言葉のはじまりが 歌だったなら

世界はどんな風に 変わっていただろう



壁画のはじまりが 言葉でなくて

絵のはじまりだったら どんな世界になっていただろう



石を彫 ....
わたしのお家にはおおきな窓があってね

その前にすごくちいさな廊下があるの

そこで ひなたぼっこしてあなたを想っている

お茶とお菓子を用意して 何時間もそこに

上着を羽織って ....
こころから溢れてくる そのままの言葉を

あなたの胸に届けたい 形を変えずに伝えたい

季節の流れ 秋は歌う 木々は色づき 秋桜 咲いて

涼しい風は爽やかで 何処からともなく鳥の ....
わたしの神さまは 光にしようかしら

綺麗なまあるいものにしようかしら ううん わたしのために命を失ってしまう食べ物にしようかしら

神さまは やさしく 与え続けてばかり

わたしは光 ....
風の声を聴いたら 明日が見える気がした

下り坂で 躓くこと

立ち止まれることでもある


痛くて 痛くて 痛くて だけど

もう 転がらずに ひとやすみ

木陰に座る
 ....
不器用に生きていて 素直に生きていて

あなたの気持ち そのままで

音楽をしたければ おやりなさい

演劇をしたければ おやりなさい



うまく生きようとしないで 生活に ....
雨の庭で 虹色の鳥を見たの

わたしは パンを取り出した

瞳は おおきく まあるくなり

翼を ぱたぱた させました



デニッシュパンも あるわよ

ちいさく ちぎっ ....
疲れた羽根を 閉じて 泣いている 天使たち

寄り添い合って 木に集う 鳥に慰められてる

月明かりと おしゃべり 束の間の楽しい時間

神さまがつくった人間 争うことを好むばかり
 ....
s o r a  a m e

        。

   。

          。

       。


  。
            。

   ....
      あなたは鳥


          わたしは空気


            空気はなにもできない


            だけど、


        ....
わたしの脳に誰かがベジェ曲線を描いている。
そう、これからわたしは胡桃になるのである。
幾重にも曲線が描かれ、その細い糸はわたしの想像を拘束する。
リターン 。 …120度 。
リターン  ....
風に吹かれて 緑が揺れる
春は君への 小さな便り
届きませんか この並木道
ここから一度 始め直すよ


ふわふわ綿毛 小道に降りて
忙しそうに くるくる回る


風に吹かれて 木 ....
自分の感情がわからない

わたしの存在は 何処へゆくの

世界は色を薄めてゆき

不安なこころが世界を覆う

あなたは何処にもいないから

消えてもいいんだよ と。

まるで  ....
「あなたはいい人に見られたいのかしら?」
「悪く見られるよりはね」
「どうかしてるわ」
「どうかしてる」
「昨日、九龍城砦に行ったの」
「夢の話?」
「コンクリートの山の上で、煙草を吸 ....
たとえ 僕の目が 病気で失われたとしても

僕は あなたの顔を ずっと覚えている

たとえ 僕の手が 事故で失われたとしても

足を 使って あなたを抱くでしょう

たとえ この宇宙が ....
魚の小骨が咽に刺さった

僕はあんぐり口を開ける

人差し指と親指で小骨を取ろうとする

その姿はまったく滑稽で

君を十分に笑わせる

僕は解剖学を学ぶべきだったと考える

 ....
触れ合う木の葉音
高い空を見上げる
言葉はそこになく
風はただすり抜ける
なだらかなサイクル
優しさの温もり
確かな偶然
僕の森に 与えて


流れゆく水の音
陽だまりが浮か ....
あなたに逢えたらマフラーみたいに抱きついてやろう
暖かな場所をふたり求めて
ちいさな喫茶店に入る
ふたつ お茶を頼んで
わたし角砂糖を落とす
泡の中に恥ずかしがりの気持ちが見える
あなたの ....
時を旅して出逢ったふたり
お互いの写真をこころで持っていた
二枚の写真を重ねあわせることができたなら

夢で逢えた 君
河原を一緒に歩いたね
冬風はとても寒くて
ポケットに二つの手を入れ ....
落ち着いた声で、「おはよう」と言われると
また夢の中へ入りそうだった
眠気を堪えて
僕は
「おはよう」と言いました
まるで、百年前から言い続けた言葉のように



ピアノを流して
 ....
和泉蘆花(20)
タイトル カテゴリ Point 日付
お星様に手紙を自由詩107/10/17 13:15
ソ ラ ヒ ナ タ自由詩007/10/17 13:14
秋の朝自由詩107/10/9 7:12
そこにあるもの自由詩107/10/9 7:11
この星の中自由詩107/9/28 7:24
勇気自由詩207/9/28 7:23
虹色の鳥 〜雨の日たのし〜自由詩207/9/19 5:11
手の温もり自由詩107/9/19 5:09
sora ame自由詩107/9/10 4:45
鳥と空気自由詩007/9/10 4:45
可能世界と現実世界自由詩107/2/27 9:43
空の色自由詩807/2/12 0:27
行方不明の感情自由詩207/2/11 2:10
九龍城砦[group]自由詩107/2/9 13:42
ラブレター自由詩507/2/8 15:58
ある日の新婚生活自由詩507/2/7 7:11
僕の森自由詩607/2/6 13:26
角砂糖自由詩307/2/5 13:00
花夢人自由詩207/2/3 7:59
百年前の朝自由詩107/1/30 16:43

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