静けさの中に幸福を見つける
 幻聴も不安な要素も何もない世界
 命が永遠に感じられる
 眠りの崖がすぐそこまで来ている所
 僕は安心して墜落できる
 車の走り去る音も二階を包む異様な空気の ....
 三月上旬の日溜まりの中は
 時間の経過を感じさせない
桜の花はまだ咲いていない
 僕は記憶喪失で
 この日溜まりと十二月上旬の日溜まりの違いを見出せない
 君は何処に行ったんだろうか
 ....
 彼はネットを流離うネット詩人
立ち寄った場所に掲示板があれば 何処とも構わず詩を書き残す
 彼の行き先を知る者はいない 当然本人も分からない
 気のままに無限のサイトを回り 足跡を残してい ....
 時空を越えて 君とインターネットで会話をしている
 君はまだ死ぬ前で 出逢う前の僕と知らず会話している
 君は僕と出逢った時 インターネットの中に好きな人がいるって話していたね
 それは僕だっ ....
 君を失ってしまった
 ある日急にいなくなったのだ
 警察にも捜索願を出した
 けど七年経っても見つからなかった
 結局死亡届が出た
 僕と君は結婚していた
 収入は無くても僕と君は一緒に ....
 現実と現実の間 それは夢
 僕は現実と現実を鼻の先 夢を喉の奥に感じる
 現実と夢を物体化している 世界は全て僕の頭の中か
 君と切磋琢磨したい 僕はまだ山の麓にいるのだけど
 宇宙は世界を ....
 僕は君を見ていた 君は夕日を見ていた
 凄い早さで燈黄色に焼けた雲が流れていく 君は美しい
 「この丘、夕日がとても綺麗ね。なんだか心が洗われるよう。海に沈んでいく夕日を見たのは生まれて初めてだ ....
 僕とクラスメイトの彼は困っていた不思議なお爺さんを助けて月から行く不思議な世界のことを教えて貰った
 不思議なお爺さんは実はサンタクロースで 翌日僕らの家に不思議な世界への乗車切符が届いた
 ....
 雪が解けたら君の街まで行こう
晩秋の夜に君と春までのお別れをしたんだ
 動物達は冬に備えて食料や栄養をたっぷりと蓄えていた
 植物達は短い一生の終わりに未来へと繋ぐ子孫を残していた
 ....
 人の為に詩を書くなんて
 気分が悪い
 それは自分に自信が無いからだ
 もっと勉強すればきっと自信もつき 上手くなるはずだ
 そうすれば胸を張って人の為に詩を書くことができる
 無限の創造 ....
 僕は「未来」を目指して歩き続けている
 君がいる「未来」という場所を探している
 あの山の峰の奥にある雲の光の上にあるのかい?
 冗談じゃないさ いくら経ってもあの向こうに辿り着けないじゃない ....
 恍惚とした光があの向こうから溢れだしている
 あの方向は確か「未来」だったかな?
 私は地図もコンパスも持っていない でも分かる
 あの向こうには「未来」が私を待っている
 「過去」に決別し ....
 光風霽月な心臓(こころ)
君の存在で僕は息を吹き返したんだ
 捨て犬同然だった全てを失っていた僕を
 ここまで愛してくれた
 ここは僕と君二人だけのエデン
 純白で始まりの場所 無限に ....
 夢の中のホテルの中
 君への想いは朽ち果ててしまった
想いを吐き出す心が疲れてしまったのだ
 異常に広いスイートルームでウィスキーを飲みながら彼女を待っている
 話が終わり彼女から言って ....
 鏡で右眉を見るとある情景を思い出す
 それは小学校の近くにあるセブンイレブンだ
 町は密封されていて しんとしていて 根雪が積もっている
 正月だからだ
 僕は行く当ても無いまま町から町へと ....
 恐怖を生み出しているのはこの比率のせいだ
 胃が縮み上がるような恐怖で迫り来る
 僕は恐怖に脅えているのではなくその比率のビジョンの恐怖に脅えているのだ
 その後 僕は無限にある恐怖をランダム ....
 最愛なる彼を亡くした彼女はその悲しみを詩で表した
 彼女は詩人だった
 絶望感や悲哀感を彼へのストレートな想いで綴った
 彼女の詩を読んだ人々は皆涙した
 反響が大きくなるにつれ彼女の人気は ....
 君に会えることを願って
 僕はキーボードを打ち続けるよ
 だってそれしか無いんだもん
 生命の喜びに包まれた春を越え
 君の心の色をした空が輝かしい夏を越え
 死と儚さを冷たい雨が叩きつけ ....
 夢の波止場に着くと
 僕は簡易な船を降りた
 空は真っ白で波止場はチャコールグレーだった
 やけに落ち着いた人々が行き交い
 さっぱりとした潮の香りで満ちていた
 この何の変哲もない空は僕 ....
