覧車

もしも足を止めなかったなら ....
引っ張ると真っ暗
完全な真っ暗

そして
そのまま目を閉じた僕
どうせ何も見えやしない

それなら目を開けていようがいまいが同じこと

そして
そのまま眼を閉じた僕
 ....
そこは時計のないレストラン 
老いた小さな店内で働くのは 
老いた小さなおばちゃんひとりだけ
客が五人も入ればおばちゃん大忙し

時間を気にする僕 
飯が出るまで本でも読もう。

 ....
         「こんな灰色の世界じゃ夢なんて見れない」
          そう吐き捨てベッドに倒れ意識をなくす



           ぼうっとした頭に言葉が降ってくる


 ....
うれしくてうれしくて 走り出したとき
悲しくて悲しくて 泣き出しそうだったとき
切なくて切なくて 何にも手がつかなかったとき


ぼくはいつでも空を見上げていた気がする


ち ....
心の深みに入って話をするのが苦手なイルカ
太陽や月の光が届くほどに浅い場所しか泳げない
そこは優しさに包まれる明るい場所
だけどどこか不安定な場所

浅い付き合いをするのが苦手なサメ
 ....
すやすやと白猫の身に冬籠り                わたがし

               夏祭りの日
            君に逢う為だけに並んだ
            君と話すためだけに並んだ
 ....
淡き恋月を浮かべし君の瞳に 自分さえよければいいのだと
平気で人に投げつけるナイフ
一度ささったナイフはなかなか抜けない

みんなが幸せならそれでいいと
心をこめてつくってあげるシチュー
一度飲んだシチュ ....
青の詩人(100)
タイトル カテゴリ Point 日付
赤い観覧車自由詩3*07/1/30 23:53
暗順応自由詩1*07/1/30 23:47
とけいのないれすとらん自由詩3*07/1/29 18:55
自由詩2*07/1/29 17:12
空想[group]自由詩3*07/1/29 17:09
8秒に一度息を吸い込む動物[group]自由詩2*07/1/28 15:03
すやすやと俳句0*07/1/26 18:09
わたがし自由詩6*07/1/26 18:00
淡き恋俳句3*07/1/26 2:18
言葉自由詩3*07/1/26 1:56

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