短くなった煙草を
あらいかべに擦りつけて消す

先っぽの火種は地面に落ちて
必死に輝く

まだ終わりじゃない
そう自分に言い聞かせて

最後の少しの命を光に変えて
自分を奮い立たせ ....
街が凍る

どこまでも白く輝く

ここではカラスも鳴かない

太陽の乱反射でビル達が輝く

キラキラ

キラキラ

美しくも冷たく

吐く息の白ささえ悲しみを連れてくる
 ....
繋がりを持てたあの日から

喜びを分かち合えた事が嬉しくて

共に闘えたことが生きがいで

負けたりした日は

悔しさと悲しさが分かち合えて

それもまた嬉しかった

共に手を ....
電波が入らない

電波が入らない

依存していることに今更気づいた

電波が入らない

隔絶された世界で

孤独を感じる

空は吹き抜ける秋晴れだけど

吹き抜ける風の寒さ ....
僕の心に君の声が響く

強く弱く

遺伝子を浸して染めていく

激しく優しく

それは何百年も前から

そう、僕らのご先祖からだ

存在していた確かな事

世界中で何秒に一 ....
不意にあることがなくなってしまった

なにもやることが起きず

このまま時間だけが過ぎていくのかなと思ったとき

理解してしまった

人間がどんなに抵抗しても逃げられない束縛

時 ....
水面の乱反射のダイヤモンド

口元からこぼれる旋律

奏でる、踊る

優雅に、力強く

凛とした姿に

大海を優雅に泳ぐ海の王様のクジラ

でも王様は水があると夢を見ない

 ....
もう初夏だと言うのに

凛と張りつめた世界

雲は今にも泣き出しそうで

僕の吐く息はほんのり白く曇り

僕の方が泣き出しそうだ

海は灰色に染まって

何者もの侵入を頑なに拒 ....
何かを無くしてしまうかもしれない

小さい頃から感じていた不安

何かはわからないけど不安で

不安で不安でしょうがなかった

でもいつ、どこで

それを無くすかなんてわからなくて ....
今部屋にいます

煙草を吐く煙で
輪っかを作る練習をしています

結構上手くなりました
輪っかは空中で漂ってます

一瞬君を思い浮かべながら
煙を吐き出すと

煙の輪っかは歪んで ....
なにも愛さない

なにも愛せない

夏の木の緑の葉だって
冬になれば枯れて消えてしまうなら

青く輝き広がる海だって
冷たく僕を拒むのなら

愛さない方が良い

町を歩く猫や犬 ....
君は何も言わなかった
初めて会った時も

ただただ僕を見て
ただただ体が冷えていた

泣き顔とも笑顔とも言えない顔をして
こっちを見て
白い息を吐いていた

朝は朝もやの寝巻きを羽 ....
何で我慢するの?

男だから?

かっこ悪いから?

弱いと思われたくないから?