 今年はいっぱい詩を書いたなぁ〜
 でもイチローの安打数より少ないな〜
 約半分ぐらいだもんな〜
 でも詩とヒット数を比べるのもなんだな〜
 あっちの方が断然難しいし
 あっちはそれでご飯食 ....
 踏切前のジュースの自販機の横にいつも君は立っている
全身の血を抜かれたような青ざめた顔でじっと僕を見ている
 何か懇願しているように見える
 僕は足早に立ち去る しかし君は視線で僕の腕を離 ....
 記憶と夢の中でしか君に会えない
 潮風に髪の毛をはためかせ 海の声に耳を傾ける君
 何と君に囁きかけているの?
 君の命がもう無いことを神様はどう思っているのかな?
 ただの運命だとしかお考 ....
 チャップリンが団長のサーカス団
 経営は滅茶苦茶に苦しい
 くたびれた乞食同然の団員や動物の大群を連れて世界を放浪している
 まさに放浪紳士云われる所以である
 団員にはやたらと厳しいくせに ....
 空から優曇華の雪花がぽつらぽつらと舞い降りてくる
 三千年に一度の奇跡がこの世界を埋め尽くす
 それは君が無事に成仏できた証拠だろう
 君は仏になったの? それともまだ生死流転しているのだろう ....
 宇宙 影 愛 隔絶 死 音楽 妄想 幻聴 君
 絆創膏の指輪をしながらキーボードを打つ
 君に綺麗で儚い想いは届いたかな
 千の物語を知っているそうだ
 そのエキスを組み合わせて新たな世界を ....
 全身包帯姿の艶やかな君の 心の願いが叶う歌に耳を澄ませるよ
 痛々しい 螺旋状に薔薇が巻き付いているようだ
 大地の強靱な風が清め対となって上空へ舞い上がる
 橄欖色の草原で耳許に髪をかき上げ ....
 執拗に降り注ぐ雨
 僕に親しみを持った軒下で歌っている
真っ赤に痛む心は鼓動するよ
 当たり前にリピートする曲を聴きながら
 ベースの音に吸いつけられるように首を振っている
 丸みを帯 ....
 森の中では詩人達が集まって祭をやっている
皆豪勢な食べ物と酒を呑みながら自分の詩を発表して意見を交わし推敲してもらったりしたりしている
大抵の詩人はドワーフだ 美しい人間の女性の詩人もい ....
 彼女を死なせてしまった罪なんて背負って生きないでって
 君は泣きながら僕に言ってくれた
 空は悲しみ色に染まって大地を包んでいる
 あの時からずっとあのまま
 最後にお別れしたあの郵便局は
 ....
 体が熱い
 熱病にかかったようだ
 一ミリも動けない
 君を想う気持ちがこんなにも苦しいものだったなんて
 最高の片思いだ
 僕の想いが飛んでいって体を冷まし君の元に届けばいいのに
 こ ....
はじめ(257)
タイトル カテゴリ Point 日付
静けさの中の幸福自由詩2*07/3/22 5:44
日溜まりの中で自由詩5*07/3/21 5:44
さすらいのネット詩人自由詩0*07/3/21 5:43
ネット恋愛自由詩3*07/3/21 5:42
君を失った世界自由詩5*07/3/20 5:43
羨望と氷結の世界自由詩2*07/3/20 5:42
自由詩5*07/3/20 5:41
夢の世界自由詩5*07/3/19 5:41
自由詩9*07/3/19 5:40
永遠の詩自由詩5*07/3/19 5:39
未来2自由詩1*07/3/18 5:36
未来自由詩1*07/3/18 5:35
心臓(こころ)自由詩1*07/3/18 5:34
268番のK自由詩2*07/3/17 5:35
眉毛から思い出す或る情景自由詩6*07/3/17 5:34
脳から自我まで:脳からジャスコまで自由詩0*07/3/17 5:33
噛めば噛むほど味の出る歯自由詩4*07/3/16 4:32
近くて遠い真実の君自由詩0*07/3/16 4:31
自由詩5*07/3/16 4:30
行く年来る年自由詩1*07/3/15 4:30
新春自縛霊自由詩0*07/3/15 4:29
君という名の愛自由詩2*07/3/15 4:29
サーカス自由詩0*07/3/14 4:16
午前三時の優曇華自由詩1*07/3/14 4:16
大切なもの自由詩2*07/3/14 4:15
深奥の桔梗自由詩2*07/3/13 4:14
実験的感覚的その3[group]自由詩2*07/3/13 4:13
カーニバル自由詩5*07/3/13 4:13
Hello,Again 〜昔からある場所〜自由詩1*07/3/11 18:03
それでいいんだ自由詩4*07/3/11 18:02

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