良いじゃない

泣いたって

ベタな例えかもしれないけど

あの雲だって

貯めこめ ....
部屋の隅に溜まる溜息

あんなに膨らんで

片付けたいけど

片付ける道具が無いんだ

ここに来て何回溜息を吐いたろう

去年まで

あんなに楽しく感じたGWだって

今年 ....
小学校になる前

僕はここで育ったんだ

あれから10数年

すっかりとこの街は高いビルが立ち並び

昔の面影を消そうとしていた

僕の成長に合わせて

町も成長しているのが分 ....
夢の中のぼくたちは二人で歩いてるんだ
でも途中で道が裂けてしまって
僕と君は離れ離れになってしまう

君は僕の事を振り向きもせずに前に進んでしまう
必死で声を張り上げた時
そこで夢が覚める ....
安心できる呪文

心が張り裂けそうな時
パンパンになった心のガスを
抜いてくれる呪文

焦ってる時
グルグル回る世界を
止めてくれる呪文

緊張してる時に
張りつめた気持の糸を
 ....
僕は寝るのが好きだ

でも夢を見る事があまり好きではない

特に良い夢が、だ

いやな夢は
夢の中で「何で俺はこんななんだろう」
と苦しむだけである

良い夢は
夢の中での幸せの ....
高いビルが立ち並ぶ町
そこには夜がない
一日中街を機械制の蛍が飛び交い
一日中機械製の蝉が鳴き続ける

全く
落ち着かないじゃないか
どこか遠く静かな場所へ行きたいよ


そう思っ ....
暗闇に起きる朝

憂鬱な一日の始まり

刺激の無い無機質な日々が始まる

差し込む日差しは傾き色を変える

何をする訳でも無く続く心臓の鼓動

機械的な運動を繰り返す臓器たち

 ....
新しい世界にやってきて

新しい事が沢山あるけど

怖い事が沢山あるけど

いつまでも怖がってちゃあダメだ

必死にみんなに溶け込もう

新しい物を取り込もう

すべてを自分の ....
人間は暗闇から逃げるように火を使う

人間は自分達が信じられず怖いから
魔女狩りをする

人間はほかのより優位に立とうとして
位をつける

人間は身分が下の者が氾濫するのを恐れて
も ....
僕らが歩く道のなかで
少しの夢を見たって良いじゃない

先がどんな荒波の海かわからないんだから
少しの夢ぐらい構わないでしょ

でも見すぎはしない
自分だって知ってるさ

夢を見すぎ ....
空気の悪戯
シートに押し付けられる

金属の塊がフワリ
風に乗る

地上の皆さん
さようなら

雲の皆さん
こんにちわ

雲の行列
散歩中

近くにいぢわる黒雲君

 ....
なんだか好きだ

来た物を引き寄せる

嫌な事を考えなくてすむ

これを引いて
押して

何か考えれば手元が狂う

これを叩いて
あれの中に入れて
潰して

何か考えれば ....
降り注ぐ雨に光が照らし
それはあの流星群のように輝いた
あの流星群は夢を食う虫

どこで無くしてしまったの?

どこで無くしてしまったの?

降り注ぐ流星群は
あちらこちらで

 ....
一度は挫折したんだ


最初はそんな気なかった


期待に胸をふくらませて
毎日に光の様に輝いて
いつまでもこんな日々が続いてくんだろう

そんなことを考えていたんだ


だ ....
足もとばかりを見る目なんかいらない


周りばかり気にする目なんかいらない


ただ


どこまでも未来をまっすぐと見る目と


それを信じて前に進む様な


強い気持ち ....
見ることで広がる景色

古びて黄色がかったキャンパスに
薄い紅を敷き
遠くで光るピンポン玉
遠くに広がる影達


聞くことで広がる景色

水たまりに落ちる雫の一滴
木々たちの話声 ....
雄大な景色を前に感じてしまうノスタルジー

誰でも感じてしまう哀愁

胸を締め付けられるような悲しみは

一時の喪失感を感じさせる

この感覚を忘れたとき

人は

大人になる ....
テルテル坊主(124)
タイトル カテゴリ Point 日付
ここで燃えた軌跡自由詩007/11/29 0:49
街が凍る自由詩007/11/13 1:41
繋ぎ自由詩107/11/6 5:08
携帯電話自由詩5*07/10/30 19:27
愛の言葉自由詩1*07/10/25 20:32
不意な経過自由詩1*07/9/4 0:29
くじら自由詩1*07/7/9 20:39
こないだの海日記自由詩007/7/2 21:40
不安自由詩1*07/7/2 21:32
煙草のハート自由詩4*07/5/22 18:24
何も自由詩3*07/5/22 18:17
冬、春、君自由詩3*07/5/13 13:20
泣けば良い自由詩4*07/5/13 12:50
今日思った事自由詩3*07/5/11 0:07
自由詩5*07/5/9 22:31
正夢、その続き自由詩1*07/5/8 23:46
ケセラセラ自由詩1*07/5/8 23:30
見る夢自由詩2*07/5/7 23:58
都会中毒自由詩1*07/5/7 23:36
今日自由詩1*07/5/6 1:30
新しいこと自由詩1*07/5/6 0:29
立ち上がれ人間自由詩0*07/5/3 0:22
夢は薬自由詩2*07/5/3 0:01
飛行自由詩1*07/4/28 1:35
機械作業自由詩1*07/4/28 1:22
流星群自由詩0*07/4/27 13:40
もう一度自由詩0*07/4/26 20:54
目と意志自由詩1*07/4/26 20:42
感覚自由詩1*07/4/26 1:39
哀愁に生まれたモノ携帯写真+ ...2*07/4/24 23:16

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